種差海岸
天然芝生と奇岩怪石や砂浜が広がる、絶景の海岸線
種差海岸の主役ともいえる「種差天然芝生地」。晴れた日はここで一日中過ごしたくなる
なだらかな芝生地が海辺まで続く
八戸市の北東端に位置する蕪島(かぶしま)から、南東の階上町(はしかみちょう)まで続く約12kmに及ぶ海岸線が、三陸復興公園内にある「種差海岸」だ。ここでは砂浜海岸、岩礁海岸、海食海岸など変化に富んだ海の景色を見られ、訪れる人の目を楽しませている。なかでも種差海岸のほぼ中央に位置する「種差天然芝生地」は、波打ち際まで天然の芝生が広がる、種差海岸きっての景勝地だ。1950年代以前、この一帯が馬の放牧地だった名残で、芝生が敷き詰められているのだとか。種差海岸では、季節によって芝生地を利用したリトリートキャンプや、遊覧バス、朝ヨガなどの体験イベントも多種多様に用意されている。
種差海岸を訪れたなら、まずはインフォメーションセンターへ。大駐車場も併設している
天然芝生地と磯浜、砂浜を一緒に見られるこの景観が種差海岸の特徴だ
種差海岸の情報をチェックしよう
種差海岸を訪れた際に、ほとんどの人が最初に立ち寄るのが「種差海岸インフォメーションセンター」である。種差天然芝生地の向かいに位置しており、センター内には種差海岸の概要や、より快適な楽しみ方のアドバイス、ガイド案内など、種差海岸を観光するのに欠かせない情報を提供してくれる。さらに種差海岸周辺は、福島県相馬市までをつなぐおよそ1000kmの、「みちのく潮風トレイル」の起点にもなっている。海岸周辺には遊歩道が整備され、4月から9月中旬頃までは、日帰りトレッキングを楽しむ人々で賑わいを見せる。この期間中は、約600種もの植物が見られるとあって、植物観賞しながらのトレイルコース散策が人気だ。
パネルや展示物も豊富な種差海岸インフォメーションセンターの内部
見どころも豊富なトレイルコース
種差天然芝生地からトレイルコースを北上してみよう。約5.2km続く海岸探勝歩道を通り、海岸の奇岩怪石が続く絶景を目に焼き付けながら、葦毛崎(あしげざき)展望台に到達する。まるで映画に出てくるような西洋の古城を思わせるたたずまいと、太平洋を一望できる展望台とあって、観光客が続々と訪れる人気のスポットだ。展望台の入り口にはカフェテラスもあり、パノラマの絶景を堪能した人々のブレイクポイントにもなっている。また展望台には40台近く停められる駐車場もあるので、車を利用する人にもありがたい。
スポット詳細
- 住所
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青森県八戸市鮫町字棚久保
地図
- エリア
- 八戸・下北半島エリア
情報提供: ナビタイムジャパン