早雲寺

寺院

3.5

箱根町周辺エリア

静寂に満ち、苔むした境内のなかに凛とたたずむ禅寺

掃き清められ、心が洗われるような境内と本堂

箱根湯本駅から温泉街や住宅地を抜け、歩いて約15分の場所にある「早雲寺」。ぶらりと散策がてらにちょうどよい道のりだが、到着して、ここが目指した寺であるか不安になる人も多いだろう。なにしろ境内はひっそりとして人の姿はなく、時折鳥の声がするだけ。お守りを授かる場所も見当たらず、寺務所も開いていない。反対に来る者を拒むかのような鋭利な静けさに満ちている。「うちは観光の寺ではありません」と電話で言われたとおりのたたずまいに、姿勢を正して惣門をくぐった。臨済宗大徳寺派の古刹で、1521年(大永元)に北条早雲の息子氏綱により創建された。小田原北条家の菩提所として栄えたが、1590年(天正18)の豊臣秀吉軍による小田原攻めのときに焼失した。その後、1627年(寛永4)に僧・菊径宗存により再建される。重要文化財や県指定文化財などを多く収納するほか、本堂、惣門、鐘楼は町指定文化財に指定されている。北条五代お墓を含む境内の参拝は自由だが、本堂(寺宝)の拝観は毎年11月の限られた日にのみ可能。また、本堂の襖絵と寺宝の特別公開は、コロナ禍が収まったら時期をみて再開予定だ。

惣門の扁額には「金湯山」と山号が描かれている

北条五代の墓。右から初代早雲、二代氏綱、三代氏康、四代氏政、五代氏直

スポット詳細

住所: 神奈川県足柄下郡箱根町湯本405 地図
エリア: 箱根町周辺エリア
電話番号: 0460855133
時間: 6:00-16:00
駐車場: あり(5台)

情報提供：ナビタイムジャパン

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歴史の渦

投稿日 : 2019.12.24

秀吉の小田原攻めの時は、石垣山の一夜城が完成するまでの約80日間ココに本陣が置かれていました。しかし石垣山に移動するときに火を放ったとか。また北条五代の墓所でもあります。歴史の渦に巻き込まれた寺院だといえます。真新しい山門、重厚な惣門などをくぐると、歴史を感じざれるにはいられません。日曜日のせいか、外国人観光客も多く、けっこう混んでいました。
静かなお寺です。

投稿日 : 2019.12.15

箱根湯本エリア散策時に立ち寄り。箱根湯元駅からは早川を渡り、比較的狭い道沿いを歩くと、早雲寺に辿り着きます。ひっそりと佇んでいる感じで、北条氏が祀られている静かなお寺です。箱根湯本駅から徒歩１５分程度なので、周辺散策時の立ち寄りスポットにお薦めです。