瀬長島

豊見城発祥伝説が残り、現在は楽園のような賑わいをみせる

那覇空港の南1.5kmに位置する小さな島。戦前までは拝所が多く神の島とも呼ばれたが、戦後、米軍に接収されその姿を変えたという。現在は商業施設の瀬長島ウミカジテラスやホテルが立ち、多くの観光客が訪れる。

本島と海中道路で結ばれた瀬長島。飛行機上空からの写真} 本島と海中道路で結ばれた瀬長島。飛行機上空からの写真

那覇空港から近く飛行機の離発着を間近に見学できる

国道331号小禄バイパスと豊見城道路が交わる、瀬長交差点が瀬長島への入り口だ。瀬長島は那覇空港の南、沖縄本島の西に浮かぶ周囲約1.8kmの離島だが、現在は全長約600mの海中道路で本島と結ばれているため徒歩や車で行くことができる。海中道路の上空を横切るように飛行機の離発着ルートが設定され、気象条件や風向きによっては、飛行機が頭上をかすめるように通過していく。また島の高台からは那覇空港の滑走路を眺めることができ、次々と離発着する飛行機の様子はこの島の見どころのひとつとなっている。

航空機ファンでなくても一見の価値あり} 航空機ファンでなくても一見の価値あり

スイーツやグルメ、温泉も楽しめる観光客に人気の島に

瀬長島に渡ると道路は直進方向と左折方向に分かれるが、左折するとスムーズに島を一周できる。島を一周する道路は終始海沿いを走るため爽快だ。数分で瀬長島ウミカジテラスの駐車場へと到着する。ここで道路は直進と右折の二手に分かれる。直進すると左手に海、右手に瀬長島ウミカジテラスの白亜の建物を見ながらのドライブになり、さながら海外のリゾートに来たような気分を味わえる。そのまま進むと海中道路へと到着し島をぐるりと一周したことになる。瀬長島ウミカジテラスの駐車場を右折すると島の高台へと道路は続く。ここには琉球温泉瀬長島ホテルがあり、地下1000mから湧き出す天然温泉を利用した龍神の湯が有名。宿泊客以外でも利用できるので旅の疲れを癒やすのにおすすめだ。

スイーツやグルメを中心に約30店が集まる瀬長島ウミカジテラス} スイーツやグルメを中心に約30店が集まる瀬長島ウミカジテラス

かつては神の島と謳われた聖なる島だった

今でこそリゾートの雰囲気が漂う瀬長島だが、琉球開闢(かいびゃく)の神、アマミキヨの子、南海大神加那志(なんかいうふがみがなし)が瀬長島に集落を設けたという神話が伝わっている。戦前まで島内には、瀬長グスクの遺構をはじめ、子宝祈願とともに誕生する新生児の性別を占った「子宝岩(イシイリー)」をはじめとする遺跡や拝所、井泉等が残り、信仰の対象とされていた。戦後、瀬長島は米軍に接収され、やむなく島民や島の拝所は対岸の本島へ移ることになった。米軍は島に弾薬庫などの施設を置くため遺構の多くが破壊されたという。1977年(昭和52)に瀬長島は返還されたが、戦前までの面影はほとんど残っていない。

2015(平成27)に復元された子宝岩} 2015(平成27)に復元された子宝岩

サンセットの名所としても知られている} サンセットの名所としても知られている

展望台からは青い海に伸びた那覇空港第二滑走路が一望できる} 展望台からは青い海に伸びた那覇空港第二滑走路が一望できる

スポット詳細

住所
沖縄県豊見城市瀬長 map map 地図

情報提供: ナビタイムジャパン

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