横浜外国人墓地
横浜開港当時の発展に貢献した人々が眠る
海の見えるところに設置したいというペリーの意向からこの地になった
高台に広がる緑豊かな広大な墓地
みなとみらい線の元町・中華街駅からアメリカ山公園経由で徒歩3分ほどの場所に広がる、約1万8500平方メートルの広大な墓地。1854年(嘉永7)、開国交渉のために訪れたペリー提督率いる艦隊のミシシッピー号の艦上で事故死した部下の埋葬を幕府に懇願し、協議ののち、幕府が横浜村の増徳院の境内の一部を提供することにしたのが始まりだ。以降、国籍・人種・宗教に関係なく40数か国以上の日本で活躍した異人の魂が葬られている。
内部を見学するなら週末や祝日に訪れよう
大通りに面した重厚な門から敷地に入ると、正面は見晴らし台のようになっており、墓地とその先に広がる横浜の街並みを一望できる。そこから先の内部は基本的に非公開だが、2-7月および9-12月の土・日曜、祝日は、雨天を除き入苑可能。ただし、外国人墓地の維持管理のための200-300円程度の募金に協力しよう。募金をするともらえるパンフレットには、10分程度で一巡できる順路が設けてあり、この案内に沿って進めば歴史に残る人たちの墓所を巡れるようになっている。
多くの著名人が眠る神聖な空間
緑が生い茂る敷地内には、規模も形もスタイルもさまざまな墓がずらり。辺りは町の喧騒を離れ、聞こえてくるのは風の音と鳥のさえずり。一般的な墓地で感じるような重苦しさはあまりなく、穏やかで神聖な空気に包まれている。まるで異世界に迷い込んだかのようだ。墓を一つひとつ見ていくと、実にさまざまな人が眠っていることがわかる。日本の鉄道の礎を築いたイギリスの技術者エドモンド・モレルや、日本で初めてスイス時計を正規に輸入したことで知られるスイスの時計職人フランソワ・ペルゴ、日本初となるビール醸造所を作ったノルウェー系アメリカ人のウィリアム・コープランドなど、彼らの功績にも驚かされる。
ほかとはひと味違う花見を楽しめる
また、横浜外国人墓地は桜の名所としても知られ、花見シーズンは多くの人で賑わう。この時期ここに来るなら、苑内にあるエライザ・シドモアの墓を訪れるのを忘れずに。エライザ・シドモアは、当時横浜を拠点に活躍したアメリカの女性紀行作家。18世紀後半、日本の桜に感銘を受け、ワシントンD.C.のポトマック河畔に桜並木を作ることを提案し、日本の桜を世界に伝えた人物だ。彼女の墓の横には桜が植えられており、今も花見客を温かく迎えている。
スポット詳細
- 住所
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神奈川県横浜市中区山手町96
地図
- エリア
- 元町・本牧エリア
- 電話番号
- 0456221311
- 時間
-
[外国人墓地募金公開]12:00-16:00
※2-7月および9-12月の土日祭日(雨天除く)
※指定日は公式サイトでご確認ください - 休業日
-
公開日のみ一般入園可
[事務所]月、火 - 料金
- [入園料]志納(300円程度)
- 駐車場
- なし
- クレジットカード
- 不可
- 電子マネー/スマートフォン決済
- 不可
- Wi-Fi
- なし
- コンセント口
- なし
- 喫煙
- 不可
- 平均予算
- 【昼】1-1,000円
- 滞在目安時間
- 0-30分
- ペットの入店
- 可
- 備考
-
[公式サイト]http://www.yfgc-japan.com/
※墓地内公開2022年9月から再開
情報提供: ナビタイムジャパン
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クチコミ
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- やすらかにお眠りください
- こちらは、港が見えるが丘公園に前にある外国人墓地です。幕末の米黒船艦隊来航の際の軍人の埋葬により始まり、横浜開港当時の発展に貢献した19世紀の人々をはじめとし、40数カ国の外国人約5,000人が眠っているそうです。横浜が発展したのも故人の功績があったからでしょう、やすらかにお眠りください。
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- 異国文化を感じます
- 元町商店街のはずれから山手に向かうと横浜外人墓地が旁らに見えます。歴史を感じる外人墓地にはたくさんの墓石があり、異国文化も感じることができる素敵な場所です。
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- 墓地
- 土日は墓地の入口迄入れる。募金箱はシールが貼ってありました。銅のプレートに誰が埋葬されているか書いてある。
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