西方寺普明閣
たけはら町並み保存地区を見下ろす高台に朱色の舞台造が立つ
竹原の町並み保存地区を散策していると、所どころで、高台に立つ朱色の建物が目をひく。それが西方寺の普明閣で、京都の清水寺の舞台を模して建てられたという。本町通りの中ほどの町角から西方寺へ参道が通じ、城郭を思わせる石垣の上に西方寺の堂宇が並び立つ。石段を登り、山門をくぐると西方寺の境内だ。その境内の奥のさらに高まった場所に、華やかな舞台造の普明閣が立ち、舞台からは竹原の市街が一望できる。西方寺は1560年(永禄3)、念佛道場として開山された浄土宗の寺。この西方寺が立つ場所にはもともと、竹原小早川家の第14代当主・小早川隆景(こばやかわたかかげ)によって建立された禅寺の妙法寺があったが、1602年(慶長7)に火災で焼失。町並みの一角に立つ地蔵堂の隣にあった西方寺が、翌1603年(慶長8)ここに移転した。その後1758年(宝暦8)に、妙法寺の本尊だった十一面観音像を祀る観音堂として建てられたのが、この普明閣という。現在、その観音像(広島県指定重要文化財)は西方寺境内にある守護堂に安置され、通常は見ることができないが、竹原に来たなら普明閣の舞台へはぜひ上ってみたい。
スポット詳細
- 住所
- 広島県竹原市本町3-10-44 地図
- エリア
- 安芸灘とびしま海道・竹原エリア
- 電話番号
- 0846227745
- 料金
- 無料
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン
- アニメスポット情報
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たまゆらのオープニング並びに作中に度々登場する。
※ナビタイム調べ