柳津虚空蔵尊
境内の七不思議で知られる虚空蔵尊
緑の木立に包まれた本堂は江戸時代に建立された
聖武天皇の勅を受けた行基が、726年(神亀3)に、本尊となる虚空蔵菩薩を彫り開創。当時、都のみならず多くの場所で、民衆が飢饉や貧困に苦しんでおり、行基は仏教を広め、民衆の心を救ったとされている。柳津虚空蔵尊もそうした寺院のひとつだ。北上川沿いの国道45号線を北へ向かって走っていると、右側に見えてくるのが真っ赤な大鳥居。高さ10.5m、幅7mの、東北一を誇る真っ赤な木製の鳥居は、柳津虚空蔵尊へ向かう大きな目印だ。津山杉の巨木が茂る参道を抜け、仁王門をくぐれば目の前に本堂が見えてくる。江戸時代末期に建てられ、以前は茅葺き屋根だったが1974年(昭和49)に銅板に葺き替えられた。山口、会津の虚空蔵尊とともに「日本三大虚空蔵尊」に数えられることもあるが、この「三大」に数える寺は、各地方によって異なる。
「撫で牛」で商売繁盛、「撫で虎」で金運アップ!
本堂の脇には素焼きで造られた「撫で牛」がある。なでれば家内安全、商売繁盛するといわれていて、長年あつく信仰されてきた。また、病をもっている人が自分の患部と同じところをなでると病気が治るとも。その脇には「撫で虎」が堂々たる勇姿を見せている。虎は子を愛し手元から放さないということが転じて、大事なお金のことを「虎の子」という。「撫で虎」の口に賽銭を入れると金運にご利益があるといわれている。このほか、本堂近くには、子どもを守るお地蔵さん「子育延命地蔵尊」や「弘法大師堂」、稲荷明神を祀る「稲荷堂」などが点在。また御朱印を受け付けている売店では、江戸時代より伝わる「仁王玉」を販売している。病気やケガの平癒を祈念するためのもので、願をかけて仁王門に飾るのが古来からのならわし。
境内の七不思議を巡りカフェでひと休み
境内のあちこちに点在するのが柳津虚空蔵尊の「七不思議」。弘法大師が密行を終え、下山の際、この地に杖を刺して立ち去ったといわれていて、その杖が成長したといわれる「玉こぶのけやき」。この木は縁結びのケヤキとして人々に信仰されている。葛西公奥方お手植の「雫の桜」は、かつて晴天の日でも葉先からしずくを落とし、それは奥方を慕う涙との言い伝えが残る不思議な木。樹齢400年を超えたが現在は枯れてしまった。このほか虚空蔵菩薩が一夜で曲げたと伝わる「一夜の松」、弘法大師ゆかりの「月見の井戸」など、七不思議を探しながら歩くのもこの寺の楽しみのひとつだ。境内を散策したあとは、「お寺cafe夢想庵」で、甘味やコーヒーを。オリジナルブレンドの「七不思議珈琲」や「釈迦ソフト」など、個性派メニューを味わいながら、癒やしの時間を過ごそう。
スポット詳細
- 住所
- 宮城県登米市津山町柳津字大柳津63 地図
- エリア
- 県北エリア
- 電話番号
- 0225682079
- 時間
- 9:00-17:00
- 休業日
- 無休
- 料金
- 無料
- 駐車場
- あり(60台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり(MIYAGI Free Wi-Fi)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 乳幼児の入店
- 可
- ペットの入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 悲しくなりました
- 今年最後の御朱印なら虚空蔵様でと思い、参拝して御朱印いただきに。。。しかしこんなやつには書かないぞ‼️の掟?4ヶ条くらいあり、1ページずつ今までいただいた御朱印チェックされ、ひとつ4ヵ条にあてはまりいただけませんでした。神社の御朱印でした。お寺と神社の御朱印を分けろと言われたのはしかたないけど、チェックされるのは気分悪いし、なんだかどーなってるの?と驚きました。2年前は別のお坊様で、快く書いていた...
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- 大木のパワーを感じる立派なお寺、ありがたい仏様に感動する。境内のカフェもとてもおすすめ。
- 立派な大鳥居を車でくぐり境内へ。樹齢数百年の大木が生い茂り、樹木からパワーをいただく。新緑の美しい緑を背景に京都の古刹を思わせる立派な山門をくぐり本堂へ。秘仏の虚空蔵菩薩様をおまつりした本堂にて和尚様に御祈祷をお願いした。とても迫力があり、御利益を感じ、感謝の気持ち一杯になった。境内にあるカフェ(お寺cafe夢想庵は江戸時代の庫裏にあり、佇まいがとてもすばらしく、お食事(厄よけそば)、デザート...
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