しろとり動物園

動物園

高松エリア

東讃エリア

エサやり、抱っこ、撮影会。動物との距離の近さが魅力

いちばん人気のホワイトタイガーをはじめ、さまざまな動物を飼育する動物園。ヒヨコやモルモットなどの小動物を自由に触れるコーナーやエサやり体験などを通していろいろな動物と触れ合おう。

トラの赤ちゃんが生まれたときは抱っこ体験もできる

白鳥大内(しろとりおおち)ICから車で約12分。市役所前を通り、住宅地を抜けて小高い山に向かって走ると大きな看板が見えてくる。この山の地形を生かした園内にさまざまな動物が飼育されていて、動物たちをすぐ近くで見ることができる。「自由すぎる動物園」としてメディアに取り上げられ、話題になったしろとり動物園。敷地内にはウサギが放し飼いにされているほか、自由に抱っこしたりなでたりできる小動物たちもいて、とても近い距離で動物と触れ合えるのが最大の魅力だ。自然の地形を生かし、山の傾斜に沿って広がっているこの動物園。園内には坂道も多いので、歩きやすい靴で出かけることをおすすめしたい。

まず自動発券機で入場券を購入し、受付へ

受付を通ると最初に目に入るのは、コツメカワウソやペンギンなど水辺の生き物たち。奥へ進むとライオンやゾウ、キリンなど動物園の目玉となる大型の動物たちに出合うことができる。なかでも、真っ白な毛並みで神秘的な印象のホワイトタイガーはいちばん人気の動物。トラの赤ちゃんが生まれたときは、期間限定で抱っこして写真を撮れるイベントも開催していて、撮影待ちの行列ができるほど大人気のイベントとなっている。

キリンのモモタくん。1日に2回、エサやりを体験できる

やさしい目が印象的な、アフリカゾウのパトラ

園内の通路には大人の膝の高さほどの柵がいくつかあり、その中にはヒヨコやモルモットといった小動物がいて自由に触ることができる。子どもでも触れるので、こうした体験を通して命の温かさを肌で感じ、動物を大切にする気持ちをはぐくむきっかけになりそうだ。また、ぜひ体験してほしいのが「バケツdeごはん」。受付横で野菜や果物の入ったバケツを販売しており、その野菜や果物を園内の一部の草食動物に自由にあげられる体験だ。自分の手からエサを食べてくれたときの感動は、子どもの心にずっと残り続けるだろう。

エサ入りのバケツを持って近づくと、動物たちのほうから近寄ってきてくれる

さまざまなイベントを通して、動物たちと間近に触れ合えるのも魅力のひとつ。犬の学習発表会やキリンのエサやり、カワウソとの握手会などは毎日決まった時間に行われているので、目当ての動物と触れ合える時間をチェックしてから出かけよう。また、迫力満点のライオンのエサやりも必見だ。スタッフが解説してくれるのは、格上のライオンが高い場所で檻の中全体を見渡しながらエサを食べることや、このエサには地元で害獣として駆除された鹿の肉を与える日もあること。自然のなかで生きる動物の習性や命の大切さについても考えさせられるイベントだ。しろとり動物園で存分に動物たちと触れ合ったあとは、子ども連れなら人形劇の世界で遊べる「とらまるパペットランド」、大きなお風呂でゆったり疲れを癒やしたいなら複合温泉施設の「ベッセルおおち」がおすすめ。どちらも車で15分程度なので、ぜひ旅程に組み込んでもらいたい。

トレーナーの合図で、ジャンプや丸太転がしなどを見せてくれる