西行戻しの松公園
桜の名所としても知られる松島のビュースポット
西行法師の伝説が残る土地
松島海岸駅から車で約3分。距離にすると1.5kmほどで歩くこともできるが、急こう配の坂道が続くため車かタクシーで向かうのがおすすめだ。名称になっている「西行戻しの松」の由来は、鎌倉時代の歌人・西行法師(さいぎょうほうし)が、修業のため諸国を徒歩で巡っている道中の伝説からきている。西行が松の大木の下で休み、「月にそふ 桂男の かよひ来て すすきをはらむは誰が子なるらん」と一首詠み、そこにいた童子をからかったが、その童子に禅問答で敗れてしまった。童子は「松島は霊場で才人が多い。恥をかくより帰るが良い」とさとし、西行は道を引き返し松島へ行くことを諦めたという。そこから、里人たちがその一帯を「西行戻しの松」と呼び始めたと言い伝えられている。
さまざまな角度から絶景を望む
訪れる人のほとんどの目的は、箱庭のように一望できる松島湾の絶景だ。おすすめの展望スポットは3つ。公園の先端にある柵で囲った松の木の前。この柵前から望む景色がすばらしく、園内で海をいちばん近くに感じられる場所だ。公園駐車場近くの坂道を上ると広がるのが「松島展望台 白衣観音」。いちばん高台にあり、見晴らしが良い。広場には3段ほどの階段があり、そこから松島湾を一望できるようになっている。左手に松島海岸と福浦島を結ぶ朱色の橋「福浦橋(ふくうらばし)」が入り、海の青、松の緑、橋の赤とコントラストが美しい。
春は桜と海の風景が広がる
園内の小高い丘もスポットのひとつで、ここからも多島美が堪能できる。東屋が設けられ、ひと休みにもぴったりだ。いずれの展望スポットも緑が生い茂る春や夏、紅葉する秋、真っ白な雪が積もる冬と、季節の移ろいによって表情が変わる。「西行戻しの松公園」は、松島きっての桜の名所として知られている。園内にはたくさんのソメイヨシノが立ち、例年4月中旬~4月下旬頃になると、桜の花が咲き誇る。薄紅色の桜越しに眺める松島湾は絶景で、花見をしながらの日本三景見物は、この公園ならではの楽しみだ。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン
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