大阪城公園

大阪城公園で開放感あふれる園内を悠々と巡ろう！

誰もが知る戦国武将といえば豊臣秀吉。大阪城は、豊臣から徳川の世へと時代が移り、現在までに戦や落雷で何度その姿を失っても再建されてきた。その大阪城を中心に広がる、緑豊かな広大な敷地の公園は、散歩にエンタメ、歴史学習と、すべての人が楽しめるスポットだ。

西の丸庭園からみた大阪城

1997年(平成9)に行われた、平成の大改修によって現在の姿となった大阪城。戦や落雷で何度も焼失したにもかかわらず、再建され、大阪の一大観光スポットとなっている。大阪城公園では大阪城をさまざまな位置から見物することができる。天守閣に最も近づくには、天守閣を中心に北の極楽橋、南の桜門を通る2ルートがある。桜門から入ると、本丸から真正面に天守閣を見ることができ、広々としたスペースにはベンチも。また、本丸には1970年(昭和45)に大阪で開催された日本万国博覧会(大阪万博)の記念に作られたタイムカプセルが埋められている。開封は6970年とのこと。埋められているタイムカプセル本体の見本は、大阪歴史博物館で見ることができる。

桜門から入ると大阪城が正面に見える

1970年(昭和45)に埋められたカプセルが、こちらに眠っている

さまざまなエンターテインメントの中心として日々発展している大阪城公園。2019年(平成31)に開業した「COOL JAPAN PARK OSAKA(くーるじゃぱんぱーくおおさか)」もそのひとつだ。お笑い、ミュージカル、ライブなどさまざまなエンタメを楽しむことができる。また、大阪城公園内にある豊國神社は芸事のご利益があることでも知られている。上達したいことがあるなら、ぜひ参拝しておきたい。大阪城ホール、通称「城ホ」は最大収容人数1万6000人のビッグホール。有名アーティストのライブも多く開催され、例年イベントにライブに利用される人気施設だ。

習い事など、芸事上達のご利益があるという豊國神社

大阪城公園の広さは東京ドーム23個分といわれている。とにかく広いので、歩いて回ろうとすると、途中で行き倒れてしまうかも！？　大阪城公園内を走る乗り物を利用して、楽しく楽チンに巡る大阪城公園の散策プランも押さえておきたい。大阪城公園内はロードトレインとエレクトリックカーの2種類の乗り物でまわることができる。駅の看板で時刻をチェックして、券売機でチケットを買おう。行き先がわからなければスタッフに声をかけて。乗り換えなどの情報を教えてくれる。また、大阪城公園内走行中には天守閣も見ることができる。車内の楽しいアナウンスに耳を傾けると、大阪城についてちょっぴり詳しくなれるかも。

車内では楽しいアナウンスが流れるロードトレイン

車窓から見る大阪城も情緒があり、なかなか良いもの

大阪城公園内には、食事やカフェでひと息つけるスポットも。JO-TERRACE OSAKA(じょーてらすおおさか)はJR大阪城公園駅を出てすぐ。レストランやカフェ、ランニングベースもあり、多くの人が行き交うスポットだ。コーヒーをテイクアウトして公園を歩きながら飲むも良し、がっつりおなかを満たすも良し。ロードトレイン駅もあるので、ここを拠点に大阪城公園をまわるのも一案。また、本丸内にあるMIRAIZA OSAKA-JO(みらいざおおさかじょう)は、カフェやレストランでゆっくりすることができる。1931年(昭和6)に建てられた建物にも注目。その堂々たる姿に、一度入ってみたくなること間違いなし。

重厚感漂う外観。ちょっと休憩するのに最適！