一乗谷朝倉氏遺跡

その他の史跡/建造物

現代によみがえった城下町で、戦国時代の暮らしに思いを馳せる

戦国時代に越前朝倉氏が本拠地としていた一乗谷は、当時、日本有数の城下町として繁栄していた。最盛期には人口1万人を超えたという。「京の都に勝るとも劣らない」とうたわれた栄華の跡を訪ねてみよう。

朝倉氏館の正門跡にある唐門。江戸中期に建てられた遺跡のシンボル 朝倉氏館の正門跡にある唐門。江戸中期に建てられた遺跡のシンボル

発掘調査の成果をもとに武家屋敷や町屋を復元

福井駅からJR越美北線に乗り、一乗谷駅を降りて15分ほど歩くと、武家屋敷や町屋、寺院などの遺構が多く発掘される一乗谷朝倉氏遺跡に到着する。京都の金閣寺などとともに全国で6か所しかない国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)を受けているエリアだ。なかでも、戦国時代の雰囲気が最もよく伝わるスポットは「復原町並」だろう。朝倉氏に仕えた重臣たちが住んでいた武家屋敷や町民の家々を、出土した遺構遺物に基づいて再現しており、歩いてみれば時代劇の世界に入り込んだような気分を味わえる。有料で、ガイドによる詳しい説明も受けられる。

町並みの復元にあたっては、発掘された塀の石垣や建物基礎石を使用している 町並みの復元にあたっては、発掘された塀の石垣や建物基礎石を使用している

商家などの並ぶ、町民が多く住んだエリア。戦国時代の庶民の住環境をうかがえる 商家などの並ぶ、町民が多く住んだエリア。戦国時代の庶民の住環境をうかがえる

商家の中では、町人が焼きものを売る姿を人形で再現 商家の中では、町人が焼きものを売る姿を人形で再現

信長に滅ぼされた朝倉氏と悲劇の都市

越前朝倉氏は、越前守護・斯波(しば)氏に従って南北朝時代に越前入りした朝倉広景を祖とする一族だ。応仁の乱で活躍した朝倉孝景が1471年(文明3)に斯波氏を追放し、以降5代にわたって越前一国を支配した。越前国全体から徴収した年貢を背景に強い経済力を保ち、本拠地とした一乗谷は大都市に成長した。しかし、1573年(天正元)に織田信長によって朝倉氏は滅亡に追い込まれ、焼失した城下町の痕跡は長く一乗谷の田畑の下に埋もれたままとなっていた。その後、朝倉氏滅亡から約400年後の1967年(昭和42)から本格的な発掘調査がスタートし、全容がわからないまま長らく眠っていた歴史遺産が現代によみがえった。発見された170万点にも及ぶ出土品の数々が激動の時代に生きた人々の住環境や暮らしの様子を今に伝えてくれている。

中級武家屋敷のエリア。一乗谷には多くの家臣やその家族が住んでいた 中級武家屋敷のエリア。一乗谷には多くの家臣やその家族が住んでいた

山に囲まれ、川も流れていた一乗谷は、敵からの備えに適していたとされる 山に囲まれ、川も流れていた一乗谷は、敵からの備えに適していたとされる

規模・美しさともに第一級の庭園群の跡

最後の当主・義景が住んだ「朝倉館跡」の周辺には、多くの庭園跡が見つかっている。館全体を見下ろす高台にある湯殿跡(ゆどのあと)庭園は、荒々しい石組による勇壮な景観が特徴だ。一方、義景が妻のために作庭したと伝えられる諏訪館跡(すわのやかたあと)庭園は、丸みを帯びた石がたおやかな雰囲気を醸し出している。そして、洗練された護岸石組が特徴の朝倉館跡庭園と、のちの将軍・足利義昭を招いて宴が催されたという南陽寺跡庭園を含めたこれら4か所の庭園は、国の特別名勝に指定されている。栄華を極めた戦国大名の雄がどのような美意識をもっていたのか、想像しながら一帯を散策してみるのもおもしろい。

義景の住む館のあった朝倉館跡の全景を高台から見渡せる 義景の住む館のあった朝倉館跡の全景を高台から見渡せる

スポット詳細

住所
福井県福井市城戸ノ内町
エリア
福井エリア
電話番号
0776412173
時間
[復原町並]9:00-17:00
休業日
無休、[復原町並]年末年始(12/28-1/4)
料金
[復原町並入場料]220円
[福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館との共通観覧券]250円
駐車場
あり(150台)
クレジットカード
不可
備考
[朝倉氏遺跡保存協会]0776-41-2173
遺跡単体の見学は24時間年中無休いつでもご自由に見学することができます。

情報提供: ナビタイムジャパン

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