株式会社広島三次ワイナリー
地元三次産のブドウを使った高品質の国産ワインを製造販売する
ブドウ栽培の盛んな三次にあるワイナリー
中国山地の山々に囲まれた広島県北部の中心都市・三次。ここで可愛川(えのかわ)・馬洗(ばせん)川・西城(さいじょう)川という3つの川が合流し、中国地方一の大河・江の川(ごうのかわ)となって日本海に注ぐ。その三次では、初秋から早春にかけて朝霧が発生し、盆地一帯が「霧の海」になる。川の水が霧に、霧が雲になり、雨となって再び川に注がれる。その水の循環と、昼夜の寒暖差の大きい気候がブドウ栽培に適し、果物需要が高まった高度成長期の1960年代から、三次ではブドウ栽培が盛んに行われてきた。ここで栽培されるブドウは、マスカットと巨峰をかけあわせた最高級の甘いブドウ、ピオーネが中心で、「三次ピオーネ」として知られている。そして自社農園をもち、三次で生産されるブドウを使ってワインの製造販売を行い、県北部観光の中核となっているのが「広島三次ワイナリー」だ。
看板ワインが「TOMOEシリーズ」
1994年(平成6)の創業。市内の委託・契約農家から原料を集荷するほか、約2万平方メートルの自社農園で「ピノ・ノワール」「シラー」「プティヴェルド」などのヨーロッパ品種を栽培。契約農家では白ワイン用の「シャルドネ」や日本固有の品種「小公子」などを育て、各農園で栽培方法も異なる。三次で育ったブドウのよさを最大限に引き出すべく、ワインの種類にあわせた品種と栽培・収穫方法、熟成方法の試行錯誤を重ね、ていねいなワイン造りが日々行われている。そして、三次の気候風土とワイン造りへの情熱が生みだした個性豊かなワインが、2008年(平成20)から発売された「TOMOE(ともえ)シリーズ」だ。近年、海外を含むさまざまなワインコンクールでTOMOEシリーズが毎年受賞し、2022年(令和4)にも、「日本ワインコンクール」で「TOMOEシャルドネ待月2020」が欧州系品種部門(白)金賞を受賞したほか数多くの賞を受賞。最高品質のワインとして注目されている。
観光拠点として好適な立地
広島三次ワイナリーの広い敷地内には醸造所やワイン貯蔵庫があるほか、ワインや地元産品を販売している物産館やカフェ、BBQガーデンなどを併設。醸造所ではワインの製造過程や地下貯蔵庫が見学でき、物産館にはさまざまな三次ワインを試飲できるコーナーもある。ノンアルコールドリンクも用意されているので、車で来訪しても安心だ。春・秋のワイン祭りなどイベントも盛りだくさんで、ワイン好きな人はもちろん、多くの観光客で賑わっている。中国自動車道の三次ICまで約2km、車で約3分とアクセスもよく、遠方からのドライブ旅行で立ち寄るのも便利な立地。毛利氏の居城だった「日本100名城」の郡山(こおりやま)城へは約22km約30分と近い。また三次は、尾道と松江のほぼ中間地点にあり、尾道へ尾道自動車道で約70km約1時間、松江まで松江自動車道で約100km約1時間20分。意外と近いので、尾道や松江とあわせて旅するのも一案だ。
スポット詳細
- 住所
- 広島県三次市東酒屋町10445-3 地図
- エリア
- 北部エリア
- 電話番号
- 0824640200
- 時間
-
[ワイン物産館]9:30-18:00
[バーベキューガーデン]11:00-18:00(L.O.17:30)
[カフェヴァイン]8:00-17:00(L.O.16:30) - 休業日
- 12/29-1/1、1月-3月の第2水
- 料金
- [入場料]無料
- 駐車場
- あり(100台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、メルPAY、d払い、auPAY)
- Wi-Fi
- あり(Hiroshima Free wifi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 平均予算
-
【昼】1-1,000円
【夜】1,001-3,000円, 3,001-5,000円 - 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可(店内はゲージ等での通り抜けのみ可、飲食はバーベキューガーデンのテラス席のみ可)
情報提供: ナビタイムジャパン