阿寺の七滝

7段に流れ落ちる、自然の神秘が生み出した優美な滝

古くは平安時代に修行の場として、近年は気軽に滝巡りをできる自然スポットとして知られる阿寺の七滝。その名のとおり7段に流れ落ちる滝の姿は、あるときは豪快に、またあるときは優美に映り、つかの間の清涼感を求めて多くの人が足を運んでいる。

いちばん下に流れ落ちる第1の滝。ここから仰ぎ見えるのは第4の滝まで} いちばん下に流れ落ちる第1の滝。ここから仰ぎ見えるのは第4の滝まで

駐車場やバス停から滝つぼまで徒歩15分

静岡県との県境近くに位置する巣山高原からしみ出た水が川となり、高原を構成する礫岩の断層崖を落下することでつくり出された阿寺の七滝。駐車場から徒歩で15分ほど進んだ先に、優美な曲線を描きながら滝つぼに流れ落ちる様子を見ることができる。辺り一帯に細かな水しぶきが舞い、ひんやりとした空気が心地よい。
駐車場内にはJR飯田線の本長篠駅、または三河大野駅から乗車できる路線バスの停留所があり、公共交通機関でのアクセスも便利だ。

入り口付近から少し上り坂が続くが、その後は平坦な道になり、歩きやすい} 入り口付近から少し上り坂が続くが、その後は平坦な道になり、歩きやすい

大地のエネルギーがあふれるパワースポット

断層運動によって砕かれた礫岩を流れ落ちる滝であること、滝つぼに落ちた礫岩と水流によって形成された巨大なポットホールが見られることから滝を含む周辺約9万1000平方メートルが国の名勝および天然記念物に指定されている。また、優美な滝姿から「日本の滝百選」にも選ばれた。愛知県屈指のパワースポットとしても知られており、安倍晴明が若い頃に滝で修行をしたという伝説が残っているほか、滝周辺の地層に埋まっている礫石、通称子抱石(こだきいし)を持ち帰って祈願すると子宝に恵まれるといわれている。

1990年(平成2)に「日本の滝百選」に選ばれ、記念碑が作られている} 1990年(平成2)に「日本の滝百選」に選ばれ、記念碑が作られている

断層活動によって割れた石が長い年月を経て自然にくっついた、くいちがい石。滝つぼへ向かう道中の山肌で見つけることができる} 断層活動によって割れた石が長い年月を経て自然にくっついた、くいちがい石。滝つぼへ向かう道中の山肌で見つけることができる

東海自然歩道を歩いて滝の全容を見る

阿寺の七滝を構成するそれぞれの滝は最下部の滝つぼから上に向かって第1の滝、第2の滝、と呼ばれ、最上部が第7の滝となる。約40mの落差を第1の滝から順に9m、13m、7m、25m、2m、4m、2mと流れ落ち、全長は62mにもなる。滝つぼから仰ぎ見るだけでは全容を見ることはできず、滝の横を上って第3の滝まで行ける階段が整備されている。この道は東海自然歩道の一部でもあり、そのまま滝に沿って上っていくと巣山から静岡方面へと抜けていくことができる。

第3の滝へと突き出るように設置された足場} 第3の滝へと突き出るように設置された足場

滝までの道のりもハイキング気分で楽しもう

滝へと向かう道は途中まで舗装されているが、東海自然歩道に接続すると舗装されていない道になる。しかし足場は平坦なので、やわらかな木漏れ日や葉を揺らす風の音、涼やかな水の流れを感じながら、のんびりとした気分で散策できる。
周囲には湯谷温泉や鳳来寺山など人気の自然スポットや観光地が多く、車での移動時間は30分程度。路線バスとJRを利用すれば渋滞もなくスムーズに移動できるので、多くの人が訪れる夏から秋にかけてのベストシーズンには公共交通機関の利用がおすすめだ。

すぐ横を流れる阿寺川に降り、冷たい水に足を浸すのも気持ちいい} すぐ横を流れる阿寺川に降り、冷たい水に足を浸すのも気持ちいい

スポット詳細

住所
愛知県新城市下吉田沢谷下25-3 map map 地図
駐車場
あり(120台)
※有料
[普通車]300円
[マイクロバス]1,000円
[大型バス]1,500円

情報提供: ナビタイムジャパン

アクセス

map map 地図

最寄り

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