大谷焼窯元 森陶器
100年を超える長い歴史をもつ「大谷焼」の窯元
世界にひとつだけの「大谷焼」を選ぼう
鳴門ICから車で約15分。国道11号線を南へ向かい、県道12号線との交差点を左折して直進すると、大谷焼窯元 森陶器まではもうすぐだ。1912年(明治45)の創業以来、地元で採れる陶土にこだわり、土のぬくもりが感じられる器を数多く生み出してきた。藍染めが盛んな頃は、阿波藍の発酵に用いる大甕(おおがめ)を中心に。そして、時代の移り変わりとともに、日常の暮らしを彩る食器や花器などへシフトしたという。伝統を体現した重厚なもの、素朴な味わいのあるもの、華やかさや鮮やかさに目を奪われるものなど、店内には実にさまざまな種類の器が並んでいる。実際に一つひとつを手に取って、自分のためはもちろん、家族や知人、友人へ贈るための土産を選んでみたい。
日本最大級の「登り窯」で聞く水琴窟(すいきんくつ)の音
藍染めが盛んに行われていた時代には、巨大な登り窯で阿波藍の発酵に用いる大きな藍甕が、大量に作られていた。らくらくと大人が入ることができる最大サイズのものは、2人1組の「寝ろくろ」が用いられる。成形を担当する相方と呼吸をあわせ、寝そべったまま足で蹴る力の強弱をつけ、ろくろを回転させる技法は、まさに職人芸である。その焼成に使われたのが巨大な「登り窯」で、大谷焼窯元 森陶器に築造されたものは、平地に築かれたタイプとしては日本最大級だという。国の有形文化財に登録されている貴重な「登り窯」は、自由に見学することができる。8つの房室(ぼうしつ)を持ち、そのうちの1つに水琴窟を設置。丈夫に塗り固められた窯の中で耳を澄ませてみると、流れ落ちた水滴が美しく響かせる音が聞こえるはずだ。ぜひ体験してみてほしい。
多くの焼き物ファンを魅了する「大谷焼」
巨大な「登り窯」が設置されている敷地には、さまざまなサイズの甕や壺、鉢などが所狭しと並んでいる。そのなかでもひときわ目立つのが「甲斐國漆」と白く書かれた大壺だ。これは日本の誇る映画監督、黒澤明が1980年(昭和55)に公開した『影武者』の小道具として作られたものと同型で、印象的なシーンが思い出される。また、こちらの敷地にある建物では陶芸体験も行われており、子ども連れの家族には、当日予約が可能なうえ、1時間程度で終わる絵付け体験が人気だという。また、大谷焼窯元 森陶器を含む6軒の窯元からなる「大谷焼の里」では、毎年4月下旬に「大谷焼の里スプリングフェスタ」を開催。11月中旬の「大谷焼窯まつり」とともに、県内外から多くの焼き物ファンが訪れる。新作から定番品まで品ぞろえが充実するため、ウェブサイトで日程をチェックしておくといいだろう。
スポット詳細
- 住所
- 徳島県鳴門市大麻町大谷字井利ノ肩24 地図
- エリア
- 鳴門海峡周辺エリア
- 電話番号
- 0886890022
- 休業日
- 年末年始
- 料金
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[絵付け体験]900円から
[手びねり・板皿作り体験]2,500円(10名様より受付)
※金額は税別となります。電動ろくろ体験は現在受付中止 - 駐車場
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あり(25台)
※大型バス可 - クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(QUICPay、PayPay、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY)
- 喫煙
- 可(屋外の指定場所のみ)
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(店内のみ)
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい(傘の貸し出しあり)
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 楽しかったです
- 藍染体験の帰りに、大谷焼の窯元が集まっているエリアに寄りました。手頃でデザインも素敵な陶器がたくさんあり、見るだけでも楽しかったです。またゆっくり時間を取っていきたいと思いました。
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- 登り窯は一見の価値あり
- 大谷焼の窯元で現在は使用されていませんが大きな登り窯があります。水琴窟を窯のあった場所で聞くことができます。もちろん大谷焼の製造販売も行っており沢山の作品は見てるのも楽しいですが気に入った一品があればお土産に良さそうです。値段もお手頃ですよ。
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- 体験もあります
- 大谷焼きで有名な森陶器は、登り窯のある老舗の店です。大きな陶器がいくつも並んでいて圧巻です。旅行先では結構陶器を買うことが多いのですが、今回は見るだけにしました。体験教室もありました。駐車場も無料で利用できます。
TripAdvisorクチコミ評価
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