ござ九・森九商店
昔ながらの竹細工や生活雑貨がそろうどこか懐かしさを感じる名店
太い梁がある重厚な造りの「ござ九 森九商店」の店内。さまざまな竹細工や生活雑貨が所狭しと並べられている
店先に立て掛けられた竹箒(たけぼうき)や竹熊手が目をひく「ござ九 森九商店」。格子窓に瓦屋根、黒壁の2階建ての建物は江戸期から明治期に建てられた商家の姿を今に伝えており、盛岡市の景観重要建造物に指定されている。創業は江戸期の1816年(文化13)。当初、神仏の燈明(とうみょう)に使う燈心を売っていたが、のちに盛岡周辺の農家が作る手工芸品や藁工芸品、竹細工、荒物、雑貨を販売するようになったらしい。特に茣蓙(ござ)と畳を取り扱い、店主が代々森九兵衛(もりくへえ)を名乗ったことから、地元の人たちから「ござく」と呼ばれるようになったのだという。昔ながらの造りの店内にはさまざまな製品が並び、竹製品ならなんでもありという感じだ。人気のひとつは「竹行李(たけこうり)かご」。いくつものサイズがあり、どれにしようかと迷う買い物客の姿も見られた。竹籠もふだん使いができるものから高級な細工品まで多種多様。また、今や希少な製品となった農作業に使う手箕(てみ)や、藁(わら)靴、スゲ笠、虚無僧(こむそう)笠など見ごたえのある製品もそろっている。懐かしくも新鮮さを感じさせる品が並ぶ同店に足を運んでみよう。
人気の「竹行李かご」。上から2段目右のかごは4950円。小物雑貨を入れるほか、お弁当箱として利用する人も少なくないとか
スポット詳細
- 住所
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岩手県盛岡市紺屋町1-31
地図
- エリア
- 盛岡市・雫石町・小岩井エリア
- 電話番号
- 0196227129
- 時間
- 8:30-17:30
- 休業日
- 日
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- 伝統的な竹細工のお店
- 中津川沿いにある、竹細工のお店です。籠、草履、箒などが陳列されています。趣のある古い建物で、江戸時代の豪商だったそうです。
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- 江戸末期から明治にかけての豪商
- 岩手銀行赤レンガ館のすぐ近くにあります。江戸末期から明治にかけての豪商の商家で、今も現役の商家です。低い軒に格子戸、川側からの土塀と石垣も見所です。
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- 江戸の昔にタイムスリップしたような佇まい。
- 江戸時代から続いている荒物屋(今でいう生活雑貨の店)。岩手銀行赤れんが館を訪ねた後、何かめぼしい小物はないかと立ち寄った。市の景観重要建造物に指定されている建屋は、二階部分が極端に低い木造二階建ての瓦葺き。道路に沿って「くの字型」に曲がって格子戸や板塀が続く。入り口に立てかけられた竹箒と荒熊手、まるで江戸の昔にタイムスリップしたような佇まいだ。店内には、笊、籠、箒など手仕事の実用品が揃っている。
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