岩国城ロープウエー
岩国の絶景を気軽に楽しめる3分間の空中散歩
錦帯橋と合わせて楽しめる岩国観光のハイライト
錦帯橋で錦川を渡ると、その先に吉香公園(きっこうこうえん)が広がる。岩国藩の藩校として1847年(弘化4)に創立された「養老館」の流れを汲む旧山口県立岩国高等学校の跡地で、江戸時代には毛利支藩岩国領主を務めた吉川氏の居館もあった場所。広々とはしているが、徒歩圏内に歴史的建造物や美術館、史料館などが点在し、一帯全体が錦帯橋を含めた岩国観光のひとつのハイライトとなっている。背後には岩国城のある城山。橋のたもとから公園内をほぼまっすぐ6分ほど歩いた山裾に、岩国名物のシロヘビを展示する「岩国シロヘビの館」があり、そのすぐ向かい側にある駅から出ているのが岩国城ロープウエーだ。全長は412m、岩国城の少し手前の尾根にある山頂駅まで約3分で結んでいる。15分ごと(繁忙期は臨時便あり)に出発するので、錦帯橋と合わせ気軽に利用することが可能だ。
絶景を楽しみ岩国の歴史や風土を知る空中散歩
ロープウエーのゴンドラは城山の急傾斜に沿ってゆっくりと昇っていき、少しずつ岩国の町並みが眼下に広がっていく。吉香公園の豊かな緑の向こうに錦帯橋と錦川が見えたかと思うと、ほどなく旧城下が一望となる。途中で上から降りてくるゴンドラとすれ違うが、これはつるべ式に2台が往復しているためで、そこがほぼ中間地点だ。ゴンドラには、それぞれ赤と青のベースカラーに、花がモチーフの歴史絵巻風デザインが描かれている。さらに山頂駅に近づけば、岩国錦帯橋空港や瀬戸内海の島々までを望めるようになる。乗車中は音声ガイドで風景の説明と岩国の歴史紹介を流してくれるので、すばらしい絶景とともに歴史や風土を知ることもできる。
岩国城だけではなく山頂駅付近にも楽しみが
約3分の空中散歩はあっという間で、ゴンドラは山頂駅に滑り込む。ほとんどの人はここから岩国城を目指すだろう。駅を出たら目の前の道をまっすぐ行けばいい。早足なら5~6分ほど、のんびり歩いても10分ほどで着く。上り坂だがゆるやかなのでそれほどしんどくはない。山頂駅脇には広場があり、ここからの眺めもなかなか良い。ゴンドラからは限られた範囲だった景色も、パノラマとなって岩国市街から瀬戸内海まで見渡せる。もし城まで登る余裕がなくても、ここで絶景を十分に堪能できる。駅のすぐ前にはからくり時計があり、毎時10分、25分、40分、55分に錦川の鵜飼をモチーフにした人形が登場し、音楽に合わせユーモラスに動く。ちょっと中途半端な時間設定なのは、見てからでも下りのロープウエーの出発時間に間に合うための配慮だ。
錦帯橋・岩国城と合わせて四季折々の景観を楽しむ
ロープウエーではなく、自分の足で山を登ってみたいという人には、吉香公園をスタートにした2つの登山ルートがある。1つ目は山麓駅から山頂駅までの間を結んでいる幅の広い遊歩道で登っていくコース。尾根筋に沿って整備されているので歩きやすい。2つ目は山道。ちょっとしたトレッキング気分を味わいたい人向け。もちろん、いちばんのおすすめは気軽で便利なロープウエー。単体での乗車券も発売されているが、周辺をひととおり見て歩くのであれば「錦帯橋・ロープウエー・岩国城のセット券」がお得。小型犬や猫も条件付きで同乗できるので、愛するペットとの旅行を楽しむこともできる。ちなみに帰りの最終便に間に合わなかった場合は、遊歩道を徒歩で20〜30分ほどかけて下山することになるので注意。
スポット詳細
- 住所
- 山口県岩国市横山 地図
- エリア
- 岩国・柳井・周防大島エリア
- 電話番号
- 0827411477
- 時間
- 9:00-17:00(毎時00、15、30、45分発)
- 休業日
- 検査・整備日
- 料金
-
【乗車料】
[大人]往復560円、片道330円
[小学生]往復260円、片道150円 - 駐車場
- あり(60台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、ALIPAY)
- Wi-Fi
- あり(IWAKUNI FREE Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン