月待の滝
優美な滝を眺めつつ奥久慈の水を使った名物を味わう
森のなかの小道を歩いて滝壺へ
京都の嵯峨野のような風情から、「嵯峨草」と呼ばれる地にある月待の滝。大子町の市街地を抜けて、久慈川と山々が織りなすのどかな景色が広がってくると、滝への入り口はもうすぐだ。駐車場から森のなかの小道を行くと、やがて高さ17m、幅12mの滝が現れる。2筋の水が流れ落ちる夫婦滝で、水量が増すとその間に子滝が現れることから、かつては開運や安産を祈願する二十三夜講が行われたという。女性たちがここで月の出を待ったところから、「月待の滝」の名で呼ばれるようになった。一帯は豊かな自然に恵まれ、初夏の新緑や冬の氷瀑など四季折々の美しさを見せる。なかでも数多く植えられたカエデが燃えるように赤く染まる秋は格別だ。
表から、裏から、そして入って滝を楽しむ
滝の水量は天候や季節により変わり、ときに優美な、ときに迫力ある姿を見せる。表からの眺めを楽しんだら、用意された傘を借りて滝壺まで降りてみよう。細かいしぶきが飛んでくるものの、地面はしっかりしており歩きやすい。条件がそろえば、滝を背に立つ自分の影の周囲を虹が囲む「光輪」が見えることもある。子滝の水を傘でさえぎり最奥部まで行くと、願いを叶えてくれるという夢地蔵が岩の上に鎮座している。また、この場所では滝行をすることも可能。「パワーチャージ体験」という名称で、近くのもみじ苑で更衣室や道着、タオルなどの貸し出しも行っている。滝に打たれて自然との一体感を感じれば、このうえなく爽快な気分になれる。
手間暇かけたこだわりの味を楽しめる茶屋
滝のすぐ近くにある茶屋が「もみじ苑」だ。訪れた人を楽しませるさまざまな工夫が見られ、滝の人気はもみじ苑あってこそといえる。店主はなんでも自作してしまうアイデアマンで、そばの実選別機や流しそうめんの仕掛け、周囲に建つ丸太小屋なども手作りだそうだ。コーヒーとそばにこだわり、自家焙煎したコーヒー豆と、奥久慈産メインの常陸秋そばを無酸素低温貯蔵し石臼で挽いて提供。深さ120mから汲み上げた良質の水を使っている。また、冬の寒さを利用して天然氷を製造しており、かき氷も自慢のメニュー。店内やテラスから滝を眺めつつ、こだわりぬいたこれらの名物を味わえば、自然の恵みが体の中からも癒やしてくれる。
スポット詳細
- 住所
- 茨城県久慈郡大子町川山
- エリア
- 県北部エリア
情報提供: ナビタイムジャパン
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