ACAO FOREST(アカオ フォレスト)

「鳳凰の松」とそのうしろには「COEDA HOUSE」。

600種4000株のバラや四季折々の花が楽しめる

ACAO FORESTは相模灘を見下ろす20万坪の丘陵地にある、個性豊かな13のテーマガーデンから構成される。園内にはガイド付きのシャトルバスが運行されているので、行きは乗車して頂上まで、帰りは散策をしながら下ってくるのがおすすめ。途中乗車もできるので疲れたら気軽にバスに手を挙げよう。頂上まではバスで約3分。小型犬なら膝に乗せれば同乗可能だ。ガーデンデザイン監修と植栽計画を手がけるのはランドスケープデザイナーの白砂伸夫氏。園内には世界中から集められたバラやハーブ、地元の桜や四季折々の植物に囲まれ、専門スタッフの手入れが行き届いた美しい景観を満喫できる。植物観賞しながらのんびりと13種類のガーデンを巡ろう。

イタリア式のハーブガーデンには約50種類のハーブを植栽

「絆の神様」を祀るパワースポット

丘陵地の斜面に沿った園内の頂上からは相模灘を眼下に一望。空と海の眺望を楽しみたいエリアだ。シャトルバスを降りるといちばん上から見守るように祀られる神社がある。もともとは曽我神社として山の神様・大山祇(おおやまつみ)のみだったが、2005年(平成17)10月31日に富士山浅間大社より花の神様・木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめ)を分霊してもらい、父と娘の神様が曽我浅間神社として祀られるようになった。家族、夫婦、友だちなどの絆にご利益があるそう。参拝をして御朱印をいただくこともできる。

シャトルバスを降りたら左手へ。鳥居の先に階段がある

世界最大級の盆栽「鳳凰の松」と絶景カフェ「COEDA HOUSE」

頂上エリアでまず現れる庭園は日本庭園「天翔」。中央には高さ5m、幅約10mもある盆栽「鳳凰の松」が鎮座し見る者を圧倒する。樹齢は約250年とされ、世界最大級といわれる盆栽だ。

眺望の良い高台にある庭園と立派な盆栽「鳳凰の松」

日本庭園の下にあるのは隈研吾氏設計の「COEDA HOUSE」。敷地内でいちばん眺望が開けた場所に2017年(平成29)に誕生した。全面ガラスで建造され、まるで風景の一部のように周りの景色に溶け込んでいる。また樹齢800年のアラスカヒノキを49層も積み上げ、1500本の柱でこの建物を支える芸術的な建築美も必見。まさに一本の木のようにつながり、間近でじっくりと鑑賞したいポイントだ。外には心地良いテラス席もあり、ドリンク片手に熱海ブルーが広がる非日常の雰囲気と豊かな自然を存分に楽しめる。

景色を眺めながらひと休みするのに最適

フォトスポットが集まるオーシャンガーデン

「COEDA HOUSE」の海側には開放的なウッドデッキが広がり、天気の良い日には相模灘から真鶴半島までを一望する抜群の眺望が自慢。そして、デッキ下には視覚の錯覚を利用した三角屋根の白い「フレームハウス」や、まるで空に浮いているように撮影できる「空飛ぶブランコ」など、撮影目的の列のできる人気のフォトスポットがある。ここオーシャンガーデンで、海と空の広がる眺望と話題の撮影スポットを満喫しよう。

絶景デッキ、フレームハウス、ブランコなど集まった人気エリア

敷地内には各ガーデンで見られる季節の植物を観賞しながら撮影スポット巡りをでき、季節を通して、移り変わる風景を楽しめる。また、「ハーブ工房」では自然素材を用いた手作り体験も行える。様々な香りからお好みのものをブレンドできるので自分だけのアイテムを作ってみて。

イギリスの庭園をイメージしたイングリッシュローズガーデン