豊田市美術館
建物自体が芸術作品。独自の企画展も話題の美術館
国内外の近現代美術の作品などを収蔵する
1995年(平成7)に開館した豊田市美術館。収蔵するのは、国外近代美術を代表するグスタフ・クリムトやエゴン・シーレ、オスカー・ココシュカなどの画家による作品の数々だ。さらに、現代美術の原点といえるダダやシュルレアリスムの作品も収蔵する。国内近代美術においては、菱田春草や横山大観による作品なども重要なコレクション。近代のデザイン・工芸や、国内外の現代美術の収蔵にも注力し、現代美術においては、人間存在の根源にせまったフランシス・ベーコン、1960年代のイヴ・クラインやクリストといったヌーヴォー・レアリスムや、アルテ・ポーヴェラなど、ヨーロッパを中心としたコレクションを形成する。そのほか、従来の美術館イメージにとらわれることなく開催される斬新な企画展が、毎度大きな話題を集めている。
美術館建築で名高い谷口吉生氏が設計
美術館建築で名高い建築家・谷口吉生氏が手がけ、同氏の代表作のひとつとされる豊田市美術館。屈曲したアプローチを進むと現れる、乳白色のガラスと緑のスレートでできた直方体の外観が特徴だ。背景にほかの建物はなく、青空とのコントラストは眼を見張るものがある。エントランスに入ると、右側に企画展示室、左側に光あふれる吹き抜け空間が。この吹き抜け空間にある階段は、動線になっているだけではなく、豊田市美術館に合わせて設計されたジェニー・ホルツァーの「豊田市美術館のためのインスタレーション 1995」が展示されている。天井から吊るされた縦に細長い大きな電光掲示板に英語と日本語のテキストが流れ、来館者の心を奪う印象的な空間になっている。
高橋節郎館や茶室、ランドスケープにも注目
地下2階、地上3階からなる豊田市美術館。大小8つある展示室は、部屋ごとに空間の広がり方や使われている材質が異なり、それぞれ違った印象を与える。そのほか、敷地内に美術館と同じく谷口吉生氏が設計を手がけた茶室「童子苑」や、漆芸家の高橋節郎氏の作品を展示する「高橋節郎館」を併設。また、ランドスケープも大きな見どころで、2段式の庭園は、円と四角、幾何学と不定形の対立する要素で構成。建物2階の外部空間には池が広がり、美術鑑賞の合間に休憩する人も多い。対岸から眺める建物と水が調和した景観は豊田市美術館を代表するもののひとつなので、美術館をあとにする際にはぜひ眺めておこう。
ミュージアムショップやレストランにも立ち寄ろう
館内には、ライブラリー、ギャラリー、講堂、ワークショップルームのほか、ミュージアムショップやレストラン「ル・ミュゼ(味遊是)」も。ミュージアムショップには、展覧会ポスターや美術関連の書籍、豊田市美術館オリジナルのクリアファイルやハンカチといった商品、個性的なアクセサリーなどが並ぶ。「ル・ミュゼ(味遊是)」からは彫刻テラスや池、市街地はもちろん、春は桜を、初夏はカキツバタの花を見ることができる。美術鑑賞の際にはぜひ立ち寄ってみたい。
スポット詳細
更新日:2024.04.24
- 住所
- 愛知県豊田市小坂本町8-5-1 地図
- エリア
- 西三河エリア
- 電話番号
- 0565346610
- 時間
- 10:00-17:30(最終入場17:00)
- 休業日
- 月(祝日を除く)、展示替えの期間、年末年始
- 料金
-
[常設展]一般300円、高校大学生200円
※企画展はその都度定める - 駐車場
- あり(248台)
- クレジットカード
- 可(VISA、MasterCard、銀聯)
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、nanaco、WAON、楽天Edy、au WALLET、PayPay、楽天ペイ、メルPAY、d払い、auPAY)
- Wi-Fi
- あり
- コンセント口
- なし(スマートフォン充電器あり。ただし有料)
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1,001-3,000円
- 滞在目安時間
- 60-120分
- 車椅子での入店
- 可
- 乳幼児の入店
- 可
情報提供: ナビタイムジャパン
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