北山崎
連なる断崖絶壁が海のアルプスと呼ばれる
観光ポスターでもおなじみの断崖
岩手県北部ののどかな田野畑村に位置し、北は隣の普代村から南は弁天崎まで切り立った断崖が続く「北山崎」。断崖の周辺には奇岩怪岩、海蝕洞窟などの荒々しくも息をのむほど幻想的な海岸線が8kmも続く、自然美の景勝地だ。朝日に照らされた断崖や雪景色はまるで墨絵のようで、財団法人 日本交通公社の格付けでも特Aの評価を受けたほど。大きくは第一から第三展望台までが存在するが、小さな展望所などを含めると、周辺にはいくつもの展望スポットがあり、それぞれに見事な景色が望める。駐車場からまっすぐ海の方向に向かうと、正面に見えてくるのが、海岸から高さ200mに位置する第一展望台。そこから階段を降りると第二展望台へとたどり着く。かなりのこう配があるので、くれぐれも無理をしないように。
どの展望台がいちばんお好き?
体力と時間に余裕があり、北山崎らしい断崖絶壁を見たいなら、いちばんのオススメスポットは第二展望台。階段をかなり下ることになるのだが、第一展望台よりも海側にせり出した岬の先に展望台が設けられているので、断崖絶壁との距離がグンと近くなり、さらに迫力が感じられる。ただし、363段の崖沿いの階段を上り下りしなくてはならないので、時間と体力の余裕があれば、にしておこう。第三展望台は第一展望台より北側にあり、なだらかな道で森林浴を楽しめる。園地内には北山崎ビジターセンターがあり、観光案内所や悪天候でも北山崎の景色を見られるハイビジョンシアターも完備している。
崖沿いの階段を下って第二展望台へ。もっと下ると波打ち際まで行ける
駐車場周辺には売店や食堂も立ち並ぶ。正面右側に海を望める展望ポイントがある
お気に入りの絶景を探そう
北山崎の観光に訪れたなら、8kmの断崖が連なる北の起点「黒崎」も一緒に見てはいかがだろう。北山崎の各展望台から望むのは、おもに北山崎の南側の景色。北の起点である黒崎展望台からは、普代(ふだい)村の十府ヶ浦(とふがうら)海岸から久慈市までを一望できる。また黒崎には「日本の灯台50選」「恋する灯台」に選ばれている黒埼灯台があり、観光客にもその名が知られている。北山崎周辺はこのほかにも絶景スポットの連続なので、ドライブを楽しみながら観光ガイドに載っていない、自分だけのお気に入りスポットを見つけられるかも知れない。海上から遊覧船で眺めるツアーもあるので、そちらもチェックしてみよう。
スポット詳細
情報提供: ナビタイムジャパン