白駒の池

湖沼

コケの森の向こうに広がる、神秘の湖

北八ヶ岳の広大な原生林のなかに、穏やかに水をたたえる白駒の池。一面を緑に覆われた幻想的なコケの森を抜けた先に広がる景色には、きっと新鮮な感動がある。標高2115mの別天地をじっくりと満喫しよう。

標高2000mを超えていて真夏でも涼しい白駒の池。ボートで楽しむのも良い} 標高2000mを超えていて真夏でも涼しい白駒の池。ボートで楽しむのも良い

コケの森を楽しみながら湖へ

国道299号のなかでも、佐久穂町と茅野市を結ぶルートはメルヘン街道といわれ、ドライブウェイとしても人気が高い。蓼科高原と八千穂高原を通る美しい景観から、ドイツのメルヘン街道にちなんで名づけられた。その八千穂高原にある白駒の池は、標高2100mを超える高地にある湖としては日本一の大きさ。駐車場に車を停め、森に一歩足を踏み入れると、そこは緑の世界。コメツガ、トウヒ、シラビソなどの原生林と、地面を覆う520種類にも及ぶコケの数々。日本蘚苔類(せんたいるい)学会より「日本の貴重なコケの森」にも選定されている。緑の絨毯を楽しみながら歩を進めていこう。遊歩道が整備されているが、歩きやすい靴がおすすめ。

大型駐車場のすぐ向かいが、コケの森の入り口になっている} 大型駐車場のすぐ向かいが、コケの森の入り口になっている

歩を進めるごとに、緑の絨毯に圧倒される} 歩を進めるごとに、緑の絨毯に圧倒される

池をぐるりと一周してみよう

15分ほど歩くと白駒の池に到着。緑に覆われていた世界から、青空の広がる湖へ。一周1.8km、40分程度で散策できる遊歩道がある。貸しボートで湖へ漕ぎ出し、湖の真ん中から景色を堪能するのも良い。湖畔には白駒荘と青苔荘があり、静かな森のなかでの宿泊や食事(ランチは宿泊客以外もOK)を楽しめる。紅葉の見頃は9月下旬から10月上旬にかけて。真っ赤なドウダンツツジと黄金色に輝くダケカンバが湖畔を彩り、湖面にも鮮やかに映る。大変混雑するので時間には余裕をもったほうが良さそうだ。町が設置している駐車場のライブカメラ(https://yachiho-kogen.jp/livecamera/)も参考にしたい。

湖面に映る緑。紅葉時にはこの景色が一変する} 湖面に映る緑。紅葉時にはこの景色が一変する

カフェメニューも充実している白駒荘。濃厚ソフトクリーム450円} カフェメニューも充実している白駒荘。濃厚ソフトクリーム450円

白駒の池を楽しむもうひとつの景色

白駒の池周辺にはハイキングコースがいくつかある。登山初心者ならば、高見石(たかみいし)へのルートがおすすめ。白駒荘の近くに登山道の入り口があり、徒歩50分ほどで高見石へ到着する(往復2時間程度)。道中、石がゴロゴロしていて足場の悪いところもあるので、トレッキングシューズなど最低限の登山装備は必要だ。登頂すると、そこは絶景スポット。運が良ければ雲海のなかにぽっかりと浮かぶ、幻想的な湖の風景に出合えることも。

苔の森からのハイキングもおすすめ} 苔の森からのハイキングもおすすめ

周辺の高原も楽しもう

白駒の池から佐久穂町方面に下っていくと「日本一美しい白樺群生地」といわれるスポットがあり、約2平方キロメートルの敷地に約50万本の白樺が植生している。ヤマツツジ、ミツバツツジ、ドウダンツツジなどの群生地としても有名で、そのコントラストが美しい。佐久穂町の公式キャラクターも白樺の妖精「しらかばちゃん」だ。
小海町方面に下ると松原湖高原につながり、人気の日帰り入浴施設「八峰の湯(ヤッホーのゆ)」が。露天風呂からは雄々しい八ヶ岳を一望できる。隣接する「小海町高原美術館」は、建築家・安藤忠雄氏が設計した美術館。地元の画家のみならず、現代美術や写真、デザインなど、さまざまなジャンルの企画展を開催している(冬季は閉館)。

松原湖高原から見える佐久平} 松原湖高原から見える佐久平

スポット詳細

住所
長野県南佐久郡白駒池 map map 地図
クレジットカード
不可

情報提供: ナビタイムジャパン

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