奈良市総合観光案内所

観光案内所

古都・奈良にふさわしい、仏教建築様式を取り入れた近代建築

1934年(昭和9)から2003年(平成15)まで、奈良の玄関口として活躍していたJR奈良駅旧駅舎。現在は奈良市総合観光案内所として活用され、館内には観光に関する便利な設備が充実している。

近代化産業遺産に認定されているJR奈良駅旧駅舎} 近代化産業遺産に認定されているJR奈良駅旧駅舎

文化的価値の高いレトロ建築

JR奈良駅の北東隣、近代的な現駅舎が建つ広場のなかでひときわ存在感を放つ建物がある。現在は奈良市総合観光案内所として活用されている、JR奈良駅旧駅舎だ。古都・奈良に溶け込むようデザインされた建物は、和洋折衷の独特のたたずまい。鉄筋コンクリート造の近代建築の上に瓦が敷かれ、寺院でよく見る飾りが目にとまる。屋根の最上部にあるのが相輪(そうりん)、軒の四隅に吊られているのが青銅製の風鐸(ふうたく)だ。相輪は仏塔の頂点に設置される飾りで、風鐸は寺院のお堂に吊られていることが多い。寺社仏閣のたくさん残る奈良ならではのデザインだ。

屋根の最上部に見える「相輪」と軒に下がる「風鐸」} 屋根の最上部に見える「相輪」と軒に下がる「風鐸」

寺院風の意匠が凝らされたモダンな館内

館内に入るとまず、朱色の巨大な柱が目に飛び込んでくる。「平城宮第一次大極殿(だいごくでん)復元事業」の際に、研究のために制作された実物大の柱を移築したものだ。実際に触れることができ、木の表面を削った跡などを間近に見ることができる。館内は天井が高く、大きな窓から陽光がたっぷりと入り開放的。天井は格式ある折上格天井(おりあげごうてんじょう)で、壁や柱には寺院建築の文様をモチーフにした美しいレリーフが当時のままに残っている。

館内の中央にそびえ立つ大極殿の柱} 館内の中央にそびえ立つ大極殿の柱

重厚感のある折上格天井} 重厚感のある折上格天井

柱や天井に施された精密なレリーフ} 柱や天井に施された精密なレリーフ

充実した情報と施設設備でもてなす、奈良観光の出発点

広々とした館内には、奈良観光をより楽しめる情報や設備が充実する。奈良市内をはじめ飛鳥や吉野など、人気観光スポットの情報がそろうパンフレットコーナー。落ちついた雰囲気のカフェがあり、休憩スポットとしても重宝しそうだ。さらに、多機能トイレや授乳室、手荷物預かりなど充実した環境とサービスで快適な旅をサポート。どこに行こうか迷ったら、案内カウンターでおすすめを聞いてみよう。

英語や韓国語など、多言語のパンフレットも豊富にそろう} 英語や韓国語など、多言語のパンフレットも豊富にそろう

今日の行き先を占い感覚で提案してくれる、おみくじコーナー} 今日の行き先を占い感覚で提案してくれる、おみくじコーナー

スポット詳細

住所
奈良県奈良市三条本町1082 JR奈良駅北東隣 map map 地図
電話番号
0742272223
時間
9:00-19:00
※年末年始は時間が変更になる場合があります。
休業日
無休
料金
[入館料]無料
[一時手荷物預かり料]600円
駐車場
なし
クレジットカード
不可
滞在目安時間
0-30分

情報提供: ナビタイムジャパン

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アクセス

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最寄り

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