宇宙航空研究開発機構JAXA(ジャクサ)筑波宇宙センター

その他の工場見学/実演

日本の宇宙開発の中枢

国立研究開発法人「JAXA」の拠点のひとつであり、日本最大規模の宇宙開発施設。国際宇宙ステーションの一部を成す日本の実験施設や人工衛星を地上から運用したり、宇宙活動に関わる技術の研究開発を行っている。そんな様子を、見て、感じて、学べる無料見学施設を併設している。

実物大「H-Ⅱロケット」のある「ロケット広場」は記念撮影の定番スポット} 実物大「H-Ⅱロケット」のある「ロケット広場」は記念撮影の定番スポット

「JAXA」の宇宙開発への取り組み

「JAXA筑波宇宙センター」は、日本の宇宙開発事業の拠点として造られた研究施設。国内最大規模を誇る宇宙の最先端テクノロジー施設で、1972年(昭和47)に開設されて以降、宇宙に関する研究・開発に取り組み日本の宇宙開発事業をリードし続け、2022年(令和4)に50周年を迎えた。東京ドーム12個分(約53万平方メートル)もの広大な敷地内にいくつも研究施設を構え、「人工衛星の開発・運用およびその観測画像などデータの解析」「ロケット・輸送システムの開発」「国際宇宙ステーション(ISS)の『きぼう』日本実験棟を用いた宇宙環境利用」「宇宙飛行士の養成」「月・火星をめざした国際宇宙探査に関わる研究開発」など、宇宙活動に関わる事業促進や技術の研究開発を行っている。その取り組みを多くの方に知ってもらうために、展示館ではJAXAが取り組んでいる宇宙開発を紹介している。また、研究施設の一部を巡るガイド付き見学ツアーを行っている。

ガイド付き見学ツアーの受付のある「広報・情報棟」。「プラネットキューブ」と連絡通路でつながっている} ガイド付き見学ツアーの受付のある「広報・情報棟」。「プラネットキューブ」と連絡通路でつながっている

最新のトピックスやニュースの発信、企画展の開催を行いミュージアムショップを併設する「プラネットキューブ」} 最新のトピックスやニュースの発信、企画展の開催を行いミュージアムショップを併設する「プラネットキューブ」

実物大の展示で宇宙スケールを体感する

メインは、展示館「スペースドーム」。一般公開されていて誰でも自由に見学できる。巨大な倉庫のような建物内に、人工衛星の試験モデルや国際宇宙ステーション(ISS)の一部を成す『きぼう』日本実験棟の実物大模型などを展示。日本の宇宙開発を大迫力のスケールでリアルに体感できる。実際にロケットや人工衛星などの開発に携わっていた元技術者の方々による無料の展示館ガイドも魅力。迫力でいえば、「ロケット広場」に展示されている直径4m長さ50mの「H-IIロケット」も見逃せない。実際に開発試験に使われた本物で、主要技術のすべてが国内開発で製造された初めての純国産ロケットである。このロケットの開発と打ち上げにより、日本の大型ロケットの自主技術が確立した。一般公開エリアだけではものたりないという人は、WEB完全予約制の「ガイド付き有料ツアー(高校生を除く18歳以上500円)」に参加しよう。ガイド付きの見学バスで施設内を巡り、宇宙飛行士の選抜・訓練に使われた設備や、『きぼう』日本実験棟の「運用管制室」を見学できる。取材当日は都合により宇宙飛行士養成エリアに立ち入れないためバックヤードが見学コースとなっていた。

館内面積は1460平方メートルの「スペースドーム」} 館内面積は1460平方メートルの「スペースドーム」

見どころ全部盛りでJAXAを満喫しよう

JAXAへ行ったら見るべき場所は、「ロケット広場」「展示館「スペースドーム」(無料見学)」「WEB完全予約制 有料ガイド付き見学ツアー」「プラネットキューブ」。ツアーもきっちり参加する場合、全部こなすのは半日がかりになる。到着したらまず「ロケット広場」へ直行し、巨大な実物大「H-Ⅱロケット」を見て気分を高めよう。そこから、ひときわ大きな建物「スペースドーム」へ移動。ロケットや人工衛星などの開発に携わっていた元技術者の方々による説明を聞きながらドーム内をひと回りして、宇宙開発の歴史とスケールの大きさを体感。「E-2 広報・情報棟」へ移動し、予約をしておいた「有料ガイド付き見学ツアー」の受付を済ませ、館内のパネルを見学しながらツアーの開始を待とう。見学ツアーのバスは「E-2 広報・情報棟」に戻ってくるので、興奮さめやらぬうちに隣接する「プラネットキューブ」内のミュージアムショップに立ち寄り、お土産を買うのを忘れずに。JAXA見学の全部盛りモデルコースの1例である。特別公開や不定期イベントもお見逃しなく。

「プラネットキューブ」内のショップでは、宇宙食をはじめ、JAXAのオリジナルグッズや宇宙関連の商品を販売している。「はやぶさ」のミニチュアモデルなども人気} 「プラネットキューブ」内のショップでは、宇宙食をはじめ、JAXAのオリジナルグッズや宇宙関連の商品を販売している。「はやぶさ」のミニチュアモデルなども人気

「プラネットキューブ」内のショップの横に常設されている企画展示エリア} 「プラネットキューブ」内のショップの横に常設されている企画展示エリア

「筑波研究学園都市」でサイエンスしよう

JAXAはまた、年に1度の大規模イベント「筑波宇宙センター特別公開」を開催している。敷地の広い範囲が特別公開され、各所で日頃の成果の紹介やふだん見ることのできない施設の見学、宇宙飛行士の公演など、宇宙好きにはたまらない内容で、1万人を超える来場者が訪れるという。毎年10月~11月ごろに開催されるので、情報をこまめに確認しよう。筑波山のふもと、大学や研究機関が集まる「筑波研究学園都市」は、日本の最先端の科学技術が集結したサイエンスシティ。多様な分野の研究成果をじかに見学・体験できる知的散策スポットが点在している。「国土地理院」「筑波実験植物園」「地質標本館」「サイエンス・スクエアつくば」「筑波宇宙センター」「地図と測量の科学館」の6つの研究教育施設を巡る循環バス「つくばサイエンスツアーバス」で巡り、自然科学にときめく旅に出よう。

6つの研究教育施設を巡る循環バス「つくばサイエンスツアーバス」のバス乗り場} 6つの研究教育施設を巡る循環バス「つくばサイエンスツアーバス」のバス乗り場

スポット詳細

住所
茨城県つくば市千現2-1-1 map map 地図
時間
10:00-17:00
休業日
不定休、年末年始(12/29-1/3)、施設点検日等
※開館日はオフィシャルサイトにて要確認(https://visit-tsukuba.jaxa.jp/)
料金
【入場料】
無料

【ガイド付き見学ツアー】
[大人]500円
[高校生以下]無料
駐車場
あり(50台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
可(指定された喫煙所のみ)
平均予算
【昼】1-1,000円
【夜】1-1,000円
滞在目安時間
60-120分
車椅子での入店
乳幼児の入店
備考
※ガイド付き見学ツアーは事前予約が必要

情報提供: ナビタイムジャパン

アニメスポット情報

漫画・恋する小惑星1巻にて、地学部が夏合宿で訪れていた場所の一つ。

※ナビタイム調べ

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アクセス

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最寄り

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