浄土ヶ浜

海岸/浜

白い岩肌に青い海と緑の松のコントラストが映える国指定の名勝

「さながら浄土のごとし」と評されたほど、独特な景観を形成する観光名所「浄土ヶ浜」。自然が創り出したダイナミックな岩肌に、透明感あふれるエターナルグリーンの海が織りなす対照的な景観美に心が揺さぶられる。

まるで極楽浄土のような景色は、何度見ても見入ってしまう まるで極楽浄土のような景色は、何度見ても見入ってしまう

心を奪われる極楽浄土の景色

宮古市は本州最東端の町であり、盛岡市から車で約1時間25分と県内ではアクセスも良好な町。そこに位置する「浄土ヶ浜」は、岩手三陸海岸のなかでも特に名の知れた景勝地で、火山岩からつくられた尖った岩山が林立し、小石で埋め尽くされた浜で入り江が形成されている。その美しさはまるで「極楽浄土」を思わせるとして、この名がついたというのが一般的な説だ。第一駐車場から浄土ヶ浜ビジターセンターを経て遊歩道を北へ歩くこと約13分で、夏には海水浴場としても利用される浄土ヶ浜が現れる。ゴツゴツした岩肌と松の木、海、空という4つの競演に、目も心も奪われるだろう。東日本大震災による赤字などにより、2021年(令和3)1月、浄土ヶ浜を周遊する観光遊覧船の就航が終了したが、地元をはじめクラウドファンディングなどで建造費を募り、「宮古うみねこ丸」として2022年(令和4)7月に就航を開始した。

浄土ヶ浜ビジターセンターでは景観や自然体験に関する情報が紹介されている 浄土ヶ浜ビジターセンターでは景観や自然体験に関する情報が紹介されている

遊歩道の一部はデッキ状に整備。トレイルコースも兼ねている 遊歩道の一部はデッキ状に整備。トレイルコースも兼ねている

「宮古うみねこ丸」 船上からウミネコの餌付けも体験できる 「宮古うみねこ丸」 船上からウミネコの餌付けも体験できる

浄土ヶ浜の裏側ものぞいて見たい

浄土ヶ浜は、入り江側の穏やかで神秘的な表情に対し、沖側の表情は荒々しく険しい。人によってはその沖側の険しい景観が、まさにあの世を思わせるらしい。沖側は海上からしか拝めないので、時間に余裕がある人は「浄土ヶ浜マリンハウス」で申し込めるサッパ船遊覧の利用を。マリンハウスは、浄土ヶ浜第1・第4駐車場と奥浄土ヶ浜の間にある。またビジターセンターから徒歩5分ほどで「岩手県立水産科学館」や「臼木山」などの観光スポット見学も楽しめる。さらにここは三陸海岸のロングトレイルコース「みちのく潮風トレイル」のコース上にあり、周辺の散策路も充実。陸上から浄土ヶ浜を観光する際には、浄土ヶ浜の看板の前で記念撮影しよう。旅の思い出が鮮明に呼び戻されるはずだ。

この看板が数ある撮影ポイントのなかでもいちばん人気だ この看板が数ある撮影ポイントのなかでもいちばん人気だ

ビーチを一望できるレストハウスもある

浄土ヶ浜のすぐそばには「浄土ヶ浜レストハウス」があり、お土産選びや食事の際に頼もしい味方になってくれる。館内は土産物店と食事ができる「浜処 うみねこ亭」に分かれており、うみねこ亭は1階席と2階席どちらも、大きなガラスから浄土ヶ浜が一望できる。ほかに海水浴シーズンには更衣室やコインシャワーも完備。そしていちばんの人気ポイントが屋上展望台だ。昔から地元では「浄土ヶ浜は上から見るべし」といわれており、ここからの景色は最高。おなかも満たされて駐車場まで歩いて戻るのが面倒、なんてことになっても大丈夫。4~10月の土日祝日は、このエリアを周遊する「浄土ヶ浜周遊バス」が無料運行しており、バスで駐車場へ戻ることができる。

浄土ヶ浜レストハウスの右奥に見えるのが浄土ヶ浜 浄土ヶ浜レストハウスの右奥に見えるのが浄土ヶ浜

浄土ヶ浜をイメージした、ライスの形がユニークな「浄土ヶ浜カレー」750円 浄土ヶ浜をイメージした、ライスの形がユニークな「浄土ヶ浜カレー」750円

スポット詳細

住所
岩手県宮古市日立浜町
駐車場
あり(第1-第4駐車場)

情報提供: ナビタイムジャパン

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