ハルニレテラス

川の流れに沿って造られたハルニレテラスに続く遊歩道

ハルニレと共生するショッピングスポット

JR軽井沢駅から車で約15分、しなの鉄道中軽井沢駅から徒歩約17分。ハルニレテラスは、軽井沢星野エリアの川沿いにある。コンセプトは「軽井沢の日常」。洗練された軽井沢での暮らしをイメージできるような、衣食住に関する店舗が軒を連ねている。
ここには、ハルニレの木が多く自生している。店と店をつなぐウッドデッキは、いたるところに段差があるが、ハルニレの木々の根っこを守るために、もともとの土地のこう配に合わせてウッドデッキを造り、その成長を妨げないようにしているのだ。2009年(平成21)のオープン以来、自然とともに成長している。

ウッドデッキでつながる店舗でショッピングを楽しむ

朝も昼も夜も、暮らしを楽しむ店

イタリアン、中華、そばなどの飲食店のほか、デリやワインを持ち帰りできる店や、夏場は朝7時から営業しているカフェやパン屋もある。爽やかな日差しを浴びながら、モーニングを楽しむのも良い。ほとんどの店舗でテイクアウトが可能。また、質の高い自然素材を使った雑貨・寝具・家具店もそろう。店舗の多くが軽井沢を拠点としており、軽井沢らしいライフスタイルを体感できる。
夜には、各店舗の軒下がライティングされるので、静かな川の音を聞きながら、テラスでディナーをとるのもおすすめ。軽井沢駅を出発する東京方面の新幹線は22時台まであるので、ゆったり楽しむことができる。

テラスから少し川辺に下ったところにある「お昼寝デッキ」。木漏れ日を浴びながらまどろむ時間を

夜のハルニレテラス。昼とは違う雰囲気で楽しんで

自然を満喫するおすすめ散策ルート

ハルニレテラスにつながる遊歩道は、川の流れに沿ってゆるやかな斜面を生かして造られている。散策のおすすめルートは、ケラ池のほとりにある入り口から歩き始めてハルニレテラスまで下ってくるルート。車なら「村民食堂」横の駐車場が便利。軽井沢駅からの路線バス停留所も近くにある。この遊歩道は、クッション性の高いウッドチップが敷かれており歩きやすい。川に近づいたり、離れたりしながら歩くので、水の音の変化も楽しい。夏場は水しぶきがミストのようになり、天然のクーラーに。また、ハルニレ、カラマツ、モミジが多く自生しており、秋は紅葉も美しい。いくつか腰を下ろせるスポットもある。10分ほどでハルニレテラスに到着。

遊歩道では川の近くまで寄ることができる。絵になる風景も多数

温泉やアクティビティも

遊歩道に続く「星野温泉 トンボの湯」は源泉かけ流しの「美肌の湯」。施設横には、湯上がりをゆったり過ごせる広場があり、季節ごとのイベントスペースにもなっていて、クリスマスシーズンは大きなモミの木がクリスマスツリーに変身する。紅葉が始まると、近くにあるケラ池はスケートリンクになり、3月初旬までスケートを楽しむことができる。ここから少し足を延ばすと「軽井沢高原教会」や「石の教会 内村鑑三記念堂」も。100年以上の歴史がある軽井沢星野エリア。ゆっくりと巡ってみると、文豪や芸術家に愛されてきたその魅力がよくわかる。

星野温泉 トンボの湯。内湯と露天風呂があり、とろりとした泉質が特徴

高さ10mのもみの木がツリーに。冬の軽井沢星野エリアにもお楽しみがたくさん