白石城
片倉家の居城を美しく忠実に再現
白石のシンボル的存在の城
JR白石駅を下りてから東に向かって歩くと、13分ほどで着くのが益岡公園内に建てられた白石城だ。蔵王の山並みを背景にした場所にそびえる、三層の屋根を重ねた天守閣が美しい。白石城は、戦国時代には蒲生家や上杉家などに治められたものの、関ヶ原の合戦直前、伊達政宗が攻略して取り返した経緯をもつ。再び伊達領となってからは大改修が行われ、以後明治維新まで260年以上もの間、片倉家の居城となった。
名城を細かなところまで復元
白石城の復元がなされたのは1995年(平成7)のこと。発掘調査を入念に行い、そのうえで史実に忠実に、三階櫓(天守閣)と大手門の一部を復元した。石垣は「野面積(のづらづみ)」という古い石垣の積み方で復元されている。石をほとんど加工しないこの工法は、復元城ではほとんど用いられることのない難しい積み方だ。また、大手二門には、樹齢1000年以上の台湾檜の大木が使われた。三階櫓(天守閣)は、柱には吉野檜、化粧材には青森ヒバや山陰の松丸太、赤杉など、すべて国産材というこだわりよう。瓦は、岐阜県坂祝町で焼かれた耐寒性に優れた「いぶし瓦」を採用。軒丸瓦には、発掘調査時に出土した瓦を再現した、伊達の家紋「三ッ引両」がしっかりと刻まれている。白石城の復元で使われた瓦は、全部で4万3000枚にも及ぶ。こうした細部までのこだわりが、往時の面影を見事によみがえらせることに結びついている。
白石市街や蔵王連峰を一望
最上部の3階は物見櫓の役割を兼ねていて、高欄がすべての角度に回り、火頭形の出入り口が付いている。ここから白石市街を一望でき、その周囲には蔵王連峰の山並みが美しく広がっている。四季折々の自然の景色を見られる絶好の場所だ。3階の室内は30畳ほどの広さがあり、ここで敵の情勢を見ながら、軍議を開くことが可能な造りになっている。
白石城歴史探訪ミュージアムでお土産を
白石城とセットで見学したい施設が、敷地内にある白石城歴史探訪ミュージアム。200インチの立体ハイビジョンと臨場感あふれる音響システムで、戦国時代を舞台にした立体映像を見られる。また、館内には売店があり、片倉小十郎グッズや白石名物の温麺、こけしなど、さまざまなアイテムを販売。お土産選びにちょうどいい。白石城を見学したあとは、すぐ近くに残る片倉家臣団の武家屋敷へも足を延ばしてみよう。
スポット詳細
- 住所
- 宮城県白石市益岡町1-16 地図
- エリア
- 蔵王・白石エリア
- 電話番号
- 0224243030
- 時間
-
[4-10月]9:00-17:00(最終入館16:30)
[11-3月]9:00-16:00(最終入館15:30) - 休業日
- 12/28-12/31
- 料金
- [白石城入館券]大人400円、小人(小、中、高校生)200円
- 駐車場
-
なし
※白石市役所北側、城下広場駐車場無料 - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- あり
- 喫煙
- 不可
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
- アニメスポット情報
※ナビタイム調べ
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クチコミ
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- 続100名城になっている立派な白石城
- 白石城と言えば思い出されるのは仙台藩主伊達政宗の家臣片倉小十郎。立派な天守で、白石市を一望できてとても良いです!白石城内ら甲冑や解説などのちょっとした展示もあり勉強にもなりました。
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- 片倉小十郎の居城
- キツネ村に来たついでに寄ったら、なんとあの有名な片倉小十郎の居城で得した気分です。復元天守としては珍しい木造建築で大きくはないものの城らしい城です。城下にある武家屋敷も時代劇の映画に出てきそうなこれぞ典型的な武家屋敷です。個人的には敵方として大阪の陣で戦った真田氏の家中を並べて展示するのはどうかと思いました…。
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- まだ入れないとわかってました〜
- 残念ながら11/1からリニューアルオープン。駅前から武家屋敷とか街並みを眺めながらのんびり歩けます。こじんまりしたお城登場❗️青空に映えてキレイです。平日なので静かな雰囲気。地元の方?が散策されていました。お城がある町っていいですね〜地元の方々の努力と熱意が伝わってきます。今後も頑張ってほしいです。
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