史跡高松城跡・玉藻公園

城/城址

日本三大水城として知られる高松城跡を整備した公園

瀬戸内海の海水を外堀、中堀、内堀に引き込んだ水城、高松城。その城跡や藩主の住居として使われていた建物などを含む一帯を整備したのが玉藻公園。高松港や市街地からも近く、市内観光のスタート地として最適だ。

かつて天守閣があった天守台} かつて天守閣があった天守台

高松城の城跡を中心に整備された公園

1587年(天正15)、生駒親正により築城された高松城。1642年(寛永19)に徳川家康の孫で水戸黄門で知られる徳川光圀(みつくに)の兄、松平頼重が入城し、以来11代228年間にわたり高松は松平氏の城下町として栄えてきた。高松城は別名「玉藻城(たまもじょう)」とも呼ばれ、その由来は万葉集で柿本人麻呂が讃岐の国の枕詞に「玉藻よし」と詠んだことが由来とされている。艮櫓(うしとらやぐら)や月見櫓、水手御門、渡櫓、披雲閣は国の重要文化財に指定。披雲閣庭園は国の名勝に指定されている。

東入り口の前に無料駐車場完備。車を停めたら、旭橋と旭門を通って城内へ} 東入り口の前に無料駐車場完備。車を停めたら、旭橋と旭門を通って城内へ

名勝に指定された美しい庭園

披雲閣はかつて藩の政庁および藩主の住居として使われていた建物。松平藩時代は現在の約2倍の面積を有していたが、明治時代に老朽化により取り壊され、1917年(大正6)に現在の披雲閣が建てられた。2012年(平成24)に国の重要文化財に指定されてからも、貸会場として会議や茶会、結婚式などに利用され、市民に親しまれている。その披雲閣の建築に合わせ、建物の周囲に整備された枯山水の庭が、2013年(平成25)に国の名勝に指定された披雲閣庭園。この庭園と建物の調和も美しく、結婚式の前撮りなどでもよく利用されている。

手入れの行き届いた美しい庭園。自由に散策できる} 手入れの行き届いた美しい庭園。自由に散策できる

披雲閣庭園から眺める月見櫓} 披雲閣庭園から眺める月見櫓

水上から眺める天守台は圧巻

玉藻公園や高松城の歴史を詳しく知りたいなら、城舟体験がおすすめ。船頭の漕ぐ船に乗って城の内堀を約30分間遊覧するもので、天守台や、本丸と二の丸をつなぐ鞘橋などの建造物も、地上からとはまた違った視点から見ることができる。また、船頭による案内も楽しみのひとつ。高松城天守閣が、1階は天守台の石垣より張り出し、最上階の4階が3階より張り出している南蛮造りという構造であったことや、石垣の組み方などについても調子よく説明してくれる。城の内堀には海水が引かれているため鯛が泳いでおり、船の上からのエサやり体験も旅の思い出になりそうだ。

笠をかぶって法被を着て、30分間の船の旅へ} 笠をかぶって法被を着て、30分間の船の旅へ

水上から見た鞘橋。本丸と二の丸をつなぐ唯一の連絡橋} 水上から見た鞘橋。本丸と二の丸をつなぐ唯一の連絡橋

間近で眺める石垣は圧巻。角の部分は長方形の石を交互に積み上げる算木積みという工法} 間近で眺める石垣は圧巻。角の部分は長方形の石を交互に積み上げる算木積みという工法

朝の清涼な空気のなか散策を

JR高松駅から玉藻公園の西入り口までは徒歩3分。また、ことでん高松築港駅は西入り口のすぐ目の前で、電車でのアクセスが便利な立地。開園時間は日の出から日没までで、最も長い6月から8月にかけては5時30分から19時まで利用できるので、人が少なく静かな早朝の散策を楽しむのもおすすめだ。ただ、東入り口は西入り口に比べて開門時間が短いので、駐車場を利用する場合は注意が必要。また、城舟体験は10時からなので、船に乗りたい場合はその時間に合わせて訪れてほしい。

スポット詳細

住所
香川県高松市玉藻町2-1 map map 地図
エリア
高松エリア
電話番号
0878511521
時間
【東門】
[4月-9月]7:00-18:00
[10月-3月]8:30-17:00

【西門】
日の出-日没
休業日
12/29-12/31
料金
【入園料】
[大人]200円
[小人]100円
駐車場
あり(57台)
※公園利用中のみ使用可
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
可(園内で4ヶ所、灰皿あるところ)
平均予算
【昼】1-1,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
可(一部不可あり)
備考
JR高松駅から徒歩3分

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

クチコミ

  • 落ち着いた雰囲気のお城です
    4.0 投稿日 : 2022.11.23
    意外なことに、入場料金が200円必要だった。櫓が二つあるだけのお城だが、お金を取られるとは思わなかった。ただ、お城の中はきれいに整備されており、良い雰囲気だ。このお城の特徴は、堀に海水が入っていることというか、海に面しているからそうなるのだが。4方向ともに海水が入っていると思っていたが、陸側の堀の水は淡水。堀の水はかなりきれいで底の方まで見えていたし、魚も泳いでいてどのかな感じ。お城の...
  • 周辺を巡りました
    4.0 投稿日 : 2022.08.08
    2回目の口コミです。以前は城内を散策しましたが、何しろ気温が35度近くの日。歩くのは危険なので自転車で周辺を周りました。それでも、ところどころに櫓が有るので雰囲気を味わえます。
  • 天守閣はありません。
    3.0 投稿日 : 2022.08.04
    小豆島から高速艇でついて、空港行のバスまで1時間あったので 簡単に回ってきました。天守閣は無いです。キャスターバッグを持っては、少々辛かったです。暑い中だったのもありますが、200円払うのであれば、ある程度時間をかけて回った方がいいです。

TripAdvisorクチコミ評価

もっと見る

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました