三輪明神 大神神社

神社

美しい円錐形の三輪山(みわやま)を御神体と仰ぐ大和国一之宮

御祭神に大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を祀る大神神社。御神体は三輪山そのもので「原初の神祀りのさまを伝えるわが国最古の神社」として崇められ、全国から参拝者が訪れる。地域のランドマークとなっている大鳥居の規模は日本有数!

日本最古の神社、大神神社拝殿} 日本最古の神社、大神神社拝殿

目印は巨大鳥居。その奥には三輪山の全景

『古事記』や『日本書紀』といった神話に登場する大神神社。そのため記紀ともに「大物主大神がみずから三輪山に祀られることを望んだ」という創始についての伝承が記されている。古来より大神神社の御神体は三輪山そのもの。これまで御神体を祀るための本殿が設けられることはなく、拝殿の向こうにおわす三輪山そのものに手を合わせてきた。この「山に祈る」という原初の神祀りを、変わることなく今に伝える大神神社は「わが国最古の神社」と呼ばれている。車で参拝する場合、大神神社の場所は、かなりわかりやすいだろう。交通量の多い道路沿いに高さ32.2mという大鳥居がドーンと構えているためだ。この大鳥居を見逃すことはまずない。

迫力満点の大鳥居と御神体の三輪山} 迫力満点の大鳥居と御神体の三輪山

清浄な空気に満ちた境内を進む

車の場合は、大鳥居より東の参道沿いにいくつかある大神神社の参拝者用の駐車場に駐車して境内へ向かおう。途中には、大神神社の最寄り駅であるJR万葉まほろば線の三輪駅や、道の両側に飲食店やお土産物店、ご縁日には出店が並ぶことも。ここを道なりに進んだどん突きが、うっそうとした参道の入り口となる大神神社の「二の鳥居」だ。森閑とした参道を進むと、最初に現れるのは心身を祓い清めてくれる祓戸の四神を祀る祓戸(はらえど)神社。その並びに神の鎮まる磐座のひとつで縁結び・夫婦円満のご利益があるという夫婦岩が祀られている。その先の階段を上った正面が拝殿だ。

ここから空気感が変わる二の鳥居} ここから空気感が変わる二の鳥居

縁結び・夫婦円満の願掛けが絶えない夫婦岩} 縁結び・夫婦円満の願掛けが絶えない夫婦岩

大物主大神の化身「巳(み)さん」が棲む神杉

壮麗な拝殿があり、その奥の三輪山と拝殿を区切る場所に「三ツ鳥居」(別名「三輪鳥居」)があり、参拝者はこの拝殿と三ツ鳥居を通して三輪山に祈りを捧げることとなる。なお、拝殿、三ツ鳥居ともに、国の重要文化財に指定されている。そして境内にもう1か所、気になるところが。拝殿の手前に注連縄(しめなわ)が巻かれた大木があり生卵がお供えされているのだが、これは「巳の神杉」といい、大物主大神の化身として信仰される白蛇「巳さん」が棲むことから名づけられた御神木だ。「巳さん」の目撃証言が時折聞かれるので、運が良ければ大物主大神の化身にお会いできるかもしれない。卵は蛇の好物ということで、参拝者がお供えしていくのだそう。

御神木「巳の神杉」} 御神木「巳の神杉」

三輪山に登拝したい場合は狭井(さい)神社で申込みを

大神神社の境内はかなり広い。拝殿から北へ行った先にあるのは狭井神社。毎年4月18日に大神神社と狭井神社では疫病を鎮めるための祭祀「鎮花祭」を行っている。また三輪山への登拝を希望する場合は狭井神社で申し込み手続きをし、許可を得ることが必要だ。狭井神社から西へ下り大美和の杜を少し上ると 展望台があり、そこから今度は少し下ると、智恵の神様・久延毘古命(くえびこのみこと)を御祭神に祀る久延彦(くえひこ)神社がある。こちらでは、大神神社の大鳥居と遠くに二上山を望む眺望を楽しめる。

左は市杵島姫神社。右手奥に狭井神社がある} 左は市杵島姫神社。右手奥に狭井神社がある

スポット詳細

住所
奈良県桜井市三輪1422 map map 地図
電話番号
0744426633
時間
9:00-17:00
休業日
無休
駐車場
あり(590台)
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
可(喫煙スペースに限る)
平均予算
【昼】10,000円以上
滞在目安時間
30-60分

情報提供: ナビタイムジャパン

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クチコミ

  • 神聖な気持ちになります
    5.0 投稿日 : 2023.04.24
    二の鳥居から続く樹木に囲まれた参道からして、厳かな雰囲気が感じられます。日本最古の神社だそうですが、なるほどと感じました。後ろにそびえる三輪山が古来より神様がいらっしゃるお山だそうです。大神と書いて「おおみわ」と読むわけがわかりました。左に進むと祈禱殿で、なでうさぎをなでることができます。
  • 御神体は三輪山
    5.0 投稿日 : 2022.05.03
    諸説ある「日本最古の神社」の中でも特に有力で、世間一般的にそう呼ばれる神社です。まず道路を跨ぐ大鳥居に圧倒されます。拝殿奥の三輪山自体が御神体という古代の信仰スタイルが今も受け継がれています。その三輪山は入山こそできるものの撮影も飲食も禁止と、今も厳粛な神域として存在していることに驚かされ三輪=神(みわ)という語源にも納得できました。
  • 摂社と合わせて
    5.0 投稿日 : 2022.03.21
    大神神社と書いておおみわじんじゃ、と読む。三輪山を御神体として本殿が無く、三ツ鳥居や縄鳥居など独特で、狭井神社や檜原神社などの摂社を含めて訪れるべき魅力的な神社です。今回は頂けませんでしたが、三輪そうめんの地でもあり、そうめん、にゅうめんも是非頂きたい。

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アクセス

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最寄り

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