妙義山

初心者もベテランも楽しめる登山。下山後の楽しみいろいろ

九州の耶馬渓や四国の寒霞渓と並ぶ日本三奇勝のひとつに名を連ねる妙義山。「日本二百名山」や上毛三山のひとつでもあり、「日本百景」にも選定されているなど話題の多い山だ。周辺は、牧場、温泉など楽しめる場が点在。ふもとの下仁田町は、殿様ねぎと呼ばれる下仁田ねぎの産地でもある。

近代登山発祥の地とされる妙義山} 近代登山発祥の地とされる妙義山

天狗や仙人伝説が残るワイルドな山

妙義山は、上毛三山の赤城山や榛名山と同じように、いくつもの峰々の総称。金洞山(こんどうさん)、白雲山(はくうんざん)、金鶏山(きんけいざん)の表妙義と、谷急山(やきゅうさん)、丁須の頭(ちょうすのかしら)、御岳等の裏妙義からなる。表妙義で最も高い白雲山相馬岳でも標高は1104m。冬に雪に見舞われることが少ないため、年間通してクライマーが訪れる人気の山だ。見るからに畏敬の念を感じさせる独特な山容ゆえ、古くから神々の下り立つ山として信仰を集め、修験者の信仰の場として知られた。今でも天狗や仙人などの伝説が残っている。
「下仁田町、富岡市、安中市の3市町にまたがりますが、場所によって見え方が異なるのも魅力です」と話すのは下仁田町役場の担当者。下仁田からは奇石・奇岩が多い金洞山と金鶏山が見えるためゴツゴツと荒々しく、富岡市からは妙義山のなかでも最も大きい白雲山が中心となってダイナミックに、安中市からはどっしりとした山容という。周囲は、妙義荒船佐久高原国定公園に指定されており、豊かな自然に包まれている。

紅葉の季節の第四石門から見える「大砲岩」} 紅葉の季節の第四石門から見える「大砲岩」

新緑の季節の大砲岩も美しい} 新緑の季節の大砲岩も美しい

ベテランも子どもも楽しめる多様な登山道

妙義山をダイレクトに楽しむなら、おすすめはやはり登山だ。初心者やファミリーは、石門コースからチャレンジしよう。中之嶽駐車場に車を停めて、5分ほど歩いたところに石門登山道入り口がある。自然が造った見事な4つの石門と、ところどころにある鎖場でアドベンチャー気分を味わえる。第四石門の奥に見えるのが、大砲岩。近辺にはロウソク岩、ゆるぎ岩など、名前も形もユニークな岩が立つ。鎖場の苦手な人は、迂回ルートを利用して第四石門まで一気に進めるコースを行くといい。
妙義ならではの景色をたっぷり楽しみながら歩くなら、妙義神社から登る中間道へ。「関東ふれあいの道」として整備されていて歩きやすい。さらなる冒険を求めるなら、白雲山と金洞山の縦走コースだが、こちらは本格的な鎖場や急登が多いので超上級者向き。無理をせずに自分に合ったコースで妙義山を堪能しよう。

※2022年7月現在、石門めぐりルートは通行不可です。2022年11月以降に通行可能となる予定です。

「かにの横ばい」鎖につかまって登ると気分は上級者} 「かにの横ばい」鎖につかまって登ると気分は上級者

秋の第一石門。自然のもつ力に感服} 秋の第一石門。自然のもつ力に感服

見どころ多数。訪れた人だけが得られる特典も

いつ訪れても楽しめる妙義山だが、あえてベストシーズンを挙げるなら春と秋だろう。春は、南面山麓に広がるさくらの里が人気。約47万平方メートルの広大な土地に、45種類5000本の桜が花を開かせる。秋はもちろん紅葉だが、妙義山は標高差がないため、一気に色づくのが特徴。山全体が赤く燃えるように見える様は圧巻だ。
下山後は温泉でのんびり。日本初の西洋式牧場「神津牧場」にも足を延ばそう。しぼりたての牛乳や、新鮮なジャージー牛乳をふんだんに使ったソフトクリームが大人気だ。また、リニューアルした「道の駅しもにた」では、冬が近づくと「下仁田ねぎ」がズラリと並ぶ。贈答用は12月以降だが、家庭用なら11月下旬から出そろう。ジオパークに指定された下仁田では、日本地質100選にもなった「跡倉クリッペ」、世界遺産の荒船風穴など硬派な見どころが詰まっている。

道の駅しもにた。観光案内所を併設している} 道の駅しもにた。観光案内所を併設している

スポット詳細

住所
群馬県富岡市・安中市・甘楽郡下仁田町 map map 地図
エリア
西部エリア
電話番号
0274648805
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
滞在目安時間
120分以上
備考
※電話番号は、下仁田町商工観光課に繋がります。

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

map map 地図

最寄り

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