出雲文化伝承館
不昧公が愛した茶室と豪農屋敷で、出雲の文化に触れる
出雲文化創造の歴史を紹介
出雲平野に広がる田園地帯の一角に、築地松(ついじまつ)と白壁が美しくも壮観なたたずまいを見せる。そこに、出雲地方の代表的な豪農屋敷や庭、大名茶人で知られる松平不昧(ふまい)公が愛用した茶室が再現されている。その「出雲文化伝承館」に隣接して、創作活動ができる「出雲文化工房」と多目的施設の「縁結び交流館」が建っている。出雲文化伝承館は1991年(平成3)出雲市の市制50周年を記念し、出雲文化の継承と創造、交流を担う文化施設としてオープンした。「訪れる人々が出雲の歴史と文化に触れることができる憩いの場」という趣旨から、見ごたえのある建物や庭が見学できるにもかかわらず、特別展以外は入館無料。文字どおり「行って損がない」、出雲旅での候補地に加える価値があるスポットだ。
「出雲屋敷(旧江角邸)」と「出雲流庭園」
訪問者を迎えてくれるのは、立派な構えの長屋門。新田開発で富をなした豪農・江角(えずみ)家から母屋とともに移築されたもので、1896年(明治29)の建築という。それが「出雲屋敷(旧江角邸)」として、江角家の庭を再現した「出雲流庭園」とともに市の文化財に指定されている。建物に入れば、広い土間の立派なケヤキの大国柱と天井の重厚な梁が目をひく。風格ある建物は三の間、二の間、書院と座敷が続く三間造りで、当時の豪農の暮らしぶりがうかがえる。書院からは「出雲流庭園」を見渡せる。手入れが行き届いた美しい庭で、まるで京都の寺にでも来たような錯覚を覚えてしまう。
風情ある茶室が2か所。出雲そばの名店も
出雲文化伝承館の入り口から最も奥まった場所にあるのが、不昧公ゆかりの茶室「独楽庵(どくらくあん)」。千利休が京都に建てたと伝わる茶室を、不昧公が1806年(文化3)江戸の下屋敷に隠居する際に移築し、その茶室を好んで茶をたしなんだ。下屋敷は幕末に取り壊されてしまうが、当時の資料をもとにして、不昧公が愛したその茶室をこの場所に忠実に復元した。「三関三露」と称される三重の露地をもつ珍しい造りの茶室で、不昧公の茶の湯に対する美意識が見て取れる。また、もう1つの茶室、「松籟亭(しょうらいてい)」では抹茶を楽しめる。さらに敷地内には、出雲そばの名店として知られる「献上そば×羽根屋 伝承館店」があり、庭を眺めながらゆっくり食事ができる。ただ見学するだけではなく、旅の途中にほっとくつろげ、出雲の文化に親しめる。この出雲伝承館は、出雲大社から車で10分足らず。急ぎの旅でなければ、出雲大社とあわせて訪れるのがおすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 島根県出雲市浜町520 地図
- エリア
- 出雲大社周辺エリア
- 電話番号
- 0853212460
- 時間
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9:00-17:00(最終入館16:30)
[茶室]10:00-16:00 - 休業日
- 月(祝の場合は開館)
- 料金
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[入館料]無料
※展覧会は観覧料が必要 - 駐車場
- あり(約200台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、LINE Pay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- あり(有料)
- 喫煙
- 不可(屋外に喫煙場所1ヶ所あり)
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 歴史が学べます
- 出雲の歴史を学ぶことができます。昔ながらの日本家屋や日本庭園もあります。中には献上そばで有名の羽根屋がありおすすめです。
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- 文化わかる
- 出雲大社の近くに位置している神話の国出雲の歴史を学ぶことができる場所です。勾玉などを中心に展示します。
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- 献上そば羽根屋
- 出雲そばを食べに献上そば羽根屋がある出雲文化伝承館に行きました。羽根屋は人気で席に案内される間にみんな出雲文化文化伝承館内の出雲屋敷などを見て回っている様子でした。出雲屋敷は実際に畳に上がれ庭園を無料で見ることができます。
TripAdvisorクチコミ評価
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