岩崎屋
シンプルだからこそ奥が深い、上州太田焼きそば
安い、うまい、ボリューム満点!
北関東を代表する工業都市・太田。戦後には全国各地から多くの人が出稼ぎに訪れ、その労働者によって持ち込まれ広まったのが「上州太田焼きそば」のルーツだといわれている。安くてボリューム満点。誰もが親しみやすい味で、麺がのびにくいのも忙しい労働者に好まれた理由の1つだろう。太麺、各店こだわりのソース、キャベツの組み合わせが「太田焼きそば」のスタンダードだが、これといって決まりはない。市内には多くの焼きそば店があり、オリジナリティあふれる焼きそばを提供している。なかでも、真っ黒なソースと極太麺で強いインパクトを放つのが、1957年(昭和32)創業の「岩崎屋」。屋台から始まり、現在は3代目・岩崎裕一さんが創業時からの味を守り続けている。
見た目と味わいのギャップを楽しんで
「焼きそばはソースで食べるもの」が、岩崎屋の信条。具材はキャベツのみとシンプル。追加トッピングのメニューもない。サイズが「小」から「特に名はないの上」(7人前)まで10段階あるのがユニーク。普通の1人前なら「中」を注文しよう。味の決め手となるソースはウスターソースをベースに独自に調合したもので「レシピは秘密」と岩崎さん。真っ黒な見た目からこってりとした味を想像していると、よい意味で裏切られる。どちらかというとさっぱりとしたやさしい甘さ。一般的な焼きそばの2倍ほどの太さの平打ち麺は、箱型の鉄板で10分以上かけて蒸し焼きにすることで、モチモチの食感を生み出している。卓上にもソースが置かれており、こちらはとんかつソースがベース。途中で投入すれば、味変を楽しめる。
十麺十食。食べ歩きを楽しもう
「太田焼きそばは、十麺十食。同じ味はふたつとないので、ぜひ食べ歩きを楽しんでほしい」と話すのは岩崎屋の2代目・喜代次さん。2002年(平成14)に発足した「上州太田焼きそばのれん会」には20店舗以上が加盟。加盟店の紹介や「焼きそばマップ」が載ったガイドブックも作成されており、同会のウェブサイトからダウンロード可能。太田市観光物産協会に問い合わせれば郵送もしてくれる。太麺や細麺、甘いソースやスパイシーなソース、洋風や中華風など実にさまざま。焼き方やトッピングにも工夫が凝らされ、同じ焼きそばでもこんなに違いがあるものかと驚かされる。いろんな店をまわって好みの味を見つけてみてはいかがだろう。
スポット詳細
- 住所
- 群馬県太田市寺井町697-8 地図
- エリア
- 東部エリア
- 電話番号
- 0276370258
- 時間
- 11:00-18:00
- 休業日
- 火、年末年始(12/31-1/3)
- 駐車場
- あり(20台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 真っ黒い焼きそばは懐かしい名物
- 昔からあります。近くに祖父母の家があり新聞紙に包んだ熱々の真っ黒い焼きそばは遊びに行った時の定番でした。店内で食べたことはないのですがテイクアウトしています。今はプラスチックの容器におしゃれに入っています。甘めのちょっとあるキャベツが当たりのようで変わらない味は懐かしいです。
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- 食事というよりおやつ感覚
- 少し時間の経過したお持ち帰りは食べたことあるのですが、色のわりには冷めてしまうと塩気が無くなるため好印象はなく、今回はお店で食事しました。コロナ禍で店内飲食の場合は入店時に検温と手指消毒あり。さて、焼きそばですが、妻は中、私は特大。特大で市販の焼きそば2玉くらいでしょうか?具が少な目のキャベツのみで、肉などが入っていないため、油分も少なく(食べ終わりに皿にも油は残らず)塩気も控え目なので...
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- 昭和の味変わらず
- 群馬のソールフードです。特別美味しいとかではないです。昔のまま真っ黒の麺には探さないとないくらいのキャベツのみ。目玉焼きとか肉など余計なことは一切しません。作り置きしないせいなのかとにかく時間がかかるのでテイクアウトは電話予約をお勧め。昔のように新聞紙と油紙に包んで欲しいなあ。プラスチック容器は似合わない昭和の食べ物です。ここでしか食べられません。ご賞味あれ。
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