ときわ動物園
動物の生息環境が再現され、自然に近い姿を観察できる
ときわ公園の中にある動物園
宇部市のJR常盤駅から徒歩15分。常盤湖を中心とした面積約100万平方メートルに及ぶ「ときわ公園」内にある動物園。園内は「アジアの森林ゾーン」「中南米の水辺ゾーン」「アフリカの丘陵・マダガスカルゾーン」「山口宇部の自然ゾーン」のように大陸ごとにわかれ、ボンネットモンキーやカピバラ、ミーアキャットなどさまざまな動物を飼育している。辺りに鳴き声が響きわたり、イキイキとした動物たちの様子はまるで野生の中に訪れた感覚になり、木々に覆われ曲がりくねった園路は、まるでジャングルの中を歩いている気分に。ほかにも園内には「学習施設ゾーン」があり、動物や環境について学べる体験学習館「モンスタ」を併設している。
県内最古を誇る動物園の歴史
ときわ動物園の始まりは、1955年(昭和30)に山口県初の動物園として宇部市に開園された「宮大路動物園」で、1964年(昭和39)に現在地に移された。その後、インドのコルカタ(カルカッタ)から導入したモモイロペリカンの飼育繁殖やチリーフラミンゴの雛を人工的に育てるなど、高い飼育技術で全国的に知られるようになる。施設の老朽化などにともない、2012年(平成24)より全面リニューアルを開始し、4年後にグランドオープン。国内では最大規模のテナガザルの展示施設を開設した。動物の生態や生息環境、命の大切さなど幅広い学びの場となる動物園を目指している。
生息環境展示ならではの見どころ
動物園の見どころは、なんといっても野生の生息環境が再現されている点だ。多様な生物が一緒に暮らしており、自然に近い姿を見ることができる。たとえば、なわばり意識の強いシロテテナガザルの複数の群れを隣り合う島で展示。本物の常緑高木や落葉高木を利用し、サルたちが樹高10m付近で活発に枝渡りする様子を観察できるようにしている。ほかにも、サルでは珍しく水に潜ることのできるボンネットモンキーと、水中を泳いで移動するコツメカワウソも同じエリアに展示している。どちらも国内初の試みなので、単独飼育では見られない動物たちの行動をぜひじっくりと観察してみよう。
多様な施設があるときわ公園
動物園のある「ときわ公園」には、ほかにもさまざまな見どころがある。東京ドーム40個分の広大な園内には、約3500本の桜や約8万本の花菖蒲が植えられている。さらにはアジサイやツツジなど色とりどりの花も育てられており、見頃になると多くの人が訪れる。また「石炭記念館」は、石炭産業によって発展を遂げた宇治市民の寄付によって開館した施設。地上37m、海抜65mに展望台があるため、公園内や常盤湖はもちろん、宇部の市街地や瀬戸内海まで一望することができる。ほかにも予約すれば無料で利用できる「ときわ湖畔北キャンプ場」もあり、公園内でじっくりと自然を満喫できる。
スポット詳細
- 住所
- 山口県宇部市則貞3-4-1 地図
- エリア
- 美弥市(秋吉台)・宇部市エリア
- 電話番号
- 0836213541
- 時間
- 9:30-17:00(発券は16:30まで)
- 休業日
-
火(祝の場合は翌日)、12/29-1/1(開園する場合あり)
※イベント時変更あり - 料金
-
【入園料】
[一般]500円
[中学生以下]200円
[70歳以上]250円 - 駐車場
- あり(1,500台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン