吉田寺
ぽっくり往生の寺で自分だけの御朱印帳作り
ぽっくり往生を願う人が訪れるお寺
吉田寺(きちでんじ)の本尊は恵心僧都が母の供養のために造立した丈六阿弥陀如来像(じょうろくあみだにょらいぞう)。臨終の近づく母に、恵心僧都が浄衣(じょうえ)を着せ、念仏「南無阿弥陀仏」を唱えると、母は安らかに極楽往生を遂げた。以来、丈六阿弥陀如来像の前で祈祷を受けると、寿命を全うし、長患いすることなく極楽往生できるという霊験となった。祈祷を申し込む際に、新品の肌着を渡すと、お札と一緒に祈祷してもらえる。山門から竹藪の間を抜けていくと、境内はしんと静まり返っている。本堂と多宝塔、袴腰付き鐘楼、そしてお地蔵様。小さなお寺だが、この霊験にあやかろうと訪れる人は多く、やはり年配の方の姿が目立つようだ。
お寺で作る自分だけの御朱印帳
もともと自宅などで写経をして、それを納めた証にもらう印が本来の御朱印だが、今は訪れた記念として御朱印を集める人が多くなった。御朱印を書き込んでもらう帳面を御朱印帳という。吉田寺では、庫裡(くり)の一室で自分だけの御朱印帳を作ることができる。御朱印帳づくりを教えてくれるのは、副住職の山中浩悦(やまなかこうえつ)さんだ。魅力あるお寺の存在を知ってもらいたいという想いから、気軽に体験できる御朱印帳作りを始めたという。作り方は選んだ和紙を台紙に貼っていくだけなので、とても簡単。たくさんの和紙から柄を選ぶのに、いちばん時間をかける人がほとんどだとか。夏は涼しげな金魚の絵柄が人気で、県外の人は奈良らしい鹿柄を選ぶ人も多いそうだ。
手作りとは思えないクオリティの御朱印帳
難しい工程はなく、子どもから大人まで楽しめるのが御朱印帳作りの魅力だ。きれいに仕上げられなくても、お直しをしてもらえるのでぶきっちょさんも安心。待っている間はお茶とお菓子をいただき、ほっこりタイム。最初のページには吉田寺の御朱印を書いてもらえるので、とてもいい記念になりそうだ。御朱印帳を受け取ったあとは、ずらりと木魚が並んでいる本堂に移動し、ぽっくり往生できるように木魚を打ちながら、お念仏「南無阿弥陀仏」を唱える。そして、副住職のありがたい法話を聞き、体験は終了だ。体験料3500円には、材料費はもちろん、吉田寺の拝観料や御朱印志納金、副住職の法話まで含まれている。お寺の行事や祈祷などが入っている場合もあるので、早めに予約の電話をするのがおすすめだ。
スポット詳細
- 住所
- 奈良県生駒郡斑鳩町小吉田1-1-23 地図
- エリア
- 斑鳩・大和郡山エリア
- 電話番号
- 0745742651
- 時間
- 9:00-16:00
- 休業日
- 無休
- 料金
-
[拝観料]300円(境内参拝も拝観料あり)
[御祈祷]5,000円 - 駐車場
- あり(15台)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
情報提供: ナビタイムジャパン
クチコミ
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- ぽっくり寺として有名
- 25号線から少し南にあります。数台の駐車場はあります。長患いせず、苦しまずに成仏できる「ぽっくり寺」として有名です。参拝料は300円ですが、その日は人が少なく、本堂で御朱印と一緒に納めました。本堂の仏像は非常に大きく立派です。また、境内の重要文化財の多宝塔は15世紀中期に建てられたもので、それほど大きくないですがバランスよく非常に立派です。
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- 斑鳩の町中に
- 龍田神社前の交差点を南側に曲がり、しばらくして左折すると見えてくる。門前に駐車場があり、そこからしばらく歩くと山門が見える。長患いせずに往生できる「ぽっくり往生の寺」として信仰を集めている。山門の入り口で参拝料300円が必要だ。小ぶりだが、緑に囲まれた静かなお寺だ。
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- 自然に囲まれた寺院です
- 龍田神社前のバス停から吉田寺の看板が見えたので寄ってみました。人間誰しも死ぬこと、苦しまずにあるいは周りに迷惑かけずに死にたいといのが殆どの方の願いと思います。ただし死んだ両親に満足な親孝行が出来なかったことを考えると、なぜ簡単に死んだのといつも悔み、自分が情けなくなります。バス停から歩いて数分の所、看板も有るので分かり易いと思います。自然に囲まれた寺院です。
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