足立美術館

美術館

日本一に選ばれた日本庭園と名画鑑賞に何度も訪れたい美術館

アメリカの日本庭園専門誌のランキングで「19年連続日本一」に選ばれている名園。横山大観、上村松園らの日本画、北大路魯山人の陶芸など、日本有数のコレクションも合わせて鑑賞できるとあり、国内はもとより世界中からも鑑賞に訪れている。

伝統的な手法に基づいて作庭された足立美術館の主庭・枯山水庭} 伝統的な手法に基づいて作庭された足立美術館の主庭・枯山水庭

地元・安来出身の創設者が生涯をかけて造りあげた美術館

松江市の東に位置する安来市。その郊外にあり、年間60万人以上が訪れる「足立美術館」は、国内のみならず海外にもその名を知られた存在。約16万5000平方メートル(5万坪)の日本庭園は、アメリカの日本庭園専門誌「The Journal of Japanese Gardening(ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング)」が毎年発表する日本庭園ランキングで、2003年(平成15)から19年連続日本一を誇る。「今鑑賞できる日本庭園としていかに優れているか」を基準に調査・選考される同ランキングでは、広大な庭園の細部まで維持管理されていることや、利用者へのホスピタリティなども高く評価されているという。創設者である足立全康(ぜんこう)は、地元出身の実業家。「故郷に恩返しがしたい」との思いから、1970年(昭和45)に美術館を設立。横山大観をはじめとした近代日本画に深い思いがあり、まず日本庭園を通じて日本の四季の美しさを感じてもらい、その感動をもって作品を鑑賞することで、日本画の魅力を伝えようとしたのだという。

みずから全国をまわり植栽の松や石を収集した創設者・足立全康の像が立つ} みずから全国をまわり植栽の松や石を収集した創設者・足立全康の像が立つ

季節とともに趣を変える庭園は、生きた絵画

「庭園もまた一幅の絵画である」と足立自身が語ったように、どの庭も1枚の日本画のような美しさ。季節とその日の天候、さらに時間帯によって変幻自在に表情を変えるため、毎日見慣れている美術館のスタッフでさえも、感動が薄れることはないという。庭園の主要な鑑賞ポイントは8か所。まず、美術館入り口で来館者を迎える『歓迎の庭』、次に杉苔を中心にした京風の雅な『苔庭』が目の前に現れる。美術館の主庭が『枯山水庭』。中央に険しい山をイメージした立石があり、そこから流れる滝水がやがて大河となる、雄大な景色を表している。窓枠がそのまま額縁になっているのが、『生の額絵』。ほかにも、人工の滝から勢いよく水が流れ落ちる『亀鶴の滝』、鯉が優雅に泳ぐ『池庭』、床の間の壁をくり抜き、一幅の山水画のように見せる『生の掛軸』も名物のひとつ。横山大観の名作『白沙青松(はくさせいしょう)』をイメージして造られた『白砂青松庭』の力強さにも、圧倒される。

窓枠を額縁に見立てた『生の額絵』は琳派の屏風絵を思わせる} 窓枠を額縁に見立てた『生の額絵』は琳派の屏風絵を思わせる

和洋折衷の新しい感覚で造られた池庭} 和洋折衷の新しい感覚で造られた池庭

名園と名画の醸し出す時間をゆったり楽しむ

名園とともに楽しみたいのが、近代日本画壇で活躍した巨匠たちの作品。なかでも横山大観のコレクションは、初期から晩年にいたるまで約120点を数える。各時代の代表作がそろっているのも大きな特徴で、質・量ともに最も充実しているといえるだろう。大観のほかに、竹内栖鳳、川合玉堂、上村松園、さらに現代日本画家の作品も所蔵し、庭園の四季に合わせ、季節やテーマに応じた作品を公開。訪れるたびに趣が異なり、何度も訪れる人が多いのもうなずける。

コレクションの中核をなす大観作品を展示する「横山大観特別展示室」} コレクションの中核をなす大観作品を展示する「横山大観特別展示室」

美術館開館50周年を迎えた2020年(令和2)、新たにオープンしたのが「魯山人館」。陶芸家、書道家、篆刻家としても知られる北大路魯山人の作品を鑑賞するために設計された展示室では、約500点の所蔵品から常時約120点を紹介している。館内には庭を眺めながらお茶や食事を楽しめる喫茶室と茶室もあり、名園と名画の感動に浸りながらゆったり過ごすのにおすすめだ。

「魯山人館」では幅広い分野で個性を発揮した魯山人の魅力を堪能できる} 「魯山人館」では幅広い分野で個性を発揮した魯山人の魅力を堪能できる

池庭に囲まれた喫茶室「大観」では、島根和牛を使ったビーフカレーも味わえる} 池庭に囲まれた喫茶室「大観」では、島根和牛を使ったビーフカレーも味わえる

スポット詳細

更新日:2024.04.16

住所
島根県安来市古川町320 map map 地図
電話番号
0854287111
時間
[4-9月]9:00-17:30
[10-3月]9:00-17:00
休業日
年中無休(新館のみ展示替えのため休館日あり)
料金
【入館料】
[大人]2,300円
[大学生]1,800円
[高校生]1,000円
[小中学生]500円
駐車場
あり(400台)
※無料
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(iD)
受付のみ可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
ベジタリアンセレクション
あり
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】5,001-10,000円
滞在目安時間
120分以上
車椅子での入店
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • ガラス越しの庭園
    3.0 投稿日 : 2023.05.14
    2度目の訪問です。庭園が有名です。確かに手入れが行き届き、美しい庭です。しかしガラス越しで見るだけで、立ち入りはできません。写真映えはしますけど。美術館は確素晴らしい展示ですが、個人の好みもあります。むしろ庭園が有名なのだから、そちらをもっと見せる工夫をしてほしいと思いました。
  • 天気に恵まれた
    5.0 投稿日 : 2023.05.07
    ゴールデンウィークの天気の良い日に訪問できラッキーでした。本来の美術館としてのコレクションも素晴らしく、横山大観や前田青邨などの日本画大家の作品も生で見ることができました。春の緑が庭に映え、ここは来るだけの価値があると思いました。駐車場は広いものでした。本館側の建物から入って地下を通って新館建物から出てくるルートになっていました。
  • 一度は行きたい島根の旅 (行って良かった!)
    4.0 投稿日 : 2023.04.19
    初めての愛知から車での「島根」一人旅行でした。一日目は移動。二日目に一生に一度は見てみたかった「足立美術館」の庭園の美しさに圧倒されてから「松江城」。「松江城」の天守閣からは「宍道湖」が綺麗に見えました。お堀の船にも乗りおもしろい体験ができました。三日目は「島根県立古代出雲歴史博物館」で「出雲」の歴史を学んだあと、「出雲大社」に参拝。広大な敷地と歴史的な神社への参拝で心が洗われました。

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