富山県美術館

美術館

運河のそばにある「見る」「創る」「学ぶ」美術館

富岩運河環水公園内にあり、日本を代表する建築家、内藤廣氏が設計した気品にあふれた美術館。鑑賞だけでなく子どもから大人まで楽しめる仕掛けが館内の随所に見られるので飽きることがない。

富山県の木材やアルミをふんだんに使った建築。ガラス張りの外観が印象的} 富山県の木材やアルミをふんだんに使った建築。ガラス張りの外観が印象的

「ぐるぐる」という言葉を遊具に

この美術館の特徴のひとつに挙げられるのが、「オノマトペの屋上」という屋上庭園だ。デザイナーの佐藤卓氏がデザインした庭園には、「つるつる」「ぷりぷり」などの擬態語・擬音語(オノマトペ)を具現化した遊具が並ぶ。回しながら乗って遊ぶ「ぐるぐる」、ラッパのような形をしたオブジェで会話できる「ひそひそ」、トランポリンのように飛ぶことができる「ふわふわ」といった遊具に「美術館に体を動かす庭園があるなんておもしろい」と子どもたちの評判を呼んでいる。

ぶら下がっている鉄の棒の先に乗ってぐるぐると回る} ぶら下がっている鉄の棒の先に乗ってぐるぐると回る

色とりどりのポスターを画面表示

続いて館内で目にとまるのがポスタータッチパネルだ。同美術館が収蔵するポスターコレクション1万4000点のうち3500点を大型タッチパネルでデジタル展示している。大型タッチパネルサイネージ5台にポスターが次々現れ、前を通過する来館者に反応し、画面タッチを促すようにプログラムされている。世界ポスタートリエンナーレトヤマ受賞作や国内外の代表的なデザイナーの作品を中心としたポスターコレクションを自由に検索・閲覧できる。

直感的に操作ができ、自分好みのポスターが見つかるかも} 直感的に操作ができ、自分好みのポスターが見つかるかも

大小さまざまなクマが待つ

同美術館の真裏に来てみると、大小3体の真っ白なクマがすっくと立っている。「ANIMALS」シリーズを手がける作家、三沢厚彦氏の作品。立山連峰を見据え、堂々と立つ大きな「クマ」を中央に配し、その左右には、大きさの違うクマなど、造形的に変化をつけた。少し先の未来を見据えるようなクマの瞳が印象的だ。

三沢厚彦《Animal 2017-01-B》 コンクリートの上に立つクマの違和感が作品を際立たせている} 三沢厚彦《Animal 2017-01-B》 コンクリートの上に立つクマの違和感が作品を際立たせている

ピカソの作品も展示

美術館では、ピカソ、シャガールら20世紀初頭に活躍した巨匠たちの作品や、シュールレアリズムや抽象美術など世界の近現代アート、日本や富山を代表する作家の作品も展示されている。さらに、ポスターやさまざまな椅子などのデザインコレクションを鑑賞できる。運河を見ながら食事やカフェができる「ビビビとジュルリ」では、富山の旬の彩り「コンポジション」プレート(1800円)やビビビとジュルリプレート(子ども向けプレート)900円が人気だ。富山県内で人気のベーグル専門店が手がける「Swallow Cafe」が1階にあり、野菜や果物のスムージーを880円でいただける。※メニューは変更となる場合があります。

さまざまな形をした椅子やポスターが並ぶ展示室} さまざまな形をした椅子やポスターが並ぶ展示室

スポット詳細

住所
富山県富山市木場町3-20 map map 地図
エリア
富山エリア
電話番号
0764312711
時間
9:30-18:00(最終入館17:30)
[屋上庭園]8:00-22:00(最終入場21:30)
休業日
水(祝の場合は開館)、祝の翌日、年末年始
[屋上庭園]12/1-3/15
料金
【コレクション展】
[一般]300円
[20名以上の団体]240円
[70歳以上の方・大学生以下の方]無料
※企画展は展覧会により異なる
駐車場
あり(103台)
クレジットカード
電子マネー/スマートフォン決済
Wi-Fi
あり
コンセント口
なし
喫煙
不可
車椅子での入店
乳幼児の入店
備考
※カフェなど、季節や企画展などによって定番メニューをお休みする場合がございます。

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

クチコミ

  • 屋上からの立山連峰を見るだけでも訪れる価値あり
    4.0 投稿日 : 2023.04.10
    展示室をのぞく時間が無くて、オノマトペ広場とそこからの立山連峰と眼下の富岩運河環水公園の眺めを楽しんできました。新しい美術館なので、時間があれば建築物としての構造や設計の工夫などもじっくり見たかったのですが。次回は半日は時間を取ってゆっくりとまわりたいと思います。ここから立山を見るだけでも訪れる価値はあります。
  • オノマトペの屋上は子供の遊び場だけじゃもったいない、環水公園や立山連峰の展望にも好適
    4.0 投稿日 : 2022.09.19
    富山県美術館の屋上庭園「オノマトペの屋上」はアート作品で遊べる子供たちのスペースですが、天気の良い昼間は立山連峰の展望、夜は目の前に広がる環水公園のイルミネーションが楽しめるビュースポットとして、お勧めです。この屋上は、美術館の施設ですが、休館日にも利用可能、そして、朝8時-夜10時まで公開されています。公開時間を見ても、大人にも訪れて欲しいですが現れてます。入館料も必要ありません。また、警備...
  • 素晴らしい
    5.0 投稿日 : 2022.08.18
    新しく美しい美術館ではミロ展をやっていた。見せ方が丁寧で写真も1部OKという気前良さであった。コレクション展は出し惜しみせずにいいものをどしどし見せていた。お隣の県のしょぼい美術館とは大違いで感動した。駐車は2時間以内は無料。

TripAdvisorクチコミ評価

もっと見る

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました