白馬ジャンプ競技場

スポーツ施設/運動公園

感動の舞台に自分の足で立ち、スキージャンプのすごさを体感!

長野オリンピックで日本団体金メダルを獲得したジャンプ台。地上約140mのスタートゲートに立つスリリングな体験が人気だ。人間業と思えない恐ろしいほどの高さに、ジャンパーたちが超人に見えてくるだろう。

オリンピック期間中燃え続けていた聖火台。右は日本通算100個目のメダルを記念したモニュメント} オリンピック期間中燃え続けていた聖火台。右は日本通算100個目のメダルを記念したモニュメント

四半世紀前の名シーンがよみがえる

1998年(平成10)2月に行われた冬季オリンピック長野大会で、スキージャンプのノーマルヒル&ラージヒル、ノルディック複合前半ノーマルヒルで使用されたジャンプ台。日本選手はここで4個のメダルを獲得。ノルディック複合でも荻原兄弟らが入賞した。特に吹雪のなか行われたラージヒル団体で、岡部・斉藤・原田・船木の4選手が1本目4位からの大逆転で金メダルを獲得したシーンは、今も語り草になっている。あの感動の舞台は今も現役で、年間を通じてトレーニングや大会に使用されている。一般客もリフトとエレベーターでスタートゲートまで上がることができ、ジャンパーたちと同じ視点からその高さと急勾配を実感することができるのだ。もちろん見学に危険はないが、なかなかスリリングな体験になるので、高所恐怖症の人はランディングバーン(着地点)の外周観覧エリアから眺めたほうがいいかもしれない。

生身の体で飛び出して行くテイクオフは、ラージヒルで時速約92km/h。転倒せずに着地できるだけでも超絶技巧だ} 生身の体で飛び出して行くテイクオフは、ラージヒルで時速約92km/h。転倒せずに着地できるだけでも超絶技巧だ

滑り出す選手と同じ景色を見に行く

まずはリフトに乗ってスタートタワーへ。選手たちも利用しているリフトで、飛び出し地点やランディングバーンを真横から見ることができる。ちなみにリフト搬器のナンバー1は、なんと金ピカ。合格必勝のラッキーアイテムとしてチケット売り場で予約して乗る人も多いとか。タワーに着いたら、エレベーターに乗って4階へ。このエレベーターもまた選手が使うもので、最長270cmもあるジャンプ用のスキー板が入るように、天井が非常に高くなっている。4階展望フロアからは2本のジャンプ台と白馬村が一望の下。4階といっても高さ59mのタワー最上階なので、ビルの17階に相当する。

TVでよく見る飛型審判員のいる建物や、スタートのゴーサインを出すコーチボックスもお見逃しなく} TVでよく見る飛型審判員のいる建物や、スタートのゴーサインを出すコーチボックスもお見逃しなく

3階へ下り、いよいよラージヒルのスタートゲートへ。渡り廊下を経てスチールメッシュの急な階段を上るのだが、足下が透けて見えるため、この時点ですでに怖い。なるべく上だけを見て進むと、見学者用の観覧ステージに到着。景色はすばらしいが、それより目の前のスタートゲートの高さと角度、そして遥かな着地点の遠さに身震いがする。スキージャンプがいかに驚異的な競技かを実感できるだろう。一方、ノーマルヒルの観覧ステージは2階にある。ラージヒルより低いにもかかわらず、高度感はそれほど変わらない。

ラージヒルの高低差は138mで最大斜度37.5度。最長不倒記録は140.0m(2022年秋現在)} ラージヒルの高低差は138mで最大斜度37.5度。最長不倒記録は140.0m(2022年秋現在)

白馬オリンピックギャラリー

ノーマルヒルの見学を終えたら、階段を上がって中2階へ。ここは長野大会を中心とした冬季オリンピック・パラリンピックの記念展示スペースになっている。注目は金・銀・銅のメダル。長野大会のメダルには木曽漆(うるし)が使われ、七宝、蒔絵などの技法で精密に細工されている。そのほか公式ユニフォーム、4匹のマスコット・スノーレッツと関連グッズ、ピンバッジのコレクションも並ぶ。ギャラリーの一角にはラージヒル団体4選手のゴールドの足型があり、もう1つのラッキーアイテムとして人気。彼らの勝ち取った金メダルは、夏冬オリンピックを通算して日本勢100個目のメダルだったことを記念して作られたもので、足を重ねれば勝運にあやかれるかも?

メダルの裏側に蒔絵で描かれた信州の山並みもお見逃しなく} メダルの裏側に蒔絵で描かれた信州の山並みもお見逃しなく

冬季五輪史上、最も南に位置するジャンプ台

白馬ジャンプ競技場は1990年(平成2)、オリンピック誘致の目玉として建設が始まった。風の影響が最小になる場所、穏やかな向かい風の吹きやすい場所を探して、3年間も気象観測を繰り返して選定したという。着工の半年後にオリンピック開催が決定。1992年(平成4)に竣工した。ノーマルヒルとラージヒルが並列になったジャンプ台は日本ではここだけだ。白馬ジャンプ競技場は冬季オリンピックの会場としては最も南にあるジャンプ台で、2026年(令和8)に開催予定のミラノ・コルティナ大会の会場よりも南にある。1972年(昭和47)に冬季オリンピックを開催した札幌に比べても気温・湿度ともに高いため、人工降雪設備や世界初の動力によるシュプールカッター(助走路にスキー板の幅の溝を削る機械)などを備えて、コンディションを保っているそうだ。

タワーの中から練習中の選手たちの様子が見学できる} タワーの中から練習中の選手たちの様子が見学できる

夏でも飛べるように整備され、年間を通じて高校・大学生からトップアスリートまでの練習拠点になっている} 夏でも飛べるように整備され、年間を通じて高校・大学生からトップアスリートまでの練習拠点になっている

外周観覧エリアは無料で楽しめる。選手の練習中はスタートの様子などが大型スクリーンに映し出される} 外周観覧エリアは無料で楽しめる。選手の練習中はスタートの様子などが大型スクリーンに映し出される

スポット詳細

住所
長野県北安曇郡白馬村北城 map map 地図
電話番号
0261727611
時間
[4月中旬-11月]8:30-16:30
[12月中旬-3月]9:00-15:30
※選手の練習がある日は短縮
休業日
4月上旬、12月上旬、大会開催時、荒天時
料金
[リフト往復料金]大人460円、小人280円
駐車場
あり(143台)
※無料
クレジットカード
不可
電子マネー/スマートフォン決済
不可
Wi-Fi
なし
コンセント口
なし
喫煙
不可
英語メニュー
あり
滞在目安時間
60分
車椅子での入店
可(要相談。事前にご連絡ください)
乳幼児の入店
雨の日でも楽しめる
はい(雨具をご持参ください)
備考
※コロナウイルス感染症対策のため、特別営業時間となっています。
※ペットは場内への入場は可、リフト乗車不可

情報提供: ナビタイムジャパン

クチコミ

  • スタート地点からの景色は格別です
    4.0 投稿日 : 2022.11.14
    ゴンドラに乗ってエレベーターを乗り継いで最後に階段を登ります。この階段、急勾配でしかも下がスケスケで見えるのでけっこうスリルがあり怖かったです。スタート地点からの景色は格別です。ジャンプ台の先にはオリンピックの表彰台と撮影用のスキー板があって記念撮影できます。ジャンプ台はどこからでも見えるのでただ遠くから眺めるだけの予定でしたが入場料460円でけっこう楽しめました。
  • ジャンプのスタート地点を見ることができるんです
    5.0 投稿日 : 2022.11.08
    白馬にあるジャンプ台が、白馬ジャンプ競技場です。 ノーマルヒルとラージヒルのジャンプ台が並んでいますが、その真ん中にリフトがあります。このリフトに乗って、一番高いところにあるスタートタワーに行くことができるんです。ジャンプ台のスタート地点がすぐ間近に見えるので、選手の目線が実感できました。
  • ジャンプ台のてっぺんまで行けるんです
    4.0 投稿日 : 2022.10.20
    長野オリンピックのジャンプ会場だった白馬ジャンプ競技場。白馬の山々がとてつもない大きさで迫っている中にあるので、白馬の市街地近くからみると、とても小さく見えます。ジャンプ台の下に駐車場があり、そこから、リフトに乗ってジャンプ台の上まで登ることができました。 その途中、ジャンプ台の真横を通るので、ジャンプ台の急こう配さがよくわかります。さらに、一番上に立つと、アプローチもよく見えて、「ここを滑り...

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アクセス

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