上津屋橋(流れ橋)

映画や時代劇でおなじみの、木津川に架かる日本最長級の木橋

洪水時にあえて橋板を流し、橋全体が流れることを避けた流れ橋。江戸時代にタイムスリップしたかのような橋は、時代劇のロケ地としても知られ、観光スポットとしても注目を集めている。

欄干のない流れ橋はスリル満点 欄干のない流れ橋はスリル満点

八幡市と対岸の久御山町を結ぶ木橋

流れ橋へは、石清水八幡宮駅から路線バスで約15分。1953年(昭和28)に、渡し舟に代わるものとして架設され、正式名は上津屋(こうづや)橋という。全長356.5mに及ぶ日本最長級の木造橋だ。この橋のすごいところは、台風や豪雨で水位が上がった際には、「流されてもかまわない」という発想に基づき設計されている点。洪水による損害を最小限にする技術者の努力と、自然に逆らわず暮らしてきた地域の知恵とが生み出したものだといえる。それゆえ、造りは丸太の橋脚に橋板を渡しただけの簡素なもの。この姿が日本の原風景を思わせるとして、数え切れないほどの映画や時代劇が撮影されてきた。『水戸黄門』『銭形平次』『必殺仕事人』などそうそうたる面々がこの橋を渡っている。

八幡市側からの眺め。遠くには比叡山(左端)も見える 八幡市側からの眺め。遠くには比叡山(左端)も見える

流れた橋はどうする!? その仕組みをチェック

ここで橋の原理をおさらいしてみよう。まず、大雨で増水すると橋板が浮かび上がる。川の流れが激しさを増すと、橋板は流されるが、ワイヤーで橋脚に固定されているため下流まで流されることはない。水が引いたあと、橋板を回収し元の橋脚へ戻せば、復旧完了だ。

川原からは橋脚部分の仕組みがよくわかる 川原からは橋脚部分の仕組みがよくわかる

過去には、23回もの流出を繰り返している流れ橋。直近では、2011-2014年(平成23-26)まで4年連続で流出を記録している。このため、2015年(平成27)には橋板の高さを上げたり、橋の一部をコンクリート化し、流れにくい構造に変更したそうだ。実際に歩くと、橋の両サイドにはワイヤーロープが渡されており、それが下へ垂らされ、橋脚に固定されていることを確認できる。

ワイヤーの両端は端板と橋脚に固定されている ワイヤーの両端は端板と橋脚に固定されている

河川敷には茶畑やサイクリングロードも

橋は歩行者のみが通行できる(自転車、二輪車は押し歩く)。360度さえぎるもののない開けた視界は気分も爽快。対岸まで行って戻ってくるだけでも、ちょっとしたリフレッシュになる。また、川沿いには嵐山から木津川市まで全長45kmの木津川サイクリングロードが整備されており、サイクリストたちの姿を見かけることも多い。

久御山町側からの眺め。木津川には水が流れている 久御山町側からの眺め。木津川には水が流れている

そして、河川敷で見逃せないのが茶畑。宇治をはじめとする京都府南部は茶どころとして知られているが、茶畑というと山肌を覆う一面の緑、そんな風景を想像することが多いのではないだろうか? ここでは、抹茶の原料となる甜茶(てんちゃ)が栽培されており、川原の砂地で育てられたものは「浜茶」と呼ばれる。山茶より鮮やかな色合いになるのが特徴だ。歩いてすぐの「やわた流れ橋交流プラザ四季彩館」には、レストランや農産物の販売所も併設、浜茶もここで購入できる。流れ橋を訪れた際には、ぜひ立ち寄りたい。

八幡市側でも久御山町(くみやまちょう)側でも茶が栽培されている 八幡市側でも久御山町(くみやまちょう)側でも茶が栽培されている

スポット詳細

住所
京都府八幡市上津屋
電話番号
0759832853
休業日
無休
料金
無料
駐車場
あり(流れ橋から徒歩5分にある施設「四季彩館」56台、流れ橋約30台)
クレジットカード
不可
備考
※問合せ先は八幡市商工観光課

情報提供: ナビタイムジャパン

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