石垣やいま村

○○の森/里、ふるさと村/自然の家等

八重山の自然と文化を体験できるテーマパーク

日本最南端かつ最西端にあるテーマパーク。亜熱帯の緑のなかに赤瓦屋根の古民家が並び、古き良き八重山の暮らしを感じることができる。2020年(令和2)からは名蔵(なぐら)ドライブインとして、お土産市場や食堂だけの利用もできるようになった。

サンゴの石垣に囲まれた古民家が移築されている、緑いっぱいの村内} サンゴの石垣に囲まれた古民家が移築されている、緑いっぱいの村内

沖縄本島とはまた違う八重山の文化に触れる

受付を済ませて村内に入ると、目の前に広がるのは約100年前の石垣島の風景。1900年代に建てられた民家がいくつか移築されており、なかには国の重要文化財に指定されているものもある。屋敷内の間取りや縁側、裏庭にある豚小屋など、島の風土に合わせた八重山独特の家の造りがおもしろい。釘を1本も使っていないという牧志邸では、地元のお母さんが民具や八重山民謡について楽しく説明してくれる。どこからともなく流れてくる三線(さんしん)の音色を聞きながら緑に囲まれた屋敷を巡り、途中の茶屋で沖縄ならではのドリンクやおやつを買って食べるのも楽しい。緑の広場にある遠見台「アンパル塔」に登れば、名蔵湾の絶景と、天気が良ければ遠くに竹富島や西表島の島影を望むこともできる。

牧志邸には草編みや音楽について説明してくれる地元のお母さんがいることも} 牧志邸には草編みや音楽について説明してくれる地元のお母さんがいることも

琉球石灰岩を積み上げた遠見台からは名蔵湾の絶景を望める} 琉球石灰岩を積み上げた遠見台からは名蔵湾の絶景を望める

小さなリスザルとの触れ合いを満喫

屋敷が並ぶエリアの近くには、石垣島と西表島だけに生息する天然記念物のカンムリワシのケージや、開拓の際に台湾から持ち込まれた水牛の池などもあり、動物たちとの出合いも楽しめる。なかでも人気を集めているのはリスザルの森でのエサやり(コロナの感染状況によってはできない場合がある)。年間を通じて温暖な石垣島の気候は熱帯生まれのリスザルにとって過ごしやすく、手のひらに乗るほどの小さなサルたちがいつでも元気に走り回っている。ケージの入り口で荷物を預け、ポケットの中も空にしてから森に入ると、人馴れしているリスザルたちがすぐ近くにやってきて、ときには手や肩に乗ることも。自然に近い環境で飼育されているため、服が汚れることもあるので注意しよう。

人なつっこいリスザルたちに直接エサをあげることができる} 人なつっこいリスザルたちに直接エサをあげることができる

ラムサール条約の登録地「名蔵アンパル」の観察コースも

村内の「マングローブ散策路」の案内に沿って林のなかを抜けると、マングローブの湿地帯を観察できるコースにたどり着く。ここは、2005年(平成17)に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録された「名蔵アンパル」と呼ばれる地域で、ボードウォークの整備された干潟では大きなシジミやシオマネキなどの生き物を間近で観察することができる。運が良ければ、八重山だけに生息するセマルハコガメやキシノウエトカゲなどの希少な動物にも出合えるかもしれない。村内散策のあとには、地元でも人気の「あんぱる食堂」で八重山そばを食べるのもおすすめだ。2020年(令和2)からは「名蔵ドライブイン」として、食堂やお土産市場、島ぞうりアートなどのものづくり体験、琉装を着ての撮影などが入村料なしで楽しめるようになった。市街地から川平湾(かびらわん)方面にドライブする際に気軽に立ち寄ってみよう。

多様な生物のゆりかごになっている名蔵アンパルのマングローブ林} 多様な生物のゆりかごになっている名蔵アンパルのマングローブ林

干潟では片方の爪が大きいカニ、シオマネキを間近に観察できる} 干潟では片方の爪が大きいカニ、シオマネキを間近に観察できる

名蔵湾を見渡せる「名蔵ドライブイン」のテラス席} 名蔵湾を見渡せる「名蔵ドライブイン」のテラス席

スポット詳細

更新日:2024.04.23

住所
沖縄県石垣市名蔵967-1 map map 地図
電話番号
0980828798
時間
9:00-17:30(最終受付17:00)
料金
【入場料】
[大人]1,000円
[小人(3-12歳)]500円
駐車場
あり(約100台)

情報提供: ナビタイムジャパン

このスポットを紹介している記事

アクセス

map map 地図

最寄り

          周辺の駅はありません。 周辺のバス停はありません。 周辺の駐車場はありません。 周辺のインターチェンジはありません。

          このスポットを共有

          back

          クリップボードにコピーしました