手ぬぐい専門店「朱鳥」本店
奈良をモチーフにした、アートな手ぬぐいがずらり!
地元で親しまれる商店街に位置
「手ぬぐい専門店 朱鳥」があるのは、「もちいどのセンター街」と呼ばれる昔ながらの商店街の中。奈良でいちばん古いといわれる商店街で、ショップだけでなく歴史ある社寺も点在する。近鉄奈良駅から南へ300mほど進んだ場所に位置する商店街には、100軒以上の店舗が立ち並び、老舗はもちろん、店主のこだわりが詰まった新しい感性のショップやカフェも点在。「朱鳥」は、この商店街に位置する長屋風ショッピングモール「なら町長屋」の中にある。店名にちなんだ鳥の絵の描かれた看板が目印だ。店頭には、洋服やバッグなどの雑貨が並び、彩り豊かな明るい雰囲気。町家風のガラスの引き戸をスライドし、店内に入ってみよう。
大胆な構図のデザインが魅力
店内に一歩足を踏み入れると、奈良の風景を描いた華やかなパネルが目に飛び込んでくる。実はこれらはすべて手ぬぐい。実用的なだけでなく、インテリアにもなることに驚かされる。飾られている手ぬぐいも、棚にずらりと並ぶ手ぬぐいもすべて奈良の文化や風景をモチーフにしたデザイン。奈良をコンセプトにしながらも、少しずつ遊びごころがあるデザインが印象的だ。
たとえば、定番人気の「飛火野」は、鹿をモチーフにしたデザインだが、たくさんの鹿のなかで1匹だけふわふわの前髪のついている鹿が交じっている。どこにいるかと探す時間も楽しい。こうしたデザインには、奈良の魅力を発信するポスターのような存在でありつつ、奈良の思い出を持ち帰ってもらいたいとの想いが込められているのだそう。
国内最高級の品質
デザインだけでなく品質も大切にするのが「朱鳥」のこだわり。生地そのものは、吸水性や速乾性に優れた国内最高級の和晒(綿布)を使用。また、染めは「注染(ちゅうせん)」と呼ばれる伝統的な技法で染め上げている。「注染」は、生地の裏表から二度染色するのが特徴で、裏から見ても表から見ても美しい染めが完成するという。染めに使われる型紙は「伊勢型紙(いせかたがみ)」と呼ばれるもので、複数の和紙を柿渋で貼り合わせてから彫刻刀で彫って型紙を作成する。こうした気の遠くなるような工程は、現在でも職人による手仕事で行われるのだそう。拭う、飾る、結ぶ……など、さまざまな用途がある手ぬぐい。奈良の旅の思い出にぜひ一枚手にしてはいかが。
スポット詳細
- 住所
- 奈良県奈良市橋本町1 なら町長屋内 地図
- エリア
- 奈良公園エリア
- 電話番号
- 0742221991
- 時間
- 11:00-18:00
- 休業日
- 不定休
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、JCB、AMEX、Diners Club)
情報提供: ナビタイムジャパン