墨俣一夜城(大垣市墨俣歴史資料館)
春には美しい桜が咲き誇る城の跡地に建つ歴史資料館
豊臣秀吉の立身出世の始まり
墨俣一夜城へ行くには、JR大垣駅から出発するバスの利用がおすすめ。2番乗り場から発車する名阪近鉄バス・岐阜聖徳学園大学行きに乗車し、墨俣で下車して12分ほど歩くと到着だ。1566年(永禄9)に木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が一夜にして砦を築いたと伝わる墨俣一夜城。織田信長はこの城を拠点に美濃を制覇し、成果を認められた豊臣秀吉も出世の道を開いた。城にまつわる逸話としては、1977年(昭和52)に発見された愛知県江南市の旧家に伝わる『前野家古文書』により、築城の様子が明らかになった。1991年(平成3)、城郭天守の体裁に整えられた墨俣一夜城が完成し、天守閣の内部に「大垣市墨俣歴史資料館」が開館。城や豊臣秀吉の歴史を中心とした展示がされている。
"太閤出世橋と呼ばれる橋の欄干には、豊臣秀吉の馬印でもある""ひょうたん""が"
豊臣秀吉の歩みをたどる展示を親子で楽しむ
現在は歴史資料館となっている墨俣一夜城。内部は『前野家古文書』から築城の様子が検証できる展示となっている。施設内は墨俣の自然や郷土史など内容も充実。出世を遂げた豊臣秀吉の歩みを紹介するパネルや、築城の経緯を紹介する映像も楽しめる。親子で歴史を学ぶきっかけにもなるだろう。最上階からは大垣市内のみならず、長良川や岐阜城を一望できる。また、城周辺は犀川(さいかわ)に癒やされながら景色をのんびりと眺めるのもいいだろう。
城内の歴史資料館には、築城の経緯などを紹介した読みごたえのあるパネルが並ぶ
県内屈指の桜の名所を堪能しよう
城周辺は堀のように犀川が流れており、堤防沿いには樹齢50年を超える約1000本ものソメイヨシノが植えられている。墨俣一夜城は県内屈指の「桜の名所」としても知られ、見頃の時期には多くの人が訪れる人気の花見スポット。満開の桜並木を堪能するなら、花見シーズンに開催される「すのまた桜まつり」の時期に合わせて訪れ、屋台とともに楽しむのもいいだろう。さらに、夜にはライトアップもされるので、幻想的な夜桜も見ておきたい。また、墨俣一夜城へ訪れた際には、秀吉が出世したことにあやかって名づけられた「太閤出世橋」や、秀吉がご祭神として祀られている「豊国神社」など、周辺の歴史スポットを巡るのもおすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 岐阜県大垣市墨俣町墨俣1742-1
- エリア
- 西濃エリア
- 電話番号
- 0584623322
- 時間
- 9:00-17:00(入館は16:30まで)
- 休業日
- 月(祝の場合は翌日)、祝の翌日、年末年始(12/29-1/3)
- 料金
-
【入館料】
[一般]200円
[18歳未満]無料 - 駐車場
-
あり
※さい川さくら公園駐車場 - クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
情報提供: ナビタイムジャパン