立江寺
白鷺伝説が残る四国霊場
徳島市からのアクセスも便利
四国八十八箇所霊場の第19番札所にあたる立江寺。徳島市街地から国道55号線を南へ走り、赤石トンネルを抜けて800m先の交差点を右に曲がれば、やがてお寺へとたどり着く。JR立江駅から徒歩約6分の距離にあるため、徳島駅方面からJR牟岐線の汽車に乗って来訪することも可能だ。車で移動する場合は、お寺の南側にある県道136号線沿いに有料の駐車場が設置されているので、そちらを利用しよう。さて、立江寺が聖武天皇の勅願によって創建されたのは747年(天平19)のこと。どこからともなく飛んできた1羽の白鷺(しらさぎ)が、お寺を建てるべき場所を示したという伝説がある。ちなみに、立江寺の門前町を抜けてすぐの場所にある白鷺橋は、悪人が通ると仏罰が下るといわれている。
286枚の天井画に心を奪われる
仁王門をくぐって境内に入ると、立派なお堂や塔が立ち並んでいる。左手側に本堂があり、286枚の絵で構成された天井画が荘厳な雰囲気を醸し出す。これらの絵は東京芸術大学の教授など約40名による作品となっており、昭和の時代を代表する文化財として高く評価されているそうだ。本尊となっている延命地蔵は、815年(弘仁6)に空海の手によって作られたもの。その体内には、行基が刻んだ約5.5cmの子安地蔵が納められているといわれる。本堂の向かいには大師堂があり、元日から1月10日まで黒面大師像が開帳される。興味がある人は、初詣を兼ねて参拝してみよう。
ちょっぴり怖い伝説に触れてみる
これらのほかにも、立江寺は見どころが盛り沢山。山門を抜けてすぐ右手にある毘沙門堂には、立派な毘沙門天立像が祀られている。また、空に向かって延びる多宝塔(たほうとう)のかたわらで、空海の像が参拝者を見守る。多宝塔の奥には黒髪堂(くろかみどう)と呼ばれるお堂が立っており、鐘の緒が奉納されている。よく見ると鐘の緒には黒髪のようなものが巻き付いているが、これは「黒髪お京肉付き鐘の緒伝説」にちなんだもの。「悪人が参拝すると仏罰が下る」といわれる立江寺を象徴する少し怖い話なので、興味のある人は調べてみてほしい。さらに、黒髪堂の隣には白杉神社の祠があり、一所懸命に念じれば願い事を叶えてくれるそうだ。さまざまな伝説や言い伝えが残る立江寺で霊場の奥深さに触れ、旅の思い出を深めてほしい。
スポット詳細
- 住所
- 徳島県小松島市立江町若松13 地図
- エリア
- 徳島市周辺エリア
- 電話番号
- 0885371019
- 時間
- 7:00-17:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(50台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- あり
- 喫煙
- 可
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 他にもどうでもいいような枝葉末節の口コミページがありますが・・・
- 相当な古寺です。創建1300年に及ぼうかと云う名刹です。ここも又、四国の放火魔兼殺戮者の長曾我部何某とか云う文化財の破壊者によって焼失させられた寺院です。その後に再建されているので国宝とかはありません。気味が悪い伝説も残っているが、余り興味はありません。仁王門も多宝塔もなかなか立派な造りの堂塔です。ここにはどうでも良いと云うよりは、むしろ、あってはならないような余計な口コミページが沢山あります。ま...
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- 仁王門の仁王像は修理中で不在
- 仁王門を潜って境内に進むのはどこの寺院でも同様でしたが、肝心の仁王像が修理中でご不在となっていました。境内に進み本堂と大師堂を参拝するのもお遍路の定番でしたが、同じ境内には多宝塔が立ち目立っていました。
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- 第19番札所
- 第19番札所 立江寺山を下りて到着、町の中にあり駐車場は少しわかりづらかったので商店の軒先にあった有料駐車場を利用しました。境内は老若男女で混み合っておりました。ゆっくりとお参りとはいきませんでしたが本堂得天井などの見どころを拝見、なごみます。
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