京都 おはりばこ

雑貨

人生のハレの日を彩る!小さな布をつまんで仕上げる「つまみ細工」

芸舞妓さんのかんざしにも用いられる「つまみ細工」。文字どおり、布をつまんで花びらをかたちづくる細工は芸術作品のように美しい。そんな華やかなつまみ細工を使った小物を手がけるのが「京都 おはりばこ」だ。

つまみ方によって、花びらのかたちはさまざま} つまみ方によって、花びらのかたちはさまざま

大徳寺のすぐ隣にある「かんざし屋さん」

「京都 おはりばこ」は、戦国武将や千利休にゆかりの深い洛北の名刹・大徳寺(だいとくじ)のほど近くにある。市街地とは異なる落ち着いた雰囲気の漂うエリアで、周辺を散策していると、この地に暮らす人たちの息遣いを感じられるようだ。京都駅からのアクセスは、地下鉄で北大路駅まで向かい、市バスに乗り換え、バス停「大徳寺前」で下りるのが便利。バス停から北へ徒歩2分ほど歩けばたどり着く。白を基調とした明るい印象の外観は、まちに溶け込みながらもさりげなく目をひき、思わずのぞいてみたくなる。店内に並ぶのは、「つまみ細工」で彩られたかんざしや小物たち。色とりどりのアイテムを眺めていると、心が華やいでいくようだ。

ガラス張りで明るい雰囲気の外観} ガラス張りで明るい雰囲気の外観

店内には大小さまざまな「つまみ細工」がずらりと並ぶ} 店内には大小さまざまな「つまみ細工」がずらりと並ぶ

小さな花びらを組み合わせて表現

「京都 おはりばこ」は今からおよそ75年前に、織物に欠かせない糸屋として西陣で創業したことに始まる。そのため、「つまみ細工」に用いる生地には特にこだわって選び抜いている。生地には京丹後産正絹綸子(しょうけんりんず)を用い、別注色に染め上げる。「つまみ細工」はおもに、髪飾りとして使われることから、女性の肌や顔に映える色合いに調整し、仕上げているという。人を彩る髪飾りであることを大切にしている「京都 おはりばこ」ならではのこだわりだ。

同じかたちのかんざしでも、その色使いで随分と印象が変わる} 同じかたちのかんざしでも、その色使いで随分と印象が変わる

染め上げた生地は、小さな正方形に整えられ、ピンセットでつまむようにして折りたたんだりひっくり返したりしながら、美しい花びらのかたちに仕上げていく。このときの花びらのかたちによって、梅になったり菊になったり、ときには桜になったりと、その姿を変えていく。完成された作品を眺めていると、花びらのつまみ方は何通りもあるように感じるが、大きくは2通りだというから驚きだ。一つひとつの花びらをどのように組み合わせて、どこまで美しく仕上げられるかが職人の腕の見せどころだという。

ハレの日も日常も彩る「つまみ細工」

「京都 おはりばこ」で手がけるのは、七五三から成人式、更には結婚式といったハレの日を彩る髪飾りだ。伝統的な技術を用いながらも、色使いは現代風にアレンジしているものも多いため、洋髪にも上手くマッチする。かんざしだけでなく、クリップやピン、小物入れといったふだんから使いやすい商品も多いので、「つまみ細工」でさりげなく日常を彩るのもおすすめだ。

「下がりつきミニクリップ」1760円。シルバーの「下がり」が大人っぽい雰囲気} 「下がりつきミニクリップ」1760円。シルバーの「下がり」が大人っぽい雰囲気

また、羽子板などで使われる「押し絵(おしえ)」の技術を用いた商品もそろう。ぷっくりと立体感のある細工がかわいらしいと、こちらも評判だ。「京都 おはりばこ」では、つまみ細工の体験や教室も行っているので、「自分で作ってみたい」という人はぜひチャレンジしてみてはいかが。

古布を使った押し絵の根付は、千鳥や亀、猫などの動物のほか、ツバキや桜など種類も豊富} 古布を使った押し絵の根付は、千鳥や亀、猫などの動物のほか、ツバキや桜など種類も豊富

花の細工の上に、ちょこんと乗ったウサギの押し絵がかわいらしい} 花の細工の上に、ちょこんと乗ったウサギの押し絵がかわいらしい

スポット詳細

住所
京都府京都市北区紫野門前町25 map map 地図
電話番号
0754950119
時間
10:00-17:00
休業日
駐車場
あり(近接コインパーキング、3,000円以上のお買い上げで補助有)
クレジットカード
電子マネー/スマートフォン決済
可(Suica、PASMO、QUICPay、iD、Apple Pay)

情報提供: ナビタイムジャパン

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最寄り

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