渡良瀬遊水地

湖沼

日本最大の遊水地で自然観察ウォーキングを満喫!

総面積3300万平方メートル、総貯水容量2億㎥にも及ぶ、日本最大の遊水地。栃木県南端の渡良瀬川下流に造成されたもので、貴重な動植物が生息していることから、2012年(平成24)にはラムサール条約の登録地になった。池の外周に整備された広い遊歩道を歩き、自然観察を楽しもう。

熱気球が飛んでいることも。レジャー、スポーツの利用日程はウェブサイト参照} 熱気球が飛んでいることも。レジャー、スポーツの利用日程はウェブサイト参照

昭和初期、鉱害対策のために造成

栃木と群馬、茨城、埼玉の4県にまたがる渡良瀬遊水地。栃木県日光市と群馬県沼田市の境にある皇海山(すかいさん)を源流とする渡良瀬川下流に広がる湿地帯で、明治期の洪水による足尾銅山の鉱毒対策のために造成された。上空から見た際に貯水池である谷中湖がハートのような形に見えることから、遊水地内の一帯はハートランドと呼ばれ、ビジターセンターや展望台、史跡、子ども向けの広場などが整備されている。日本一の面積を誇る遊水地だけに、まずはビジターセンターや資料館で渡良瀬遊水地の成り立ち、生息する動植物や参加できるアクティビティなどの情報をゲットしたい。

渡良瀬遊水地湿地資料館では生息する動植物のパネル展示や渡良瀬遊水地の歴史を紹介} 渡良瀬遊水地湿地資料館では生息する動植物のパネル展示や渡良瀬遊水地の歴史を紹介

自然、レジャー、運動など楽しみ方満載

遊水地ではカヌーやボート、スカイダイビングなどの自然を生かしたスポーツやウォーキング、サイクリング、BBQなど、思いおもいの時間を過ごす人々の姿があり、まさに市民の憩いの場といった雰囲気。谷中湖を北ブロック・谷中ブロック・南ブロックに分け、フィッシングやウォータースポーツに親しめる区域が決められている。自然観察を目的とした散策なら南ブロック南端にある谷田川橋駐車場から、展望台や子供広場などがある北ブロック北端まで。観察しながら歩くと2時間ほどになる。子供広場ゾーンの近くにも駐車場があり、4時間400円から利用できるレンタサイクルもあるので、自転車で湖中央の橋を渡り半周するのもオススメ。爽快なレイクレジャーを満喫しよう。

北ブロックではさまざまなウォータースポーツに親しむ人の姿がある} 北ブロックではさまざまなウォータースポーツに親しむ人の姿がある

谷中湖子供広場レンタサイクルセンター。月曜定休(要事前確認)} 谷中湖子供広場レンタサイクルセンター。月曜定休(要事前確認)

北ブロックから南ブロックへつながる遊歩道の様子} 北ブロックから南ブロックへつながる遊歩道の様子

珍しい動植物の宝庫を散策

渡良瀬遊水地は湿地特有のヨシ群落、オギ群落を中心に保全されており、国際的にも価値のある自然環境が認められ、2012年(平成24)7月にはラムサール条約の登録湿地にもなった。確認された植物はなんと1000種類にものぼり、そのなかにはトネハナヤスリやハナムグラといった絶滅危惧種も65種あるという。毎年行われるヨシ焼きなど地域における環境保全の取り組みもあって、全国でもまれな自然環境が守られてきた。ほかにも昆虫は約1700種・内絶滅危惧種67種。野鳥は272種・内58種の絶滅危惧種が確認されているそう。めったに出合えない生き物や植物を見つけられるかもしれない。

渡良瀬遊水地総面積の約半分を占めるヨシ原。3月下旬にはほぼ全域でヨシ焼きが行われる} 渡良瀬遊水地総面積の約半分を占めるヨシ原。3月下旬にはほぼ全域でヨシ焼きが行われる

遊水地内では多種多様な植物が見られる。写真は準絶滅危惧種のチョウジソウ} 遊水地内では多種多様な植物が見られる。写真は準絶滅危惧種のチョウジソウ

冬には絶滅危惧種IB類に指定されているオオタカ、チュウヒの姿も} 冬には絶滅危惧種IB類に指定されているオオタカ、チュウヒの姿も

スポット詳細

住所
栃木県栃木市藤岡町藤岡1778 map map 地図
時間
[3-10月]9:30-17:00
[11月]9:30-16:30
[12-2月]9:30-16:00
休業日
月(祝の場合は翌日)、年末年始(12/29-1/3)

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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