長岡市寺泊水族博物館
約1万匹を展示する、日本海に浮かぶ水族館
長岡特産の地金魚がお出迎え
八角形が珍しい3階建ての水族館に入ると、まず目に飛び込んでくるのは「玉サバ」の水槽。「玉サバ」とは、 ニシキゴイの産地として知られている長岡市の山古志地域で誕生した地金魚で、その名の通り玉のような丸いフォルムが特徴の品種。耐寒性が高いため、寒さが厳しい地域でも生息でき、ほかの金魚と比べ遊泳力が強く、「ニシキゴイと一緒に泳げる大きな金魚」と呼ばれている。大きく広がったフナ尾をたなびかせながら優雅に泳ぐ、玉サバたちの姿を間近で観察できるスポットだ。順路は、大きなウミガメたちが暮らす海水温帯大水槽、暖流系の海流に分布する魚がくるくると群れをなして泳ぐ温帯大回遊槽と続き、ダイバーたちが直接魚に給餌をする「餌付けショー」、テッポウウオの射撃ショータイムなどのイベントも開催される。
個性あふれるペンギンの生活を観察
2階の屋外広場には、南米に生息するマゼランペンギンが暮らすペンギン広場が。胸にある黒い2本の帯と白いお腹にある黒い斑点が特徴で、元気にプールで泳いだり、プールサイドでのんびり休んでいたりと、思いおもいに過ごすペンギンたちの姿を眺められる。解説コーナーには、マゼランペンギンの生態を記したボードなどとともに、同館で暮らすペンギンたちの写真入り家系図も公開。個体ごとに付けられた識別バンドの色も掲載されているため、ペンギンたちの関係性を意識しながら、生活を観察してみるのもおもしろい。同階では、長岡市の里山で暮らす淡水魚のコーナーもあり、長岡の保護動物であるホトケドジョウも展示されている。
ガラス張りの展望室で日本海を満喫
館内で小休憩を取るなら、3階の展望室で決まり。最上階である3階には、ベンチにゆっくりと腰をおろしてくつろぐことのできるガラス張りの展望室「日本海展望室」があり、水族館が面する日本海を180度のパノラマビューで楽しめる。天気がよければ、佐渡島や能登半島まで望むことができ、運がよければ、ウミネコなどの海鳥が辺りを飛び交う様子を見られることも。展望室内には、国内外の両生類や爬虫類を展示するコーナーが設置されており、館内でも人気のコーナーになっている。
「県の鑑賞魚」であるニシキゴイも多数
日本海展望室のある3階の屋外広場には、カラフルな鯉が優雅に泳ぐ「ニシキゴイ池」も。ニシキゴイは、水族館のある長岡市(旧山古志村)と近隣の小千谷市の発祥で、2014年(平成26)に長岡市の魚として定め、2017年(平成29)には新潟県の「県の鑑賞魚」にも指定されている。このニシキゴイ池で展示されているのは、長岡市錦鯉養殖組合から寄贈されたもので、品種も色もさまざま。ニシキゴイの品種は現在100種類以上にのぼるとされ、長岡はそのほとんどの品種が手に入る日本でも有数の「ニシキゴイの聖地」。国外の愛好家も多く、10月、11月の品評会シーズンには、国内外から多くの愛好家が集まるという。長岡地区にゆかりのある、美しいニシキゴイを近くで鑑賞できる、絶好のスポットだ。
スポット詳細
- 住所
- 新潟県長岡市寺泊花立9353-158 地図
- エリア
- 長岡エリア
- 電話番号
- 0258754936
- 時間
- 9:00-16:30(最終入館16:00)
- 休業日
- 不定休
- 料金
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【入館料】
[大人]700円
[中学生]450円
[小学生]350円
[幼児(3歳以上)]200円 - 駐車場
- あり(150台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(PayPay、LINE Pay、ALIPAY)
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 30-60分
- 車椅子での入店
- 可(貸し出しあり)
- 乳幼児の入店
- 可(3歳未満は無料)
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- カメ テッポウウオ クラゲ
- 落ち着ける良い水族館。ウミガメに興奮、しばらく見てしまった。海に戻りたいだろうに、などと考えながらも見惚れるほど美しい。テッポウウオもおもしろいし、ゆっくりくつろげた。
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- 平日の昼頃の訪問
- 今まで何度か寺泊市場には行っていますがその先に水族館があったとは知りませんでした。新潟生まれ新潟育ちなのに私達家族は初めての訪問。階段を上がるか遠い距離をスロープを使って上がるか悩みましたが階段で。二階部分が入口でした。建物内エレベーターや階段で昇降します。車椅子でも入れます。非接触型の検温器で体温測定。チケット売り場へ。大人¥700身体障害者手帳を持っている方は半額¥350でした。薄暗い中順路に...
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- 亀がいっぱい
- 海沿いにある水族館です。けっこう年季が入っていて、昔ながらの水族館という感じで、薄暗い雰囲気に黒を基調とした水槽が並んでいます。ここの特徴として、亀の種類が多いことが挙げられます。ウミガメだけでなく、水族館としてはかなり珍しいですが、リクガメも展示されていました。屋外にはペンギンもいたり、小規模ながらも熱帯魚、淡水魚、甲殻類など、展示数も多く、古い割には充実しています。小さめの水族館なの...
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