奥入瀬渓流館

博物館/科学館

カフェから散策情報までそろった、奥入瀬渓流散策の拠点

大自然をベースにした観光スポットを元気に効率よく楽しむには、情報収集が大切。奥入瀬渓流を散策する前に、奥入瀬渓流館を訪れて観賞ポイントを押さえよう。事前に知識を仕入れておけば、感動は何倍にも広がるはずだ。

奥入瀬渓流散策の入り口に位置する「奥入瀬渓流館」} 奥入瀬渓流散策の入り口に位置する「奥入瀬渓流館」

自然スポットを楽しむための情報がいっぱい

日本屈指の清流で知られる奥入瀬渓流は国立公園に指定されている。自然保護が最優先されるため、最低限の散歩道こそ整備されているものの、案内看板などはかなり少ない。それに加えて散策路は全長約14kmと距離がある。すべてを歩いて移動すると、所要時間は4~5時間といわれている。限られた旅行の時間で、この渓流を存分に楽しみたいなら、まずは奥入瀬渓流館を訪れよう。ビジターセンターの役割も担っており、奥入瀬渓流の季節ごとの見どころがコンパクトに紹介されている。「奥入瀬渓流の水はどこからやってくるのか?」「よくポスターなどで見かけるあの美しい流れは、14kmの渓流のどこで見られるのか?」そんな疑問も奥入瀬渓流館で解消できる。展示物は説明を読みながら回っても理解できるように工夫されているが、時間に余裕があれば無料の館内ツアーを利用しよう。ガイドカウンターに声をかければ、対応してくれる(館内混雑時は利用できない場合あり)。

展示エリアには、奥入瀬渓流の成り立ちや、観賞できる自然などがわかりやすくまとめられている} 展示エリアには、奥入瀬渓流の成り立ちや、観賞できる自然などがわかりやすくまとめられている

ネイチャーガイドに学べば楽しさも倍増

「雪どけ水や雨水がカルデラに溜まり、ある日、決壊して流れ出ました。その流れが奥入瀬渓流です。散策時には周囲の地形にも注目しましょう。左右にそびえ立つ岩の壁がある場所があり、強い水流で削られてできた渓谷地形であることを実感できます」と、ネイチャーガイドが模型を使いながら説明してくれる。ガイドたちは、各自が奥入瀬を歩いて得た情報を共有しており、「落枝が多い」「落石注意」などの情報をSNSで発信している。散策前にチェックしておけば安心だ。奥入瀬渓流は、日本蘚苔類(せんたいるい)学会から「日本の貴重なコケの森」に選定された。美しい渓流の立役者でもあるその苔を、顕微鏡でじっくり観察できるコーナーもある。ちなみに、ここで観察できる苔は国立公園内で採取されたものではなく「来館者の自然観察の助けになるように」と、近隣地域からガイドたちが集めてきたものだ。

今観察できる植物をガイドたちが手書きで紹介。自分の見つけた小さな花の名前を散策のあとに立ち寄って確認するのも楽しい} 今観察できる植物をガイドたちが手書きで紹介。自分の見つけた小さな花の名前を散策のあとに立ち寄って確認するのも楽しい

一見、同じに見える苔だが、顕微鏡でのぞくとそれぞれ姿かたちが違っていておもしろい} 一見、同じに見える苔だが、顕微鏡でのぞくとそれぞれ姿かたちが違っていておもしろい

カフェやミュージアムショップもあり充実!

館内にはこのほか、青森名産のリンゴをテーマにしたカフェ「あら、りんご。青森 奥入瀬店」や、苔を用いたインテリアアイテムを作れる「テラリウム工房」がある。また奥入瀬フィールドミュージアムショップでは、奥入瀬渓流の名産品でもある「栃蜜(とちみつ)」を使ったスイーツを販売。栃蜜はトチノキの蜜をミツバチが集めたものだ。散策路からはほとんど見えないが、花期になると渓流周辺に何か所も蜂箱が設置されているそう。奥入瀬渓流の水は十和田湖から流れ出ており、奥入瀬渓流館は渓流の終点にあたるのだが、多くの人はアクセスのしやすさからこの渓流館を起点に、十和田湖に向かって上流へと歩いていく。穏やかな下流域から始まり、水源である十和田湖に近づくにつれて、水は力強い流れへと姿を変えていく。自然が生み出した奇跡のような美しい風景は、世界中の人から絶賛されている。そんな貴重な自然を壊さず散策するための正しい方法を、ここでしっかり学んでいこう。

自然をモチーフにしたセンスのいいお土産がそろっている} 自然をモチーフにしたセンスのいいお土産がそろっている

スポット詳細

住所
青森県十和田市奥瀬栃久保183 map map 地図
電話番号
0176741233
時間
9:00-17:30
[冬季(11/15-4/19)]9:00-16:30
休業日
年中無休
料金
[入館料]無料
駐車場
あり(80台)
クレジットカード
可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER、Diners Club)
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、au WALLET、Apple Pay、PayPay、楽天ペイ、メルPAY、d払い、auPAY)
Wi-Fi
あり(TowadaCity_Free_Wi-Fi)
コンセント口
なし
喫煙
不可(屋外に喫煙場所があります)
英語メニュー
あり
平均予算
【昼】1,001-3,000円
滞在目安時間
30-60分
車椅子での入店
乳幼児の入店

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • ログハウス風の建物で、お土産色々、苔ソフトクリームに、美味しいアップルパイも食べられるよ!!
    4.0 投稿日 : 2022.07.04
    奥入瀬渓流館の窓口も親切で、手作りできる苔玉や、苔ソフトクリーム、そして、あら、りんごの店舗が入っていて、イートインスペースがあり、アップルパイは美味しかった。
  • 事前の勉強に最適。ケーキもおいしそう。
    4.0 投稿日 : 2022.06.05
    ジオパーク的なこと、渓流の自然(木々、動物)のこと、展示が充実し、事前勉強ができます。展示についての無料ガイド(15分ほど)がありました。利用させていただきましたが、展示以上に深くしることができ、大満足でした。近辺に関する案内も丁寧にしていただきました。リンゴパイや飲み物も、いい感じのものがありますよ。
  • 奥入瀬渓流の下流にあります
    5.0 投稿日 : 2020.01.11
    子ノ口からのレンタサイクルの返却(乗り捨て)のために訪問しました。奥入瀬渓流の下流側入口にあたるところにあり、店内には、ひょうたんランタンや各種お土産、軽食が用意されていました。

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アクセス

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最寄り

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