蔵の街遊覧船
たゆたう小舟に身を任せ、小江戸情緒をゆったり満喫
蔵の街の礎を作った舟運の歴史に触れる
江戸時代後期、この地域は巴波川の舟運を基盤に隆盛を極めた。その始まりは1617年(元和3)、徳川家康の霊柩を久能山から日光山へ移す際に、荷物を巴波川の栃木河岸に陸揚げしたことに端を発するといわれている。それ以後、都賀舟という底が浅い小舟が巴波川上を往来し、江戸との交易が盛んになった。塚田家をはじめ商人は貴重な品を収蔵するための蔵を競うように建てていたそう。そのようにして、蔵の街と呼ばれる風情豊かな街並みが形成されていった。
昔ながらの「都賀舟」で巴波川を約25分の遊覧
蔵の街遊覧船は当初、観光客を乗せる目的というよりも、仲間内で「昔の巴波川を再現してみようか」と、なんとなく船を浮かべてみたのがきっかけなのだそう。そのうちに街を歩く人々から声をかけられるようになり、乗ってみたいと希望する人も増えてきたためにNPO法人を立ち上げ、その活動を観光資源として生かしてきた。運航日も最初は休日のみだったが、現在では悪天候時や年末年始など特別な場合を除き毎日運航。使用するのは昔ながらの都賀舟で、巴波川内で蔵の街並みが続く範囲を約25分間遊覧する。
地元の有志で立ちあげた、小江戸と呼ばれる街の風情を存分に堪能できる遊覧船。テレビドラマや映画、CMのロケ地としてたびたび登場する非日常の景色と、おもてなしの心に癒やされる。
『栃木河岸船頭唄』が巴波川でこだまする
蔵の街遊覧船の乗船申し込みは「塚田歴史伝説館」に隣接する待合所で。鯉のエサを販売しているので購入しておこう。レンタルしている編笠をかぶれば、よりタイムスリップ気分を味わえる。蔵が連なる情緒ある街並み、カモや鯉が泳ぐのどかな川面の景色に心が和む、25分の船旅。船頭は舟をゆるやかに漕ぎながら、栃木や巴波川についての歴史、地域にまつわる話を聞かせてくれる。ゴールが近くなると船頭による『栃木河岸船頭唄』が始まる。乗船前に受け取るチケットに歌詞が書かれているので、ぜひ声を合わせて一緒に盛りあがろう。
スポット詳細
- 住所
- 栃木県栃木市倭町2-6 旧喜多川邸内(塚田歴史伝統館隣) 地図
- エリア
- 足利・佐野・栃木エリア
- 電話番号
- 0282232003
- 時間
-
[冬]10:00-15:00
[夏]10:00-16:00 - 休業日
- 雨天運休、他不定休あり
- 料金
-
【運賃】
[大人]1,000円
[子供]700円
[犬]300円
※詳細はHPをご確認ください - 駐車場
- あり(3台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(乗船は不可)
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- 雨天運休
情報提供: ナビタイムジャパン
アクセス
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