四万十川
大きく蛇行しながらゆるやかに流れる「日本最後の清流」
NHK特集で「日本最後の清流」として有名に
もともと「渡川(わたりがわ)」が正式名称だった四万十川。1983年(昭和58)に放送されたNHK特集『土佐・四万十川~清流と魚と人と~』のなかで、「日本最後の清流」として紹介されると、通称だった「四万十川」の名が全国に知れわたるように。1994年(平成6)には、地元住民たちの強い要望によって、正式名称も「四万十川」に変更された。「最後の清流」と呼ばれるのは、本流にはダムが造られず、四万十川流域に今でも豊かな自然が残されているから。川に生息する生き物も多く、天然鮎、うなぎ、手長エビなど200種類以上。川漁師が多く、伝統的な漁が行われている。地元住民にとって川は生活に欠かせない身近な存在で、人と川がともに生きている姿も印象深い。
カヌーは四万十川アクティビティの定番
四万十川では川遊びの種類も豊富。観光客には、手ぶらで体験できるキャンプやBBQ、人気のリバーサップをはじめ、イカダ遊びやラフティング、屋形船や舟母船(せんばせん)など、川を遊び尽くせる体験コースが好評。なかでも人気が高いのは、ゆったりと流れる四万十川を直に体感できるカヌーだ。体験できる施設は多数あり、河原で基本からていねいに指導してくれるので初心者でも安心。距離やコースもさまざまで、通年体験できる。水面をなめらかに進む感覚は爽快で、開放感あふれる大自然を満喫できる。このほか、5月中旬から6月上旬なら、ホタルの乱舞を見ることができる夕暮れの屋形船や遊覧船もおすすめだ。
ぜひ味わいたい四万十川の幸
急流が多い日本の河川では珍しく、四万十川はゆるやかなこう配で大きく蛇行しながら流れている。そのため川には多くの生き物が生息し、地元の食文化を豊かにしている。希少な「天然うなぎ」は今でもよく獲れ、ほどよく脂がのっていて、弾力のある皮が特徴。四万十川の「天然鮎」は、エサとなる苔が豊富であるため大きく育ち、ふっくらとした身と爽やかな香りが絶品だ。「川エビ」は手長エビの仲間で、唐揚げや塩焼きにすると、酒の肴にぴったり。名物の「青さのり」は、みそ汁の具にするほか、乾燥させたものをぜいたくに使った天ぷらが人気だ。ほかではあまり見かけない「ゴリ」は、別名ヌマチチブというハゼの仲間の総称で、春に川を遡上。唐揚げや佃煮にして味わうのがおすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 高知県津野町、梼原町、中土佐町、四万十町、四万十市 地図
- エリア
- 四万十川・足摺エリア
情報提供: ナビタイムジャパン
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