豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)
「おいなりさん」として親しまれる、日本三大稲荷のひとつ
広大な境内に貴重な建造物が立ち並ぶ
創建以来、名だたる武将のほか、渡辺崋山や大岡越前といった文人たちからの信仰を集めてきた豊川稲荷。御本尊は千手観世音菩薩。鎮守「豊川吒枳尼真天(とよかわだきにしんてん)」の稲穂を荷(にな)って、白狐を従えている姿から通称「豊川稲荷」として知られるように。江戸時代には庶民の間で商売繁盛や家内安全、福徳開運の神様として全国に信仰が広がった。現在、12万7300平方メートルにも及ぶ広大な境内には大小合わせて九十余棟の建造物が建ち、総ケヤキ造りの豊川稲荷大本殿や、1536年(天文5)に今川義元が寄進した山門などの見どころがたっぷりだ。
豊川稲荷大本殿は圧倒的な迫力と重厚感
豊川稲荷を訪れたら、総門、鳥居を抜ける。まっすぐ延びた参道を歩き、まずは豐川吒枳尼眞天が祀られている豊川稲荷大本殿で参拝を。建物は総ケヤキ造り。妻入り二重屋根三方向拝という建築様式で、間口19.35m、高さ30.6m、奥行38.59mととても大きく立派で、圧倒的な迫力と重厚感のある雰囲気を擁する。豊川稲荷大本殿での参拝を済ませたら、少し足を延ばして奥の院へも。奥の院は、豊川稲荷大本殿の新築にともない、1814年(文化11)に建てられた旧本殿の拝殿を移築した建物で、随所に見られる彫刻は名匠・諏訪ノ和四郎の一代の傑作といわれる。
狐の石像がずらりと並ぶ霊狐塚に圧倒される
豊川稲荷大本殿と奥の院の道中にある霊狐塚(きつねづか)も必見。もとは納めの狐像を祀る場所だったが、祈願成就の御礼として信者から奉納された狐の石像がいつしか大小1000点以上にも及び、その光景は神秘的にして圧巻だ。大きさや形、意匠、年代、表情も実にさまざまで、一つひとつ見比べるのも興味深い。そのほか、1858年(安政5)に創建された景雲門や、1863年(文久3)に建立された禅堂の万堂(万燈堂)、大晦日には除夜の鐘が鳴る鐘楼堂など、境内には貴重な建物が点在。大黒堂の前に立つ2体の大黒天は、「おさすり大黒天」として「オンマカキャラヤソワカ」と唱えながらなでると、願いが叶うそうだ。
地元グルメなど、門前町の散策も楽しみ
多くの飲食店や土産店などが軒を連ねる、豊川稲荷の門前町の散策も楽しみ。なかでも、甘辛く煮た油揚げの中に酢飯を詰めた地元グルメ「豊川いなり寿司」がおすすめ。もとは供えてあった油揚げにご飯を詰めたことが始まりともいわれ、「お稲荷さん」「お稲荷」「いなり」とも呼ばれる。現在は、スタンダードな豊川いなり寿司のほか、柚子や抹茶、一味、八丁味噌、ワサビなどの風味が利いたものや、うなぎの蒲焼きが載ったものなど、オリジナリティあふれる創作系も増えている。
スポット詳細
- 住所
- 愛知県豊川市豊川町1 地図
- エリア
- 東三河エリア
- 電話番号
- 0533852030
- 時間
-
5:00-18:00(最新の状況は当山HPでご確認ください)
https://www.toyokawainari.jp/ - 休業日
- 無休
- 料金
- [拝観料]無料
- 駐車場
- あり(350台)
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 可
- 滞在目安時間
- 0-30分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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