龍美堂
東大寺二月堂参拝のお土産にしたい、秘伝の「行法味噌」
東大寺の東端、二月堂へ
近鉄奈良駅から徒歩20分ほど。東大寺境内の東端、若草山のふもとに立つ二月堂のすぐ目の前だ。十一面観世音菩薩を本尊とする二月堂は、古都奈良に春の訪れを告げる行法「お水取り」(修二会)で名高い。天平時代、東大寺を開いた良弁(ろうべん)僧正の高弟・実忠(じっちゅう)によって始められたもので、火災によりお堂を失ったときにも営まれ、200年以上にわたって一度も途絶えたことのない不退の行法だ。およそ2週間にわたって苦行を重ね、本尊の十一面観世音菩薩に懺悔をし、国家安泰と人々の幸せを願う。ハイライトの「籠松明」終了後の深夜、本尊に供える「お香水(おこうずい)」を閼伽井屋(あかいや)の井戸からを汲み上げる儀式を行うことから「お水取り」と呼ばれている。この厳しい修行に臨む僧たちが愛用する味噌を「行法味噌」と呼び、食すことによって修行で得られる行力(ぎょうりき)が増すと伝えられている。
二月堂名物、行法味噌
龍美堂が、東大寺から特別に作ることを許された「行法味噌」。参拝の人々には「ぎょうほうみそ」と呼ばれて親しまれているが、東大寺にならって「ぎょうぼうみそ」と呼んでいる。豆味噌と米味噌に、大豆やゴボウ、ごまを練り込んだ、濃厚な味わいのおかず味噌で、作り始めた時代は定かでないというが、秘伝の製法を守り続けている。袋を開けたらそのまま温かいご飯に載せたり、お茶漬けにしたり、こんにゃくやナス、豆腐、ふろふき大根などにトッピングしたり、キュウリや冷や奴とあわせて酒の肴にしたりと楽しみ方は多彩。意外なことにパンとも相性のいい万能味噌だ。お土産用の袋には僧侶が松明を手に持ち二月堂へと向かうお水取りの風景が描かれている。
店内で甘味を楽しむ
店内はイートインメニューも充実しており、お品書きには、おはぎやぜんざい、くずきり、甘酒、パフェなどさまざまな自家製甘味が並ぶ。夏には自家製あんこがたっぷり載った「宇治金時ミルク」、挽きたての香ばしいきな粉をかけた「きな粉ミルク」など期間限定のかき氷もお目見え。二月堂への石段を上って吹き出た汗を鎮めてくれる涼味だ。一年を通して人気のメニューは、わらび餅。注文後に練り上げるため、もちもち&ぷるぷるの食感で、きめ細かなきな粉と抹茶が味に変化を与える。わらび餅や黒蜜、あんこなど自家製具材や「胡麻せんべい」「塩せんべい」などを盛り込んだ「あまとうさん」や、かりんとう入り「しかのん」など5種がそろうパフェは彩り鮮やか。二月堂を借景にして撮影するとフォトジェニックな1枚になるので試してみてはいかが。
スポット詳細
- 住所
- 奈良県奈良市雑司町東大寺二月堂南茶所 地図
- エリア
- 奈良公園エリア
- 電話番号
- 0742236285
- 時間
-
10:00-17:00(L.O.16:00)
※冬期変更あり - 休業日
- 不定休
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 英語メニュー
- あり
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- 茶釜からの番茶
- 二月堂向かって右側の小さなお茶屋さん。大きな茶釜が有り、ひしゃく?で番茶が供されます。わらび餅は暖かくとろとろ。牛蒡が入ったおかず味噌も美味しく、お土産に購入しました。
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- 暑さの中
- 奈良観光にて訪れた際にあまりの暑さでバテバテの中、次に行く興福寺周辺では落ち着けないと思い人もまばらな二月堂の横にある龍見堂さんにて休憩を取らせていただきました。中は凄く狭いですがお客は私しかいなくゆっくりとかき氷を食べさせて頂きました。堂という名前にもあるように中には立派な大黒様がいらっしゃいます。あんこは自家製との事で美味しくいただけました。
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- 甘味処
- 二月堂の前にある甘味処です。寒い季節だったので、ぜんざいとお抹茶で、休憩をしました。東大寺秘伝の行法味噌もお土産に買って帰りました。
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