舞娘茶屋 相馬樓 竹久夢二美術館
酒田舞娘の演舞は必見! 往時の酒田をしのぶ雅な料亭建築
港町の花柳界文化が残る場所
酒田はかつて北前船交易(きたまえぶねこうえき)によって栄え、料亭文化が華開いた湊町(みなとまち)。「相馬樓」では、そんな当時の様子を垣間見ることができる。玄関を入るとまず目に入るのが、金箔が施された大きなレリーフだ。このような瀟洒(しょうしゃ)な飾りから、わび・さびを感じられる茶室や座敷までさまざまな部屋がある樓内は、基本的に自由見学。また、2階の大広間では酒田舞娘の踊りが鑑賞できる。演舞後は一緒に記念写真を撮ることができる。演舞鑑賞と、演舞に昼食の付いたプランは予約が必要。「演舞鑑賞と時間が合わないが舞娘に会いたい」という人は、1階の喫茶「くつろぎ処」を利用すると舞娘が注文した品を持ってきてくれる。
江戸期に料亭として始まった歴史ある建造物
相馬樓は1808年(文化5)に建設され、料亭「相馬屋(そうまや)」としてその歴史をスタートさせた。北前船交易により「西の堺、東の酒田」とまでいわれるほど繁栄を極めた酒田では、夜ごと豪商たちが料亭遊びをしていた。その様子は、現在も酒田舞娘の演舞で演奏される「酒田甚句(さかたじんく)」にも描かれている。しかし1894年(明治27)の庄内地震の大火で蔵以外が消失。残った6つの蔵をつなぐように建て替えたのが現在の母屋で、1996年(平成8)には国の登録有形文化財に指定された。酒田を代表する料亭ではあったが、1995年(平成7)に廃業。その後地元企業が買い取り、改修を経て2000年(平成12)に現在のような観光施設「相馬樓」として再開した。建物改修にあたってプロデュースを行ったのは、吟遊詩画人の泉椿魚(いずみちんぎょ)。伝統とモダンを融合させた、他に類を見ないデザインとなっている。
美人画で著名な竹久夢二の作品群
相馬樓の展示品でもうひとつ注目したいのが、大正ロマンを代表する詩人画家である竹久夢二(たけひさゆめじ)の作品だ。2008年(平成20)に、竹久夢二の作品に心酔する樓主により、「竹久夢二美術館」として併設され、肉筆画や版画、また名誉館長である竹久みなみが代々受け継いできた「夢二撮影の美人写真」といった貴重な展示物も見学することができる。かつて明治から昭和にかけて現在の東北を旅した竹久夢二は、酒田に三度滞在し、創作活動を行ったという。また、美術館の展示品のなかには、夢二自らが「相馬屋」に送った夢二式美人画「からふねや」も見ることができる。
スポット詳細
- 住所
- 山形県酒田市日吉町1-2-20
- エリア
- 庄内エリア(北)
- 電話番号
- 0234212310
- 時間
-
10:00-16:00(最終入館15:30)
[舞娘鑑賞]14:00から - 休業日
- 水、お盆、年末年始
- 料金
-
【入樓料】
[大人]1,000円
[中・高校生]500円
[小学生]300円
[未就学児]無料
【舞娘演舞付入樓料などの追加料】
[大人] 800円
[中・高校生] 500円
[小学生]200円
[未就学児]無料 - 駐車場
- あり 15台
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、銀聯、DISCOVER)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay、PayPay、LINE Pay、d払い)
- Wi-Fi
- あり(somaro)
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- ベジタリアンセレクション
- あり
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円, 5,001-10,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 乳幼児の入店
- 可
- 雨の日でも楽しめる
- はい
- 備考
-
※現在、平日は短縮営業中(完全予約制)
10:00-15:30(最終入館15:00)
※最新の営業日の情報は相馬樓のWebサイトよりご確認ください。
情報提供: ナビタイムジャパン
チケット情報
更新日:2023.02.03
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クチコミ
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- 10月1日から 営業再開しましたが 東北6県と新潟県の方のみの受け入れし 1週間前に予約が必要です
- 4月から休館していた[相馬樓]は 10月1日から営業を再開しましたが 年内(12月28日迄)は 1週間前の予約が必要で 東北と新潟県(7県)のみが受け入れ可となっています。それ以外の他県の方で 訪問予定の方は 酒田舞妓による演舞を楽しむことが出来ないので この点留意する必要あります。 営業再開日の10月1日に訪問し 内部に上がることは出来ないものの 玄関近辺の装飾を見学させてもらいましたが 機会あ...
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- 酒田に舞妓さん!
- 昭和にタイムスリップしたような建物と、色鮮やかな着物を着た舞妓さんがとても素敵!!3月だけ色んな雛人形が飾ってあるそうです☆
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- 舞妓踊り
- 元料亭の相馬楼、今では馴染みの客であった竹久夢二美術館が内部にある。昔ながらの風格を備えた建物は、相馬楼だけでなく、通りに沿って何軒か残っていて、日枝神社にまで通じるかつての繁華街は、その面影を保っている。
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