日光アクティビティツアーFulltime(フルタイム)

ツアー中はガイドが写真を撮ってくれる

コースはフレキシブルに対応！

各種自転車レンタルサービスを行うほか、奥日光をガイドのもとで走る自転車ツアーを楽しめる「日光アクティビティツアー FullTime(ふるたいむ)」。レンタルはそれぞれ一日、マウンテンバイク3000円、e-bike5000円で利用できる。店舗は華厳ノ滝駐車場の斜め向かいにあり、カフェも兼ねている(専用駐車場有)。ツアーに参加する際は事前連絡でコースを相談のうえ、店舗またはスタート地点での集合。奥日光を知り尽くしたガイドが、普通ではなかなか立ち寄らない穴場も案内してくれる。ツアーにはさまざまなコースがあるが、サイクリング初心者にオススメできるメニューの1つが、群馬県との県境にそびえる金精峠(こんせいとうげ)山頂から湯ノ湖まで一気に降り、戦場ヶ原を抜けて中禅寺湖畔を走り店舗をゴールとするもの。全長およそ20kmのコースだ。金精峠山頂までは車で運んでくれるので、ブレーキに気をつけながら爽快なダウンヒルを満喫できる。

店舗は華厳ノ滝駐車場の斜向かい、中禅寺湖周辺唯一のガソリンスタンドに隣接

金精峠から望む絶景。湯ノ湖、男体山が見える

金精峠から湯ノ湖へ爽快ロード！

金精峠コースはまずスタート地点からの絶景だ。目の前には雄々しい山々が連なり、遠くには原生林に囲まれた湯ノ湖、その向こうに霊峰・男体山を望む。長い下り坂を走る際の注意点などをレクチャーしてもらい、ここからスタートするが、携帯の電源はオフに。写真は都度、ガイドが撮影し、ツアー終了後に送ってくれるので、自分の目で見える景色を満喫しよう。峠を降りきると、美しい湯ノ湖が広がる日光湯元温泉をのんびり散策。見学場所は参加者の希望に沿う形で、なければガイドがそのまま案内してくれる。奥日光の温泉の源である「源泉」はぜひ見ておきたい。湯ノ湖沿いを走り南岸へ向かうと、岩壁を豪快に流れ落ちる「湯滝」がある。こちらも必見だ。

交通の状況に注意しながら峠を南下

湯ノ湖北岸。湯滝へは歩いてすぐ

湯滝-戦場ヶ原-竜頭ノ滝へ

湯滝から戦場ヶ原へ。ここまでアップダウンは少なめで楽に走れる。戦場ヶ原はかつて湖であったものが湿原化したもので、男体山を眼前に望む見晴しもすばらしい。この辺りにはさまざまな抜け道があり、季節によってガイドの裁量で見どころへ案内してくれる。戦場ヶ原を抜けるとまもなく、湯滝と並び奥日光三名爆に数えられる「竜頭ノ滝」がある。竜頭ノ滝にはいくつかの観瀑ポイントがあり、そのいずれかで昼食タイムなどの休憩をとることが多いそう。瀑音轟く滝つぼもいいけれど、人が少ない滝の上も落ち着いて過ごせて気持ちがいい。サイクリングならではの最高の時間を過ごせる。

適度に休憩と案内を挟みつつ進む

竜頭ノ滝の滝上。食事休憩をするのにも涼むのにも最適なスポット

中禅寺湖畔を走ってゴールへ

竜頭ノ滝を離れると中禅寺湖畔に入る。多少のアップダウンはあるものの、初心者でも十分にクリアできる程度だ。中禅寺湖の豊かな自然を眺めながら進む。伊勢神宮に次ぐ広さの境内を有する、男体山のふもとにある二荒山(ふたらさん)神社中宮祠にも立ち寄ることができる。店舗にゴールしたら、FullTimeに併設されるFoggy.Mountain(ふぉぎーまうんてん)自慢のおいしい手作りホットドッグとコーヒーを。パンもコーヒー豆もこだわって仕入れている。ホットドッグの具材は日光のブランドます「頂鱒」を使用し、鱒の卵をイメージしたピンクペッパーを添えて。ラストのご褒美まで奥日光づくしで大満足。

「イタダキドッグ」はコーヒーとセットで1200円

このコースのほか、初夏のクリンソウで知られる千手ヶ浜へ行くコースや、冬季ならスノーシュー、中禅寺湖畔へフロストフラワーを見にいくコースなど、さまざまに用意されている。1日1組(2-5名)限定となり、さらに自転車をレンタルする場合には、いろは坂を超えて東武日光駅まで走れば乗り捨てもできる。いろは坂は下りになるので難易度も低くてオススメだ。ガイドにいろいろと相談しながらプランを立てよう。